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神戸インド映画祭 with odessa 開催!

連日満席が続いた「渋谷インド映画祭」。次なる開催地は西へ、神戸に向かいます。日本で最も古いインドコミュニティがある街にて、「神戸インド映画祭」を4月7日(金)より3週間にわたり、シネ・リーブル神戸にて開催します(主催=SPACEBOX)。

上映作品は、インディアンムービーウィーク2022から、スポーツをテーマにしながら対照的な『ボクサーの愛(Mukkabaaz)』と『私の夢、父の夢(Kanaa)』、男女のポジション逆転のラブコメ『キ&カ 彼女と彼(Ki & Ka)』、荒くれ男の純情を描く『兄貴の嫁取物語(Veeram)』、マルチスター・アクション『ディシューム(Dishoom)』。アンコール作品から、王道インド映画『プレーム兄貴、王になる(Prem Ratan Dhan Payo)』、正反対に、歌も踊りもないストイックな痛快アクション『囚人ディリ(Kaithi)』を加え、全7作品です。

インド映画において、音楽は必要不可欠な要素のひとつ。鑑賞時には音響が重要な役目を果たします。「神戸インド映画祭」は、シネ・リーブル神戸の極上音響「odessa〈optimal design sound system (+α) = 劇場のために最適化されたサウンドシステムに劇場独自の映画体験が付加される、の意 〉」にて上映されます。音響だけでなく、映像と音響のクオリティを追求したスクリーンが用いられており、視覚と聴覚、双方に訴えかける上映システムです。きっと、特別な鑑賞体験になるに違いありません。

【上映作品】

兄貴の嫁取物語

©Vijaya Productions Pvt. Ltd.

マドゥライ地方の村に暮らす暴れ者の5人兄弟。長兄のビナーヤガは腕っぷしが強く、村人たちからも尊敬されていたが、異性関係では超硬派で、女性との付き合いは全くなかった。それぞれの恋人とゴールインしたいのに長兄に言い出せない4人の弟たちは、策略を巡らし、村にやってきた美術修復家の女性コーペルンデビとビナーヤガとの間に恋を芽ばえさせようとする。アジット・クマール主演のアクションコメディ。

監督 シヴァ
出演 アジット・クマール、タマンナー、サンダーナム、ナーサル、アトゥル・クルカルニー、プラディープ・ラーワト
音楽 デーヴィ・シュリー・プラサード
英題 Veeram
字幕 日本語
ジャンル コメディ、アクション
映倫区分 G
2014年/ タミル語/ 160分

担当者おススメポイント:ヴィジャイと肩を並べるタミル語映画界の人気俳優、アジット・クマール主演。ヒロインはタマンナー。見どころは兄弟愛・冒頭の兄弟ダンスは必見。コメディ多めですが、暴力シーンがあります。テルグ、カンナダ語でリメイクされており、サルマーン・カーンがヒンディー語リメイク『Kisi Ka Bhai Kisi Ki Jaan(誰かの兄貴、誰かの恋人)』が今年公開予定です。

私の夢、父の夢

©SK Productions


農村に育ったカウシは、父の影響で少女時代からクリケットが大好きで、男子に交じって草クリケットをプレーし、豪速球の投手として一目置かれていた。成長してインドのナショナルチームに入り、全国から集まった選手たちの中で揉まれるカウシと、それを見守る家族や地元の人々の奮闘を描き、同時に農民が直面する困難な状況にもスポットライトをあてる。人気俳優シヴァカールティケーヤンが製作したスポーツドラマ。

監督 アルンラージャー・カーマラージ
出演 アイシュワリヤー・ラージェーシュ、シヴァカールティケーヤン、サティヤラージ
音楽 ディブ・ニナーン・トーマス
英題 Kanaa
字幕 日本語 ジャンル ドラマ、スポーツ
映倫区分 G
2018年/ タミル語/ 145分

担当者おススメポイント:人気俳優シヴァカールティケーヤンが初めてプロデューサーとして手がけたスポーツドラマ。単なるスポーツドラマに止まらない社会問題も盛り込まれたドラマ。選手を目指すカウシを演じるアイシュワリヤー・ラージェーシュと、父を演じるサティヤラージに拍手を送りたくなります。

キ&カ 彼女と彼


©Eros Worldwide ©︎Hope Productions

キャリアウーマンのキアと、大富豪の御曹司ながら母のような専業主婦になりたいと願うカビールが結婚する。カビールは主夫として完璧に家事をこなし家庭を築く。ビジネスで成功したキアを支える存在としてカビールに注目が集まり、彼の進歩的な夫婦観が賞讃されるが、キアはそれに嫉妬を覚えるようになる。R・バールキ監督(パッドマン 5億人の女性を救った男)が撮った、新感覚のロマンチック・コメディ。

監督 R ・バールキ
出演 カリーナ・カプール、アルジュン・カプール/ジャヤー・バッチャン、アミターブ・バッチャン(特別出演)
音楽 イライヤラージャー、ヨー・ヨー・ハニーシン、ミート・ブロス
英題 Ki & Ka
字幕 日本語
ジャンル ロマンス
映倫区分 G
2016年/ ヒンディー語/ 126分
担当者おススメポイント:夫婦間における男女の役割を問うドラマ。カメオ出演するジャヤー・バッチャンのセリフは必聴。

ディシューム

©Eros Worldwide ©︎H Films ©︎Nadiadwala Grandson Entertainment

クリケット国際大会での決勝戦を前に、インド代表チームの最強打者が誘拐された。試合開始前に選手を取り戻すため、外務大臣の指示により警察の特殊部隊員からなる救出チームが秘密裏に結成される。優秀な警察官カビールの配下となったのは新人ジュナイド。凸凹コンビは与えられた任務を完遂できるのか。人気アクション俳優、ジョン・エイブラハムとヴァルン・ダワンが競演のバディ・ムービー。

監督 ローヒト・ダワン
出演 ジョン・エイブラハム、ヴァルン・ダワン、ジャクリーン・フェルナンデス
音楽 プリータム
英題 Dishoom
字幕 日本語
ジャンル コメディ、アクション
映倫区分 G
2016年/ ヒンディー語/ 124分
担当者おススメポイント:日本での上映作品が少ないアクション俳優、ジョン・エイブラハムが全編みどころ。そのバディ役が、『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え! No.1!!』のヴァルン・ダワンなので、みどころ2倍。カメオ出演する俳優の豪華な顔ぶれはみどころ3倍。マサラ上映を開催したら楽しいはず!

ボクサーの愛

©︎Eros Worldwide ©Colour Yellow Productions ©︎Phantom Films

ボクサーを目指すシュラワンは、所属ジムのオーナーであるバガワーンの姪スナイナーに惚れている。しかしバガワーンはそれを認めずスナイナーを政略結婚させようと考え、さらに自分に逆らったシュラワンを試合から締め出す。諦めないシュラワンは、信頼できるコーチを得て別の地区からエントリーして大会を目指す。鬼才アヌラーグ・カシャップ監督による、ロマンスやカースト問題が折り込まれたスポーツドラマ。

監督 アヌラーグ・カシャップ
出演 ヴィニート・クマール・シン、ゾーヤー・フセイン、ジミー・シェールギル、ラヴィ・キシャン
音楽 ニュークリヤー、プラシャーント・ピッライ ほか
英題 Mukkabaaz
字幕 日本語
ジャンル スポーツ、ロマンス、ドラマ
映倫区分 G
2017年/ ヒンディー語/ 155分
担当者おススメポイント:過去のインディアンムービーウィークで上映した『心のままに』を撮ったアヌラーグ・カシャップ監督のロマンス作品。『心のままに』とは全く異なる視点でつくられたドラマ。主演のヴィニート・クマールは、この役のために2年にわたるトレーニングで体を作り上げ、20数回に及ぶ負傷を乗り越え、20年近い脇役俳優を経てつかんだ主役を見事に演じ切った。ろう者のヒロインを演じたゾーヤー・フセインの演技が素晴らしく、他方、『バンバン!』のナンダ大佐を演じたジミー・シェールギルの悪役が怖すぎる。大阪アジアン映画祭で上映された同監督作品『デーヴ・D』へのオマージュ場面もあります。

プレーム兄貴、王になる

©︎Rajshri Productions ©︎Fox Star Studios

役者のプレームは、憧れのマイティリー王女が、婚約者であるプリータムプル王国の王太子ヴィジャイの即位式に臨席するのを一目見ようとプリータムプルに向かうが、途中で王室職員に王太子の替え玉としてスカウトされる。プレームと瓜二つの王太子は、襲撃され隠し部屋で密かに治療を受けていたのだ。即位式に向け偽の王太子に仕立てあげられるプレーム。サルマン・カーンのハートウォーミング・マサラムービー。

監督 スーラジ・バルジャーティヤ
出演 サルマン・カーン、ソーナム・カプール、ニール・ニティン・ムケーシュほか
音楽 ヒメーシュ・レーシャミヤー
原題:Prem Ratan Dhan Payo
字幕:日本語
ジャンル:ロマンス、コメディ
2015年/ヒンディー語/164分

担当者おススメポイント:豪華絢爛なソング&ダンスシーンと、ファミリードラマ。サルマン・カーンとともに数々のヒット作をつくりあげてきたスーラジ・バルジャーティヤ監督が手がけた、古き佳き〝ボリウッド〟作品。

囚人ディリ

©︎Dream Warrior Pictures ©︎Vivekananda Pictures

警察保養所でのパーティーで警官たちが次々に意識を失う。警察は麻薬ギャングから大量の薬物を押収したばかり。ギャングが報復で飲み物にクスリを盛ったのだ。昏睡状態にある数十名の命を救うため、市街地の病院に移送する大型車を運転できるのは、服役を終え出所したばかりのディリしかいなかった。しぶしぶハンドルを握った彼の行く手には、ギャングたちの襲撃が待っていた。アドレナリン大放出の痛快アクション。

監督:ローケーシュ・カナガラージ
出演:カールティ、ナレーン、アルジュン・ダースほか
音楽 サム・C・S
原題:Kaithi
字幕:日本語
ジャンル:アクション・スリラー
2019年/タミル語/145分
映倫区分 PG12
担当者おススメポイント:無双の囚人がトラックのハンドルを握り、ミッションを果たすため、夜道を突っ走る。マッドマックス的なアドレナリン大放出のアクション作品。悪役を演じるアルジュン・ダースのバリトンヴォイスをぜひodessa音響で。

開催期間

4月7日(金)〜4月27日(木)
※1日1作品を上映。

料金

劇場通常料金(各種割引あり、優待券・招待券使用不可)

上映スケジュール

上映スケジュール(4/11時点)







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