「声かけ」スキルアップトレーニング⑦

DAY7(7月30日）
【状況説明＆会話の記録】

続）お兄ちゃん
トレーニング〈実習編〉受講中、次男から電話が来た。
折しも私とワークをしたKotokoさんの気づき発表の時。
電話の時間は決められている。
寮の公衆電話に並んで掛けてくるのため、時間指定や後でかけ直してとは言えない。
さらに、昨日「明日また掛ける」と言っていた。


さと：　あ、もしもし今オンライン授業中だから…
次男：　俺、帰らなくていいよ。映画もあきらめるわ。
さと：　え？映画だけでも札幌で観れないか考えてたんだけど。
次男：　いいよ。それだけに交通費とか、お金かけるのもったいないし。
さと：　お金はお母さんが出すよ。
次男：　いや、寮に残る友達と話し合ったんだけどさ、映画は一年たったらDVDになるから皆でそれを観ようって事にしたんだ。
さと：　ふ～ん。そうなの。わかった。今オンライン授業中だからじゃあね。
次男：　うん。そういうことだから。じゃあ。


【私の気持ち】
・電話が被らなければいいなと思っていた。
・きっと電話がくるだろう。
・電話が来たらどうしよう。
・Kotokoさんの発表聞きたい！
・授業に集中したい。
・授業中に電話をするなんて失礼。
・まずは、電話で話すのは次の機会にと説明しなければ。
・帰りたがっていた次男を納得させなければ。
・しかし今は時間が無く無理だ～！
・え、そうなの拍子抜け。
・友達同士で、気持ちの整理をしたんだな。
・意外に、成長しているものだな。
・嬉しい。
・いつまでも、駄々をこねて納得しないイメージだった。
・どういう心の変化だったのかな？（ジャーニーが知りたい）
・じっくり話を聞きたいな。
・次男の話に寄り添いたい。
・あ、「電話で話すのは次の機会に」とだけ言うつもりだったのに、長くなっている。
・まずは、電話を切らなきゃ。


【今後の対応・今日の学び】
　～ 気付いた事・気を付けたい事・上手くいったこと ～

・次男は成長していた。
・私のイメージが間違っていた。
・間違っていたというより、イメージ（レッテル？）を外そう。
・イメージから出る言葉は、恐ろしい。
（納得しないであろう次男を、最後は力で押し切ろうと考えていた…）

・文字起こしをすると、言葉が足りないと分かる。
・オンライン授業～次男のコロナ休校時　オンライン授業は、動画視聴だった。そのため次男はリアルタイムと分からなかった可能性が高い。知っていたら次男は、すぐに電話を終了したと思う。なので、電話が長くなったのは私の説明不足だった。
　そして、成長・変化・嬉しい・聞きたい・寄り添いたいが、まったく言葉に表れてない。(^^;

・これからは、アイメッセージで気持ちを伝えたい。（押し付けじゃなく）
・上手く行った事は今日は無い。次男に主役をかっさらわれた（笑）
・昨日の電話で、悩みながらも会話して頭ごなしに言わなかったからか？　いや、そうじゃなくても成長したような気がする…。子供自身の成長する力で。

・子供自身の成長する力を、阻害しなかったという事で良しとしよう。


END