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大阪にて8/23(金)より開催! インディアンムービーウィーク2024 夏のインド映画祭@ 扇町キネマ&第七藝術劇場

5月に開催したゴールデンウィークインド映画祭に続き、この夏も大阪にてインディアンムービーウィークの開催が決定しました。2週間にわたり、人気作品に初上映作品を加えた10作品を上映します。どうか、お見逃しなく!


初上映作品

1. バーラ先生の特別授業(原題:Vaathi)

教育の産業化に異を唱える若き教師の活躍
1990年代の経済自由化と1993年の教育制度の改革により、インドには多くの私立教育機関や予備校が生まれ、高い授業料に応じた質の高い授業が提供されるようになった。一方で、公立学校は資金難で、閉校する学校もあった。チョーラワラム村の公立校に赴任してきた数学教師バーラは、大手の私立教育機関の経営者からの妨害と闘いながら、受け持ちの生徒全員に共通試験で上位成績を上げさせることを目指す。

©️Fortune Four Cinemas ©️Sithara Entertainments ©️Srikara Studios

監督・脚本:ヴェンキー・アトゥルーリ
出演:ダヌシュ、サムユクタ、サムドラカニ、タニケッラ・バラニ、サーイ・クマール、ラージェーンドラン、ハリーシュ・ペーラディ、スマント、(特別出演)バーラティラージャー
ジャンル:ドラマ
2023年/タミル語/134分/G

2. マーク・アントニー(原題:Mark Antony)

電話型タイムマシンで過去を書き換えよ
マッドサイエンティストが作った電話型タイムマシンが、紆余曲折の末にギャングの遺児で今は地道にメカニックをやっている男の手中に転がり込む。タイムマシンの仕様を理解した彼は、過去にコールして過去の人間の行動を変えさせることによって、身近な人々の運命を変える。その操作に気付いたライバルギャングの息子も行動を起こし、過去の編集合戦が起きてしまう。狂騒的なテンションの怪作。

© Mini Studio © Ayngaran International

監督:アーディク・ラヴィチャンドラン
出演:ヴィシャール、S・J・スーリヤー、スニール、リトゥ・ヴァルマ
ジャンル:SF
2023年/151分/タミル語/ G

3. ラームとリーラー(原題:Goliyon Ki Rasleela Ramleela)

銃弾舞う“ロミオとジュリエット”
舞台は西インド、グジャラート州のとある村。ここでは2つの部族が抗争を繰り返していた。ホーリー祭の日に出会ったラームとリーラーはお互いに一目で恋に落ちるが、相手が対立する部族の出身であることを知る。映像の魔術師サンジャイ・リーラー・バンサーリー監督と、ディーピカー、ランヴィールが最初にタッグを組んだ作品で、多くの映画賞を受賞した。

©Bhansali Productions ©Eros Worldwide

監督:サンジャイ・リーラー・バンサーリー
出演:ディーピカー・パードゥコーン、ランヴィール・シン/プリヤンカー・チョープラー(カメオ出演)
ジャンル:ドラマ、ロマンス
2013年/ヒンディー語/156分/G

再上映作品

4. マスター 先生が来る! (原題:Master)

少年たちの更生のため立ち上がる、激アツ教師
名門大学で心理学を教えるJDはアル中気味の名物教授。彼が実施を強く主張した学生会長選挙で暴動が起きたため、責任をとり休職し、地方の少年院に赴く。そこではギャングのバワーニの支配の下、少年たちが薬物漬けにされて犯罪行為に従事させられていた。バワーニは、運送業という表向きの商売の裏であらゆる犯罪に手を染め、敵を粛清し、支配を固めるため政治家になろうとしていた。JDはアルコールを断ち、バワーニの支配を終わらせ少年たちを更生させようと立ち上がる。『囚人ディリ』のローケーシュ・カナガラージ監督によるマルチスター・ノワール作品。

©️B4U Motion Pictures ©️Seven Screen Studio ©️X.B. Film Creators

監督:ローケーシュ・カナガラージ
出演:ヴィジャイ、ヴィジャイ・セードゥパティ、マーラヴィカ・モーハナン、アルジュン・ダースほか
音楽:アニルド
ジャンル:ドラマ、アクション
2021年/タミル語/179分/PG12(暴力シーンあり)

5. ジガルタンダ(原題:Jigarthanda)

緊張感漂う前半、予測不能な結末
チェンナイに住み、映画監督を目指すカールティク(シッダールト)は、アマチュア監督コンテスト番組に出場する。セミ・ファイナルで敗退を通告されるが、審査員を務めたプロデューサーから長編映画の製作を持ちかけられる。提示された条件は、壮絶なギャングの抗争をテーマにした映画をつくることだった。カールティクは命の危険も顧みず、州南部のマドゥライで悪名を轟かせる凶悪なギャングのボス、セードゥ(ボビー・シンハー)にアプローチしていく。カールティク・スッバラージ監督の出世作として知られる、秀逸な音楽にのせた「ギャングスター・ミュージカル」。緊張感が漂う前半からは予測できないエンディングに度肝を抜かれる。『ジガルタンダ・ダブルX』とのストーリーのつながりは薄い。2014年8月1日のインド公開時、タイムズ・オブ・インディアは5点満点中4点を付け、「ギャングスター映画の皮をかぶったコメディ作品」と評した。ギャングを演じたボビー・シンハーは、インド国家映画賞をはじめとする映画賞で多くの助演俳優賞を受賞した。原題は「心を冷やす」という意味を持つ、マドゥライ名物のアイスクリーム・シェイクの名前。

©️Group Company

監督:カールティク・スッバラージ
出演:シッダールト、ボビー・シンハー、カルナーカラン、ナーサル、ラクシュミ・メーノーン、ヴィジャイ・セードゥパティ(特別出演)
ジャンル:ドラ 、コメディ
原題:Jigarthanda
2014年/タミル語/171分/PG-12(暴力シーンあり)

6. ピザ 死霊館へのデリバリー(原題:Pizza)

タミル・ニューウェーブのカルト的作品
ピザ配達員のマイケルは幼馴染のアヌと同棲中。都会の片隅でささやかな暮らしを営んでいた。ある夜マイケルがピザを届けにとある豪邸に赴くと、受取人の女性が途中で消え、不可思議な出来事が立て続けに起こり、彼はそこから逃れられなくなってしまう。その館では過去に何が起こったのか。一方、少し前に、ピザ店のオーナー宅では、少女への憑依現象が起こっていた。二つの怪異の間には関係があるのか。2000年代後半のタミル語映画界に興こった「タミル・ニューウェーブ」の潮流から生まれた作品の中で、本作はホラー作品としては突出した高評価を得た。他の言語にもリメイクされたカルト的な1作。

©Thirukumaran Entertainment

監督:カールティク・スッバラージ
出演:ヴィジャイ・セードゥパティ、ラミャ・ナンビーサン、カルナーカラン、ボビー・シンハー
ジャンル:ホラー、スリラー
2012年/インド・タミル語/120分/G

7. 永遠の絆(原題:Viswasam)

父と娘の絆
テーニ地方に住むドゥライは有力者だったが、その腕力頼みの生き方に嫌気がさした妻に去られている。村人の懇請もあり、彼はムンバイに出かけて行き、妻と縒りを戻そうと試み、娘を襲撃者から守る。カラフルな田舎の祝祭、お約束の乱闘、コテコテのお笑いなど、伝統的娯楽映画を踏襲しながらメッセージを含む。ヴィジャイに並ぶ人気のスター俳優、アジット・クマール主演の大ヒット作。

©Sathya Jyothi Films

監督:シヴァ
出演:アジット・クマール、ナヤンターラ、ジャガパティ・バーブ、アニカ、ヴィヴェーク、ヨーギ・バーブ
ジャンル:コメディ、ドラマ、アクション
2019年/タミル語/ 146分/ G

8. シャンカラーバラナム 不滅のメロディ(原題:Sankarabharanam)

デジタル・リマスターで蘇る名作
南インド古典声楽の巨匠シャンカラ・シャーストリと、彼を崇めるトゥラシ。娼家に生まれたトゥラシは神前の巫女のようにシャンカラに仕えたいと望んでいたが、残酷な運命はそれを許さない。二つの純粋な魂の彷徨の道筋を彩る古典音楽と古典舞踊の饗宴。ひたすらに芸を磨く求道と神への無私の信仰が一つになる圧巻のクライマックス。インド映画の「芸道もの」の系譜の中で一時代を画し、南インド全域でヒットした、金字塔と言われる名作。
※2015年にデジタルリマスターされたタミル語吹替版。

©Poornodaya Movie Creations

監督:K・ヴィシュワナート
出演:J・V・ソーマヤージュル、マンジュ・バールガヴィ、トゥラシ・シヴァマニ、アッル・ラーマリンガイヤ
ジャンル:ドラマ
1979年(2015年リマスター版)/タミル語 / 136分/ G

9. マーリ(原題:Maari)

鳩好きマーリの爽やか極道コメディ
チェンナイの下町に住むマーリは、身寄りなく育った若者。8年ほど前から土地を仕切る極道として皆に恐れられるようになっている。彼は鳩レースに入れ込んでおり、鳩の前では柔和な一面も見せる。そんな彼の前に、新しく地区の担当になったアルジュン警部とブティック経営者のシュリーが登場し、波乱が起こる。ダヌシュ(無職の大卒)のダンスも見どころ。

©Magic Frames ©Wunderbar Films

監督:バーラージ・モーハン
出演:ダヌシュ、カージャル・アグルワール、ローボー・シャンカル、ヴィジャイ・イエースダース、マイム・ゴーピ、カッルーリ・ヴィノード
音楽 アニルド
ジャンル:コメディ、アクション
2015年/タミル語/138分/G

10. 盲目のメロディ ~インド式殺人狂騒曲~(原題:Andhadhun)

“盲目の”ピアニストが殺人事件を“目撃”!?
盲目のピアニスト、アーカーシュは、演奏依頼を受けて訪問した大スター・プラモードの豪邸で、妻のシミーとその不倫相手がプラモードを殺害する現場を“目撃”してしまう。事件を報告するためアーカーシュは警察に駆け込むが、その署の署長こそが現場にいた犯人だった。災難は続き、盲目を疑ったシミーの毒薬で本当に目が見えなくなり、署長からは命を狙われて、遂には病院送りに。追い込まれたアーカーシュは、病院で知り合った怪しい医者たちと組んでシミーを誘拐するが、そこには裏切りと騙しあいの大騒動が待っていた! Rotten Tomatoes 100%をスコアした傑作クライムコメディー。

©Viacom 18 Motion Pictures ©Eros international all rights reserved

監督:シュリラーム・ラガヴァン
出演:アーユシュマーン・クラーナー、タブー、ラーディカー・アープテ―
ジャンル:スリラー、コメディ
2018年/ヒンディー語/ 138分/G

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