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多様な発想支援士養成講座step2【なごみ】2023年7月期『子どもの人権の視点からインクルーシブ教育を考える』

こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の御田村瑞恵です。
当NPOでは7月に「多様な発想支援士養成講座」のstep2【なごみ】を開講いたしました。step2【なごみ】のテーマは「インクルーシブ教育とは(応用編)」です。step2【なごみ】は、5つの講座で構成しており、外国のインクルーシブ教育の状況にも目を向けて視野を広げ、また、子どもを肯定的にとらえる視点、人権という視点からインクルーシブ教育の理解を深めていきます。

『子どもの人権の視点からインクルーシブ教育を考える』の講義は、関西学院大学 教育学部 准教授の濱元 伸彦先生にご担当いただいています。濱元先生のプロフィールはホームぺージをご覧ください

それでは、7月期(7月~9月)の受講生の感想をご紹介します。

  • 学び育つ権利と共に生きることを学ぶ権利はどちらも大事だという話に共感しました。「人間は多様である」ことを肌で感じ取りながら、お互いの可能性を伸ばし合うことはできると思うからです。10年後、20年後を見据えて、子どもの権利でもある「インクルーシブ教育」について多くの人々と議論を重ねながら思考を深めていたいと思います。ありがとうございました。【特別支援学校教員】

  • 『子どもの権利』は、今はだいぶ尊重されていると思います。ただ、今の日本は、個を大切にしすぎています。一人ひとりを尊重するとしつつも、個を分けすぎていて、偏見なども多いです。地域の学校での環境整備は、本当に必要だと思います。勉強させていただき感謝です。【教育委員会家庭教育支援チーム員】

  • 国連、サラマンカ条約など欧米の空気感の力も借りながら、自らが多様な人の一部となって、みんながしんどくならないよう、学校にゆるい空気を演出しようと思いました。私は小学生のとき、暴力的な知的障害の友人の見張り役、として6年間同じクラスに配置された経験から、誰かががまんしていないか、すべての子どもたちへの関わり方も大切に、保護者の理解、協力、対話は必須だと思います。【社会教育委員】

  • 全ての子どもが、行きたい学校に行けたらなんて素敵なんだろう、と思いました。「インクルーシブ教育を受けるのは、全ての子どもの権利である。」この言葉が心に残りました。【家庭教育支援チーム員】

  • 「障害と言われている個性をもつ側の人々からみたインクルーシブとは…」が改めて解りました。ありがとうございました。【教育委員会社会教育課子育て支援チームリーダー】

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さて、NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の「多様な発想支援士養成講座」は、インクルーシブ教育について学べるよう、様々な角度からインクルーシブな発想とはどういったものかを学んでいけるよう構成しています。私たち大人が誰もが共に幸せに暮らしていける社会をつくるためには、どうすれば良いのかを考えていきます。教育関係者、福祉関係者、地域で活動している方、支援者、保護者、特別支援教育アシスタント、保育士、放課後児童クラブ勤務、児童デイサービス勤務、学生、子どもに関わるすべての方々、どなたでも受講できます。講座は、毎月25日までにお申し込みいただき、翌月1日から3ヶ月、動画を視聴して自分と周りの人達との多様性について考えていきます。それぞれがありのままの自分でいられる社会となるよう、皆さんとゆるやかに繋がっていけると嬉しく思います。「多様な発想支援士養成講座」の詳細はホームぺージからご覧ください

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