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愛ある人

人は何のために生きるのかと問われたら、愛ある人になるために
生きると答えるわけである。

いや、人は本来、愛ある人間であるゆえ、自分が愛そのものである
ことに気づくために生きるのだと
答えるわけである。

人は、生まれついての、
愛情深い存在である。

愛情深いとは、愛と恐れを
兼ね備えていることである。

それゆえ、人はこの恐れに
根差した価値観、こだわりや執着を後生大事に抱えているわけである。

そして、それらを含め、
自分だと思い込んでいる
わけである。

だから、人生では、
艱難辛苦に出くわすわけである。

これでもかというくらい、
恥をさらし、無力な自分に
出くわすわけである。

そうやって、自分自身の恐れを
味わい尽くせば、
それで良いのである。

そして、その時に、
人生から降り注がれた
無償の愛にも気づけば良いので
ある。

そうすれば、執着や不自由な
価値観を捨てることができる
のである。

だからまず、自分自身に注がれた
数多の愛に気づくことなのである。

両親をはじめとした方々から、
与えられた愛に気づくことなのである。

そうすれば、ワクワクすることに
出逢い、夢中になることに胸踊らせる人生が待っている。

そして、同時に、満身創痍で、
五里霧中、四面楚歌の人生も
また待ち構えているのである。

すべては、愛情ある人間から、
愛ある人間になるためである。

愛ある人間であることに
気づくためである。

人生は、そのために、
ありとあらゆる手を使い、
自分という人間を目覚めさせる
のである。


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