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声のプロから学ぶ、自己プロデュース力

あなたの持つ可能性を最大限に開発、実現することで、もっと自分らしく生きる。
世界がひろがるアカデミー」校長の倉本美津留が聞き手となり、声優 深見梨加の声のプロから学ぶ、自己プロデュース力に迫る。

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──深見さんが表現されるとき、一番気をつけていることはどういったことですか?

(深見)
本当だと思わせる声のトーンというか、まずは自分自身を細胞レベルから信じさせることですね。自分が信じ込む。
声のトーンっていうのは、なかなか誤魔化せないんです。嘘は簡単にバレてしまう。
私、人の嘘を見破るの本当に得意なんですよね。逆に嘘を吐くのも、すごく得意なんですけど(笑)

声の出し方というのは呼吸法なんです。
正しく呼吸出来ているかどうかもポイントです。
1つのゲームを例に出すと、二人一組になってもらって、一人が後ろを向く。もう一人は「投げる」「打つ」というような動作を一つ決めてもらって、実際にその動作をして、その時の息を吐く。「投げる」だったら「ふっ!」とか。
後ろを向いてる人が、今聞こえた息はどんな動作をしたものかを当てるっていう簡単なゲームなんですけど、それによって、発信が上手い人・下手な人、受信が上手い人・下手な人っていうのが出てきて。

プレゼンする時に、本当にこれがいい商品だと思ってもらうためには、自分がそう信じて、それを正確に表現出来ないといけない。それには、投げるなら投げるという、的確な息を出せるかどうか?っていう事が重要で。自分がこうだと思っていても、相手にはそう聞こえないことがあると思うんですよ。だからまず自分自身を信じて、的確に投げる音が出せるかどうか。
意外とね、大人でも難しかったりするんですよ。

深見様②

(倉本)
なるほど。それが出来るようになると、自分の意思を人に伝えるのが上手くなるということですね。コミュニケーションが随分変わりそうですね。

(深見)
そうですね、思ったことを正確に伝えられるようになるとか、相手の気持ちを的確に汲んであげられるようになるっていうのはありますね。
営業とか電話対応とか、上司とのコミュニケーションとかもそうですし、仕事に限らず夫婦とか家族とか恋人同士のコミュニケーションでも使えるものだと思います。

──自然な流れに身を任す事で、可能性は無限になる。

(深見)
頭のいい人、というか、中途半端に頭のいい人って色々考えちゃうんですよね。やる前に考えて躊躇しちゃったり、止めちゃったり。
私みたいに本当に頭が悪いと考えないんですよ(笑)目の前しか見ないんですよね。どんなに辛くても苦しくても。

今振り返ると、デビュー当時、その時は目の前しか見ていなかったから、辛いとも思ってなかったんです。業界に入った最初の頃、半年で13kg痩せちゃったんです。ストレスで。でもストレスに気付いてなかったんです。

それで、倒れて救急車で運ばれて初めて「ああ、死んじゃうかも」って思ったんですけど、それでも辞めるっていう選択肢はなかったんですよね。
死なないためにどうしたらいいか?っていう風にしか考えなかったので。そういう意味では頭悪くて良かったなとは思うんですけど。(笑)

元々心配性ではあったので、それだけストレスが溜まっちゃったんだと思うんですよ。

「今出来ない」「出来るようになるかどうかも分からない」「これがこうなったらどうしよう」「こうならなかったらどうしよう」って。
まだ来ない未来に対しての心配がすごい募って、何も食べられなくなっちゃって、痩せていっちゃったんです。

そういう辛い時って、今この瞬間にいない事が多いんです。過去や未来に意識がいってる。
今、この瞬間を点だとして、例えば過去を後悔したり、未来を心配すると、今現在の点と、過去や未来に置いた点を結ぶ、1本の線が出来てしまう。そうすると、可能性がその1本になっちゃうんですよ。そうなると辛くなっちゃうんです。
でも、今この瞬間だけに集中していれば、その点を起点に、無限の選択肢ができて可能性が広がる。

なので辛くなったら、今、この瞬間に集中して、今、この瞬間に楽しいこと、欲しいものを選ぶようにすると、その楽しい点が繋がって、楽しい未来に進んでいくようになります。

人間一人の力なんて、大したことないんです。
どんなに頭が良かろうが、東大出てようが、13%くらいしか脳を使っていないそうですし。
それをもっと大きな力に委ねたら、上手くいくように出来てるようなんですよね(笑)

生まれてきて死んでいくって、自然な流れじゃないですか。
種を蒔いて、芽が出て、花が咲いて。一連の自然の流れは、ちゃんと成長するように出来てる。人間も、生まれてから死ぬまで、上手く流れるように出来てるんです、実は。

だけど、そこで未来の心配をしたり、要らぬ過去の反省をしたり、後悔をしたりすることで、自分でその流れを止めちゃうんです。
そうするとうまく流れなくなって、結果辛くなってしまうので、大きな流れに任せるっていうことも必要。心配や不安を手放すということにもなるのですが。

だって、まだ起こっていないことを、今この瞬間に不安に思ってもしょうがないじゃないですか。何かが起こってから対処しても、殆どの場合、遅くないのではって思います。

深見様①

──想いを具現化するためには、どれだけ細かくイメージするかが大切。

(深見)
声優に限らずになりますが、エネルギー論的に言うと、作用反作用の法則。出したエネルギーに応じたエネルギーが返ってくる。
声も、バイブレーションで、エネルギーなんですが、想いも、同じくバイブレーションなんですね。出したエネルギーと同じバイブレーションの物が引き寄せられるっていう、作用反作用の法則が常に発動されているって思うとわかりやすいですかね。

量子物理学の世界では「二重スリット実験」っていうのがあるんですけど、実験結果って一般的には絶対的な物だと思われているじゃないですか。誰がやっても同じって思われてるんですけど、実はもっと上のレベルでいくと、実験結果って実験をする人の想いによって結果が変わると言われているんです。要は自分が出しているエネルギーに応じたものがやってくるんですね。

その想い方にはいくつかコツがあって、如何に細かくイメージをするかも大切。人間の脳って、例えるなら、ものすごく高性能なカーナビみたいなものなんです。行き先を入力さえ出来れば、必ずそこに連れていってくれる。

でもカーナビって近くに来ると「案内を終了します」って言われて「ここからが分からないんだよ!」って思うことがあると思うんですけど、最近打ち上げられた衛星で作る次世代のカーナビってもうピンポイントなんですって。この家のこのテーブルのこの角!とか、その位ピンポイントになるらしいんですよ。

人間の脳っていうのもそれくらい高性能なカーナビで。ただ、入力が下手だと、思うところに到着出来ない。
例えば「日本」で入力が終わってたりとか。日本のどこやねーん!って。「新宿区」だけでも広いじゃないですか。だから、どれだけ明確に詳細に入力が出来るかっていう所が勝負なんです。

そういう意味で「これが欲しい!」って思った時に、偶然手に入った。とか、そういう体験ってみなさん、一度はあると思うんですよ。
それに、一流の人ってそれを知ってか知らずかやってるんですよね。

(倉本)
それはやっぱりイメージすると思いも寄らぬ所からそういう風に具現化していくっていうことですかね。

倉本

──自信は根拠がなくても、ただ持てばいいもの。

(深見)
声優という仕事は、憑依するみたいなところはどうしてもあって、その思い込みも絶対大切で。例えばゴージャスなハリウッド女優にならなきゃいけないわけですよ。田舎から出てきたちんちくりんな子(私)がそれをやるには、相当な思い込みが必要で。私は美しいという思い込み!
そうすると周りが「そうかな?」って勘違いしてくれて、もう私には「ハリウッド女優の主役を振らないといけない!」と思い込んでくれるんですよ。

自分で「私全然自信ないんですよね。上手いとも思えないし、ちんちくりんだし、オーラもないし、でも主役やらせてくれますか?」って言っても矛盾だらけじゃないですか(笑)

まあ謙虚であれっていう部分もあるのかもしれないけど、謙虚と卑下するのはまた別なので。自信って根拠がなくてもいいっていうのをすごい勉強しましたね。根拠を探そうとすると大変なので、自信なんて持てないですよ。

「どうやったら自信が持てるんでしょう?」って悩んでる人がいるけど、自信なんてただ持てばいいんです。「なんか分からないけど大丈夫!」っていう。「何があっても生きていけるわ。」くらいのざっくりした自信でもいいんですけどね。

もし明確に、これが出来ないから自信がないっていうことがあるんだったら、それを出来るようにすればいいし。ただ意味なく自信がないんだったら、人間って生まれてくるだけで奇跡なんですよ。命は選ばれた存在だと思います。なので、自信持てばいいのにって思いますけど(笑)

もちろん私も常に自信満々なわけじゃないですよ!例えば菜々緒さんみたいな人が横に来たら、すごい気後れはすると思うんですけど(笑)それはそれで人間らしくて可愛いわね、私。って思えばいいのであって、そこで美貌で競おうなんて思わないし、頭の良さで競おうとも思わない。

(倉本)
そうですよね、そういうような考え方とか思い込みであったりとか、自分がこうなりたいとかっていうイメージを明確に持つとか。そういうことを合わせながら、深見さんはやりたい仕事を、やりたいことをどんどんやっていかれて、幸せに今いるっていうことですね。

深見梨加

深見 梨加

アニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズ/セーラーヴィーナス、ゲーム「FFⅫ」フランや、吹替では「マレフィセント」のアンジェリーナ・ジョリー、「ゼログラビティ」のサンドラ・ブロック、他にシャロン・ストーン、ジュリア・ロバーツ・キャサリンゼタ=ジョーンズ、ジョディ・フォスターなど、数々のハリウッド女優を担当している。
昨年『第十四回 声優アワード』高橋和枝賞受賞
オフィシャルサイト

世界がひろがるアカデミー

世界がひろがるアカデミーとは、各分野で成功した12名の特別講師から、実体験、考え方、テクニックなど、このアカデミーだけの特別授業を1年間に渡って受講してもらうことで、あなたの可能性を最大化する力を身につけてもらうためのアカデミーです。
12人12色の授業から、日常で出会うことのできない学びや刺激を得てもらい、1年をかけてあなたの力を次のステージへと生まれ変わらせることを目的としています。 「感じる力」「考える力」「伝える力」をアップデートして、昨日までの自分には見えなかった世界へ踏み出してみませんか?
https://sekahiro.jp/


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