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透野未来(とうのみき)彩波出版&藍研究家
2024年8月16日 01:42
いい季節になりました。すごく暑いですが、タデアイの生葉で遊べるいいシーズンです。 生葉染め・叩き染めは、日光をたっぷり浴び続けた今の季節の肉厚な葉で行うと、とても楽しめます。また、自然乾燥葉とレンジ乾燥葉を作り溜めるのも今がいいですね。 このところ毎日タデアイを収穫して、次の本のための実験・検証・記録を続けています。今回の本では、タデアイを使った家庭で楽しめる染色と美容アイテムとしての応用
2024年5月28日 02:01
タデアイの生葉で、澄んだ色かつ色落ちしにくく染めるコツ、のご案内です。でもこの方法は、タデアイの葉をたくさん使うという点で原料調達のハードルが高くなります。技術的には全く難しくありませんので、「今年は藍をたくさん植えた」という方にはぜひ取り組んでいただきたい染色作業です。 今回は、絹を生葉染する場合についてのコツをご案内いたします。生葉染の色が濁る理由 よく見かける生葉染の生地の色のほとん
2024年5月6日 15:15
タデアイの中でインジカン(藍色に発色する前の成分)を含んでいない部位として、蒅(すくも)作りでは基本的に除去される茎。 けれどもしかして、意外と役に立ってきたのかもしれないと考えられる記述や体感があるので、まとめてみようと思います。 藍染めの下準備にお役に立つことがあるかもしれません。アミノ酸(タンパク質)を豊富に含む茎 タデアイの全草にアミノ酸(タンパク質)が豊富に含まれています。これ
2024年3月30日 21:50
noteでアカウントを作って記事を書くようになってからずっと、「藍染め 儲かる」「藍染め 儲けられる」というキーワード検索で訪問される方が後を断ちません。そして、私はその期待に応えられるような記事を一度も書いたことがありません。今回もその期待に応えるために書く記事ではありませんが、もしかしたらちょっとしたヒントになるかもしれません。阿波大尽の誕生 江戸時代、藍染の染料となる藍玉(蒅をついて固
2024年3月10日 22:42
久しぶりに在庫を補充した藍晶。 自分たちの畑からこの色ができていると思うと、嬉しくなります。作り始めて今年で12年ですが、墨師さんの元から墨たちが到着すると、いつも本当に嬉しいのです。タデアイからでも沈殿藍は作れる 私の藍染めの師匠は、沈殿藍をタデアイから作ることはできないと思っていたそうです。だから、私たちが徳島県で栽培したタデアイで沈殿藍を精製していることを知った時は驚かれたと、ご本人
2023年3月19日 20:43
しばらく販売を止めていたのですが、おもむろに再開しました。一年草の楽しみ 藍色工房時代には常にラインナップしていたタデアイの種。久しぶりにラインナップしました。しかも当時は10粒で350円だったのに、今回から100粒以上入って550円(込・送料無料)と、お得モードまっしぐらです。 栽培方法をご案内したリーフレットもお付けしてお届けします。 1年草の楽しみは、毎年種を蒔き、芽吹きを待ち、
2023年3月15日 14:12
一年草のタデアイは毎年種まきをする必要があります。今年も静かに栽培シーズンが始まっています。 今年はどんな栽培暦になるのかな…。タデアイの種まきのコツ タデアイの小さな種を蒔くのにコツもへったくれもないと、かつては思っていました。ところが、「芽が出ない。。。」というお問い合わせを今までに何度かいただき、コツだと思っていなかったことをコツとしてお伝えしなければならないことに気が付きました。