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下北沢の居心地がいい理由

こんにちは、エイです。

今回は、下北沢を歩いてみて、ふと思ったことを徒然に書いた、らくがき言葉の文字起こしです。


下北沢というのは、本当に不思議な街です。

近くに明大前駅などがあることから、「学生の街」として知られています。

確かに、この街には成熟しきらない発展途上の空気がただよっています。

青春そのものが街になったみたいな、そんな空気感です。


行き交う人の服装は皆様々で自由。

楽器を背負っているバンドマンや、呼び込みをする駆け出しの芸人。


何かを目指し、何かになりたい人たちが、旅をしている街です。

だから、どんな格好、装いでも、この街には自然と溶け込みます。


そんな街でふと思ったつぶやきを、どうか聞いてください。

書き直したものは、はてなブログ版にも載せる予定です。

そちらもどうぞ。


らくがき言葉 場所:下北沢


ここにある服は千差万別。

媚びることを忘れ、ことごとくが

「着れるもんなら着てみろ」

「私が着こなせるか?」

と戦いを挑んでくる。

予想外の柄、色、形

布地の組み合わせ

値段(驚くほど安かったり高かったりする)

ここには、およそ「正解」といえるものがない

「トレンド」を押し付けない

ただひたすらに、己の主人が持つ強い主張を叫び続けている

人の集まりに差はあれど、とがめる者はない


初めて訪れたときは、全ての人が恐ろしく見えたものだ

「ファッション」という常識、一貫された概念をもつ人々の集まりだと。

しかし、考えてみれば、ここに言葉はない。

「ストール」を「襟巻き」と言おうが

「ボーダー」「ストライプ」を「横縞」「縦縞」と言おうが

着てしまえば、それで完成する。


知識や常識より、優先すべきは感覚や個性だ。

ある意味で自由だ。

言葉の概念のないこの街は、言葉に疲れた時、安らぎをくれる。

歌詞のわからぬ音楽、読めない看板。

これこそ癒しである。

「エモい」という若者言葉が、このえもいわれえぬ心地よさを言い表している。


文章、文学は、「悲」「怒」「苦悩」に刻まれ、反して音楽、踊り、衣服は喜びや楽しさ、豊かさの前に現れる


幸福になる一番の近道は、文を捨てることにあるやもしれぬ。

しかし、今は、まだ文を捨てられぬ。

まだ、文より深い病の中にあるからだ。

文が希望の計画となり、やがて消えるその時までは、私のよき相棒でいてもらおう

しかし、願わくば、幸福、喜び、楽しさ、豊かさを象る文を作れれば、これ幸いである



エイでした。

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