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メンタル不調による休職者・就労希望者向けに「リモート訓練プログラム」を始めました!

 こんにちは。

 インクルード公式note編集部です。

 前回は、「新しい生活様式」での新しい働き方(テレワーク編)についてお伝えしました。第7回となる今回は、「企業の新しいあり方」を実現するオンラインの取り組みのひとつである、インクルードの「在宅訓練」についてご紹介します

 インクルードが運営する就労移行支援事業所や自立訓練事業所では、これからの社会に求められる企業でありつづけるために、オンラインのメリットを最大限に活用した訓練プログラムを2020年4月1日から提供しています。

1.在宅訓練(オンライン訓練)についてあれこれインタビュー!

横浜

編集部(以下、「編」):今回は、インクルードが運営する就労移行支援事業所のひとつである「ニューロワークス横浜センター」のマネージャーである、榎本(えのもと)さんにお話を伺います。よろしくお願いします。

榎本(以下、「榎」):よろしくお願いします。

編:ニューロワークスではオンラインを活用した在宅訓練を導入しているとのことですが、導入に至った経緯やきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

榎:きっかけは、今年の春の緊急事態宣言に合わせて障害福祉サービスの在宅訓練実施が可能になったことです。これを受けて、事業所内でも積極的に導入することになりました。

コロナ事情でテレワークの制度を導入する企業も多いことから、今後の企業の在り方の変化に就労体制も対応できる訓練が求められているのではないかと感じています。

編:確かに、今後ますます多くの企業がテレワークを導入していくことを考えると、就労や復職の準備段階にいる方々もテレワークやオンラインの活用スキルを身につけておく必要性が高くなるかもしれませんね。今回、初めてオンラインによる訓練プログラムを導入されたとのことですが、新たに導入するにあたって課題や苦労などはあったのでしょうか。

榎:初めての導入ということもあり、まずはスタッフ全体でWeb会議システムの使用方法を学びました。その後、全利用者の方々にシステムについてご説明しました。

普段からパソコンやインターネットをほとんど使用されない方もいらっしゃいましたので、使用方法などをゼロからお伝えしました。どなたでも分かりやすく円滑に使用できるようにお伝えし、操作のテストを繰り返し行っていくことは大変でした。

編:インターネットがこれだけ普及した時代でも、まだまだパソコンにあまり触れてないという方もいらっしゃると思いますので、そういった方々との双方向のコミュニケーションを実現するのは、課題や苦労も多かったかもしれません。

実際にオンラインで訓練プログラムを行う上で、具体的にはどのような形で在宅訓練を実施されているのでしょうか。

榎:在宅訓練といってもそれほど特別な内容で提供しているわけではなく、これまでにニューロワークスで行っていたプログラムを在宅向けにアレンジし、Web会議システムを通じて参加いただくようにしています

また、訓練プログラムの提供以外にも、事業所での日課である体調の確認や訓練日報作成などもWebを活用し、相互に確認を行えるようにしています。

編:なるほど、訓練プログラムだけでなく、その他のコミュニケーションに関してもオンラインに移行されているということですね。

オンラインでの訓練などを運営されていく上で、特に工夫されている点などはあるのでしょうか。

榎:特に注意している点としては、事業所に通所されている方と在宅で訓練プログラムを受けられている方との間で、コミュニケーションのタイムラグが生じないように気を付けています。可能な限り、両参加者の意見を伺えるよう努めています。

また、より良い在宅訓練を目指すべく、チャット機能を活用してご要望やご意見のヒアリングなども積極的に行っています。

編:今後もさらにオンラインによる取り組みを充実させるため、常に改善点を探しているということですね。

ちなみにですが、在宅訓練を始めてみて大きな変化などはあったのでしょうか。

榎:そうですね。プログラムを行う際にチャット機能を使うようになったことで、これまで以上にプログラムに関しての質問を多くいただくようになり、利用者の方々がより主体的に参加されるようになりました

プログラム以外では、オンライン化した業務が多くなったことでスタッフとの情報共有がより高い精度で可能になりました。

編:利用者の方々だけでなく、スタッフの働き方にも変化があったということですね。ITを活用した訓練や業務の取り組みに関して、今後の展望や実現したいことなどはありますか。

榎:訓練に関していえば、従来のように事業所への通所がありきではなく、自宅などからも参加できるということが大きな強みですので、今後もインターネットを通じて社会とのつながりを実現できる事業所としてオンライン化を継続して進めていくことができればと考えています。

編:今後も事業所としての強みを伸ばしていくということですね。

これまでに多くの利用者の方々と関わってきた経験を踏まえて、これから就労や復職を希望されている方、特に就労移行支援事業所の利用を考えている方にお伝えしたいことはありますか。

榎:ニューロワークスでは、事業所だけでなく在宅訓練も併せて実施しています。Webを活用した事業所への見学も随時行っておりますので、ご不明な点や気になった点があれば、お気軽にご質問・ご相談いただけますと幸いです。

事業所の利用を前提としてものでなく、軽い気持ちでのご相談もお待ちしています

編:お待ちしています! 本日はありがとうございました!

2.情報化社会の発信と受信

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 インターネットが社会に広く普及し、早くも四半世紀が経とうとしています。四半世紀前までには想像もできなかった新しいサービスや働き方が、次々に登場しています。

 前回と今回でお伝えした在宅勤務や在宅訓練もまた、そのひとつです。今後の社会では、ITをいかに活用していくかが私たちの人生をより効率的に、そして有意義にしていくかを決定づけるといっても過言ではありません。

 今後も従業員・労働者がより快適に働くことができる社会になるよう、私たちインクルードは、さらに社会との関わりを深めていきたいと考えています。そのためにも、引き続きさまざまなITツールを導入し、駆使してまいります。

 選択肢が多くなるこの情報化社会の中では、いかにして自身が求める情報にアクセスし、自身の人生を有意義なものにしていくかが、この社会で生きていく私たちに求められているのではないでしょうか。

 情報収集の際、かつてはテレビやラジオ、新聞、雑誌といった媒体が主流でしたが、今ではそれらは“オールドメディア”と位置付けられ、それらに代わる新しい情報媒体が多く登場しつつありますFacebookTwitterInstagramYouTubenoteなど、これらのツールを通じて、私たちは情報を発信し、そして受信することができます。

 インクルードでも、現在は上記の新しい媒体すべてを活用し、さまざまな情報を発信しています。YouTubeチャンネルは先月に開設したばかりですが、毎週火曜日と金曜日に更新し、既に6本の脳科学やメンタル不調に関する動画を公開しています。そんなYouTubeチャンネルに関しては、次回のnoteで開設秘話や今後の展望についてお伝えできればと思います!

 ご期待ください!

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