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【暇空茜】陰謀論YouTuber 水原清晃

暇空茜 (ひまそらあかね/本名:水原清晃)

陰謀度 3 ★★★☆☆

【陰謀要素】
・colabo不正会計 ・ナニカグループ ・反コオロギ食

【マネタイズ】
・YouTube ・note ・X(twitter) ・裁判費用カンパ

【関連陰謀論者】
百田尚樹 ・有本香

【メモ】
◆訴訟系YouTuber暇空の6億円裁判エピソードが面白い。▼▼


■ colabo不正会計追及失敗

暇空茜は水原清晃という成人男性が萌えキャラアニメ絵に扮し、自らを正義とする時事ニュース政治系YouTuberだ。

暇空は2020年の『宇崎ちゃん騒動』を発端とした活動家フェミニストとの対立から、一般社団法人colabo仁藤夢乃代表と対立するようになり、抗争劇は『暇空茜 vs colabo』へと移って行った。
※ 詳細は下記動画参照。 ▼▼

2022年、colabo追及当初の暇空は、怪しい左翼活動をするcolaboの存在意義や不正会計を糺すという建前というか名目というか口実というかがあって正義とされていた。
暇空がcolabo側から「名誉を傷付けられた」と訴えられた際には訴訟費用のカンパを募って、なんと1億円以上もの支援を得たと語っている。このことからも暇空に絶大な支持があったことが窺える。

しかし「公金チューチュー」などと息巻いて不正会計を疑ってcolabo側を攻撃しまくっていた暇空だったが、colaboを管理する立場にあった東京都は住民監査請求を受けて不正が無かったことを示し、住民訴訟でも暇空による東京都への追及は空振りに終わっている。
追及の結果、colabo側に多少の会計ミス等があったと認められたものの、悪質な不正があったとまでは認められず、暇空を支援していた支持者の一部はここで暇空から離れて行った。

しかし先述した通り、1億円以上ものカンパを集めた暇空には熱狂的な支持者がまだ多数残っていた。
その支持者たちには極右もいれば、リテラシーは無いものの「公金チューチューしてる奴は許せん!」といった狭義心だけは人一倍ある熱狂的な視聴者ファンもいた。

そんな特異なファンを仲間に付けていた暇空は、「ナニカグループ」という、ディープステートを参考にしたかのような設定のオリジナルの陰謀論めいたワードを生み出してもいた。▼▼

◆ナニカグループとは
様々なグループが、一枚岩ではなくアメーバのようにお互いに利用するため集まったグループのこと。繋がっているがボスや指揮系統は存在しない。

(出典:暇空茜 note

「ナニカって何?」
普通の人ならそう思うだろうが、根拠が薄いことが分かってきた暇空の主張を真に受ける視聴者ファン層にとっては、ナニカグループはしっかりと受け入れられていた。

暇空及びそのファンは、アメリカの陰謀論者集団『Qアノン』をモジって『暇アノン』という不名誉な呼ばれ方までされてしまう始末。。
ディープステートについては当note馬渕睦夫のページを参照。

結局このcolabo問題は、2024年1月現在でもcolaboの会計に不正があったという事実は証明されていない。(続報待ち)


■ 反コオロギ食

colaboとのイザコザの最中の2023年、暇空はコオロギ食に対して感情的に反対の態度を示し、下記Xポストのようなデマ攻撃を繰り返していた。▼▼

それだけに飽き足らず、人権無視上等の暇空は差別心むき出しで下記のような主張もしていた。▼▼

▲▲ とにかくコオロギ食に対して難癖を付ける暇空だったがファンの民度がアレだったため、その主張のウケは良かった。

※ いまだにコオロギ食に対して偏見を持っているのなら下記動画の参照をオススメする。▼▼


■ 事後弁護 (2024.4.12 追記)

デイリー新潮による2024年4月のインタビュー記事にて、暇空は自分が「陰謀論者」とレッテル貼りされていることに対して独特なロジカルで自己弁護を行なってみせている。▼▼

▲▲ その自己弁護の内容は、陰謀を働いていると思われる左翼系の連中がいて、その連中の陰謀めいた動きや存在について論じると、それが「陰謀論」とされることは仕方が無い、という暇空なりのロジックだ。この暇空による説明は、陰謀論者傾向のある者やお人好しを騙すには十分だろう。

しかし当noteもそうだが、暇空に対して「陰謀論者」とレッテル貼りをするのは暇空の論に根拠の薄弱過ぎるものがあるためで、暇空が自身の主張するおかしな論をマトモに説明できていない、そして立証できていないことへの弁護には全くなり得ていない。
陰謀めいた組織について論じるから「陰謀論者」扱いをされてしまう、と言うのは暇空にとっての都合の良い切り取りである。憶測を語ることと、暇空のように根拠の無い話しにまで及んで決め付けで語ることは同義ではない。暇空の語る内容は後者になることが多いため、「陰謀論者」と言われているのだ。
マトモな感覚の持ち主であれば『根拠に基づく憶測』と『根拠の薄い陰謀論』との間に境界線を引くことができるのだが、暇空は意識的か無意識なのか分からないものの、その境界線が極めて不安定なのだ。

記事で言われるような都合の良い自己弁護、そして客観性に欠けたロジックの組み立てが暇空の残念な部分を表している。

まあ、もし暇空が自身の長所の部分だけで戦っていてはエンタメ性に欠けて現在のような注目を浴びることもなく、活動をここまで拡大することはなかっただろう。そう考えるとインタビューで語られているように、陰謀論を交えた炎上系YouTuberとしての暇空の振舞いは一定の効果を上げたと評価することもできる。しかし、それとこれとは話しは別だ。

暇空の面白さと狡賢さを味わうには素晴らしいインタビュー記事だと評価できる。


■ 東京都知事選挙 (2024.6.22 追記)

2024年7月7日の東京都知事選挙に出馬する泡沫候補・ひまそらあかね。


【類似陰謀論者】
うさぽん


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