はじめまして!まずはココを読んでね。
はじめまして。
性教育インストラクターの 坂本 麻季子 と申します。
このページに来てくれてありがとうございます。
ここでは、元小学校教諭の私が性教育インストラクターになった経緯と、私が伝えたい思いを徒然なるままに書いていこうと思います。
性教育インストラクターになった経緯
小学校教諭時代、新年度始業式の前には毎年(性犯罪についてきちんと話をしよう。そして、困っていたら助けるよって言おう!)と決意をするものの、結局一度も達成することはできませんでした。なぜだろう・・・なぜか分からないけれど、どうしても言えない・・・。そんな日々を送っていました。
今考えると、教諭という立場で、教育課程から大きくかけ離れることを子どもたちに伝えていいのかという保身と、性教育についての知識に自信がなかったことが原因だったと思う。
そしていろいろあって(それはまた別のコラムで)、小学校を退職することになるのですが、ならば目指す道は一つ!自信のなかった性教育の知識をつけ、たくさんの方々に伝えること。
その中でも、公教育での活動に力を入れたいと思ったのは、できるだけ多くの人に伝えられるのは公教育だと思うから。生活の中で性教育にかける費用捻出の優先順位って最後の方だと思うんです。(だから、一般枠で学んでくださる受講者様には本当に頭が上がらないし感謝してもしきれない。しかも、一緒に広めていきたいと賛同してくれた仲間たちは本当に心強い!)ならば、”学校”という枠の中で、外部講師として性教育を伝えていくための取り組みをしていこうと現在奮闘中です。少しずつ連絡を頂けるようになってきたので、これから頑張っていこうと思います。
性教育とは人権教育である
性教育と聞くと、”卑猥”とか”恥ずかしい”という思いが先行する人も少なくないはずです。かく言う私も「性教育=性行為教育」だと思っていました。だから口に出せなかったのです。性教育を学んでいくうちに「性教育=人権教育」という考え方に触れ、まさにその通りだと思いました。幸福に生きていくためのスキルを手に入れるのが性教育なのです。
性教育は人権教育とともに防災教育でもあります。昨今の学校教育では不審者対策訓練が行われています。火事や地震、津波の避難訓練と同じです。人生の中で天災に見舞われるよりも犯罪に巻き込まれる方が確率は高いかもしれません。日本全国で性暴力被害児童として加害者が検挙された件数はR3年度で2,330件に上るそうです(令和3年警察白書 統計資料|警察庁Webサイト)。これはあくまでの検挙された件数なので、声を上げられなかった子や自分でも被害に気付いていない子=潜在被害児童がかなりの数存在するということは想像に難くありません。そう考えると、自分の周りにはたまたま被害者がいなかったのではなく、被害に気付いてあげられなかったのではないかという確信に近い疑問が湧いてきます。
本来だったら加害者を撲滅するのが正しいのでしょうが、どうしても”悪い人”というのは一定数存在してしまいます。ですから、できるだけ早い段階で子どもたちに性暴力とは何か、何をされたら性暴力なのか、もし危ない目にあったときはどうしたらいいかなどを事前に伝えておくことが大切だと考えています。ですから防災教育でもあるのです。
また、性教育というと上記のように子どもたちの身を守る、もしくは、妊娠適齢期と呼ばれる子どもを欲する人々、子どもを欲しない人々の学びだと思われるかもしれませんが、実は、人権教育というからには生まれてから死ぬまでの一生にかかわる学びだということもお伝えしています。
たとえば、更年期という時期について。
老年期という時期について。
健康寿命を延ばす意義について。
こういったことも性教育なんです。なぜなら、性ホルモンと切っても切り外せない関係があるからです。性ホルモンを知ることで、できるだけ健康寿命を延ばしていく方法を知ってほしいと思っています。
最後に、性教育は女性が学ぶものだと思われている現状も打開していきたいと思っています。男性だって更年期はあるし、更年期に不調が出るんです。それも性ホルモンと関りがあるのです。また、我が子に性を伝える心の準備ができている男性がどれほどいるでしょうか。お子さんにマスターベーションの大切さや正しい方法を教えることができますか?そういったことを学べるのも性教育なのです。そして、大切なパートナー(男女問わず)の性について真剣に考えられるって最高の幸せだと思いませんか?
さあ、みなさん、インクルーシブ・ラボの性教育へようこそ!
名前の通り、全てのことをひっくるめてインクルーシブに性教育をお伝えしていきますよ(*^-^*)
一緒に「性教育なんて当たり前!インストラクターがいたなんて信じられない!」と思える世の中を作りましょう!
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