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#8 【関西】たましい震える洗礼旅② ~七里ヶ浜、獅子岩、花の窟神社(三重)~

こんにちは。
ineです。

昨日公開した「関西旅①」は、ご覧いただけましたか。
『太陽の塔』を通じて、岡本太郎先生の爆発的なエネルギーをまざまざと見せつけられた関西旅の初日。そこからはじまる旅本番も、こりゃきっとすごいことになるな、という予感めいたものがありました。

①はこちら☟

それでは早速、続編を書いていくとします。

【大阪☞三重】スペシャル旅へ出発

旅2日目。9:00新大阪駅集合。
この日から、山伏さんがガイドをされるツアーに参加することになっていました。2泊3日で“神々が住まう、蘇りの聖地・熊野”を旅するという企画。この旅に参加するために、前日から大阪入りしていたのです。

「熊野」といえば、2020年に熊野古道の中辺路ルートを巡礼旅(約40㎞ほどを歩いて旅しました)の体験がありまして。これが強烈なインパクトとなって記憶に刻まれ、「熊野」はわたしにとって特別な場所になっていました。今回のツアーは、当時、熊野巡礼のゴールだった『熊野本宮大社』をはじめ、そのときには行けなかったエリアも組み込まれているとのことで、お礼参りもかねて行かねばと、申し込み。

待ち合わせ場所には、ガイドさんと、わたしのほかに女性が2人。どちらも一人参加とのことで、似た者同士がこうやって自然と引き寄せ合うのだなあと(そうそう、このとき3人共に、手相の「離れ型」だったこともあとから判明! ご縁ってほんとおもしろい)。

山伏ガイドさんの旅は、これが2度目の参加。はじめてのときも、すばらしい経験ができて、なによりガイドさんの知識量が抜群なんです。神社仏閣の話から、目に見えない世界の話、神聖な場所でのマナーなど、興味がつきない話ばかり。旅の要素として、“学べる”ってところもポイントが高い! 
専門知識のあるガイドさんが案内してくれるのは、“旅の醍醐味”でもありますが、これが団体旅行だと、間近で話を聞けることは少ないので。しかもご時世的にも団体でゾロゾロいくのは、気が引ける。

少人数ならではのプライベート感と自由度、かつ細やかな対応が受けられるということで安心して参加することにしました。

移動は、ガイドさんの車で。大阪の都市部に別れを告げて、いってきます!

【三重】雨の禊と虹のあと、世界遺産へ

道中からほんと不思議づくしでした。晴れているかと思ったら、雨が降り、また晴れて。移動中だけで、虹が3回も出たんです! 普段めったに虹にはお目にかかれないので、この景色を見せられたことも、歓迎の印かもしれません。雨の禊もしっかりと済ませて。

到着したのは、三重県熊野市の景勝地『獅子岩(ししいわ)』(世界遺産)。その姿は、勇ましく、海に向かって吠えているようでした。

この南側にもう一つ岩があり、この2つの岩が、近くにある『大馬神社』の狛犬の役割を担っているそうです。

熊野灘に向かって吠える『獅子岩』。こちらが雄岩の役割
目の前は開放感抜群の『七里ヶ浜』
裸足になってアーシング。玉砂利が足ツボを刺激してイテテテテ。これも禊か!


日本最古の神社へ呼ばれる

『獅子岩』のあとは、車ですぐの『花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)』(世界遺産)へ。こちらは、日本書記で国生みの舞台として登場する日本最古の神社。「伊邪那美命(イザナミノミコト)」のお墓でもあるそうです。

日本最古の『花の窟神社』

とても気持ちの良い森のような参道を抜けていくと、高さ70mもの巨大な岩が現れます。それが御神体。ここでわたしは、初めての体感が押し寄せてきました。岩のある神聖な場所へ足を踏み入れた瞬間、いきなり込み上げてくるものがあったのです。目頭が急に熱くなり、身体が熱を帯びている。

これまで数々の神社へ参拝してきましたが、こんなのはじめて。

神々しい御神体

それだけで、ここが特別な場所なのだと感じました。

ただ静かにここに居たい。この時ばかりは、ガイドさんのお話も耳に入ってこず。参拝のひと時は、静寂と共に過ぎて行きました。

『花の窟神社』にご案内いただいたことに、ただただ感謝するばかりです。


③へつづく…

文・写真/ine


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