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【インド旅行】インドの沖縄(アンダマン・ニコバル諸島)

インドに「アンダマン・ニコバル諸島」というインド人にとってのリゾート地である諸島があります。
本記事では、私がこのアンダマン・ニコバル諸島のうちの、いくつかの島へ旅行した時の記録+おすすめポイントをまとめます。

インド領土のアンダマン・ニコバル諸島は、一口にインドと言っても、地理的にはインド本土からは飛行機で移動しなければならない距離にあります。

赤矢印の先にある島々が「アンダマン・ニコバル諸島」

上述の通り、民間のインド人の間ではマリンスポーツや海鮮料理が有名でリゾート地のような立ち位置ゆえに、ちょうど日本の沖縄のようなイメージです。このため、アンダマン・ニコバル諸島を地理的・定性的なイメージから「インドの沖縄」としています。


おすすめの時期

11月下旬〜3月がおすすめです。


私がアンダマン・ニコバル諸島で休暇を過ごしたのは11月で、季節的には一応「冬」にあたるのですが、実際には気温最低23度最高30度くらいで、日本人にはちょうどいい気候でした。

気温が日中30度程でも、インド(アンダマン・ニコバル諸島含む)では日本ほど湿度が高くないので、じめじめ汗をかいて嫌になるような体感ではありませんでした。

以下の記事に、年間気候の詳細が記載されています。

5月〜9月・10月は気温も高い上、降水量も多いのであまりおすすめしません。

私がアンダマン・ニコバル諸島へ行った11月も降水量が高いようですが、10分〜20分ほどのスコールが時折あるだけで、日本のように半日も雨が降り続けるようなことはありませんでした。

アクセス

アンダマン・ニコバル諸島にあるポート・ブレアー(Port Blair)に「Veer Savarkar International Airport」(通称IXZ)という国際空港があります。
インド国内の各空港や一部の近隣国から便が出ています。

アンダマン・ニコバル諸島の地図です。

ざっくり上半分がアンダマン諸島で、下半分がニコバル諸島

空港のあるポートブレアー(Port Blair)はアンダマン諸島で★マークがついているところにあります。

私が訪れた2つの島は
・Port Blair(空港のある島)
・Havelock(Port Blairの右上)
でした。島と島の間は事前予約したフェリーで移動します。

時間の過ごし方

ビーチ散歩

朝や夕方にはビーチで日の入りや日の出を見ることができます。

日の出を見ました

なお、野良犬が歩いて近寄ってきたりします。
びっくりした様子を見せたり、走る・小走りで逃げようとすると、走って追いかけてくる可能性が高いので、何もいないかのように普通に歩いてください。

マリンスポーツ

海がきれいなことで有名なアンダマン・ニコバル諸島では、スキューバダイビングやシュノーケリング、カヤック、釣りなど様々なマリンアクティビティを楽しむことができます。

観光地として成り立っていることもあり、事前にオンラインで申し込んで、当日は持ち物なしで参加できるようなところも多くあります。
また、観光用のアクティビティに従事している方々は基本的に英語が通じます。


私はスキューバダイビングに申し込み、澄み渡ったアンダマンの海中の景色を堪能しました。

私が体験予約したサービス施設は初心者コースもあり、潜る前にレクチャーの時間があったり、海中ではインストラクターが私を酸素ボンベ越しに繋いでいてくれるので、安心して潜ることができました。

また、カヤックにも挑戦。

こちらもインストラクターの方のカヤックと参加者のカヤックがロープで繋がれているので、うまく漕げなくても漂浪してしまうことはありません。

一度海上に出ると、きれいな水平線と小さな島々が見える景色の一部になることができます。
また、アンダマン・ニコバル諸島では自然のマングローブも有名で、昔教科書で見たマングローブを実際に目の当たりにするという貴重な体験もできました。

カヤックの注記としては

  • 思ったより服がびたびたになります。

  • 夕方がおすすめです。日の入りが見られるだけでなく、日中のコースほど暑すぎません。

  • 深夜カヤックで海上に光るバクテリアを見ることができるコースもあったりしますが、私自身は身の安全を考慮して夕方のコースにしました。

食べ物

とにかく海鮮がおいしいです。
インド本土の海鮮よりも身が立派で、グリル・炒め物・カレーなど、どの調理方法でも、感動ものの海鮮料理をいただくことができます。

エビのBBQ(左):一尾のサイズが大きく、味付けも旨辛でした

ただ、本土から地理的に距離があり多くの物資が流通しているわけではなく、レストランは本土よりも3倍以上の値段がします。
日本の一般のレストランよりは高くないですが、日本の低価格ファミレスなどよりは断然高い印象です。

本土の海鮮料理は身が痩せていたり、料理自体が魚臭かったりすることが多いので、満足感が価格に見合っているようにも思います。

観光地

セルラー刑務所(Cellular Jail)という、現在は使用されていない刑務所が公開されています。

インドがイギリスの植民地時代だった1900年前後、独立運動を主導して追放命令や政治犯の処分となった人物らを収監・手続きするためにインド植民地政府によって建設・使用されていました。

当時使われていた施設がそのまま残っていたり、一般公開のために一部修繕が施されたりもしています。

入場料については以下の公式HPにまとめられています。
2024年6月時点では、外国人の入場料は100ルピー(約200円)で、写真撮影をするなら+200ルピー(約400円)とされています。

滞在時の注意事項

  • どのお店も営業時間が短いです。
    特に、夜は早くて、薬局やレストランなど20時には閉まってしまうお店が多いです。

  • 本土よりも日の入りが1-2時間早いです。
    地理的にはタイとほぼ同じ経度(インドと1.5時間の時差)ですが、インドの標準時を使用しているので、日中の時間が短く感じられます。

  • 意外と現金がいるので、本土にいる間にある程度現金をおろしておきます。QRコード決済ができるお店もありますが、クレジットカードが使えないお店が多いです。

  • 国際免許があるなら、原付やバイクなどのレンタルをすることがおすすめです。
    オート(トゥクトゥク)もいますが、基本的に運転するリソース自体が少ないので、UberやOlaなどは機能していません。
    徒歩圏内だと行動範囲がかなり狭まるので、事前にアクティビティをする施設の場所などを調べておくことも得策です。

余談

アンダマン・ニコバル諸島は(インド)国内旅行者にとってのリゾート島であることだけではなく、国際的な政況でも知られる地域のようです。

詳細は、以下の記事に詳しいです。


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