【馬渕睦夫】元外交官ディープステート陰謀論者
馬渕睦夫
東京都
陰謀度 5 ★★★★★
【陰謀要素】
・チャンネル桜出演 ・月刊WiLL ・トランプ元米大統領支持 ・ロシア擁護
・ユダヤ陰謀論 ・ディープステート ・反LGBT法 ・反財務省
・コロナ陰謀論 ・反ワクチン・反WHO
【マネタイズ】
・メディア出演 ・書籍 ・講演会 ・YouTube
【関連陰謀論者】
・ 西田昌司 ・西村幸祐 ・松田学 ・篠原常一郎
・藤井聡 ・水島総 ・井上正康
【メモ】
◆1946年1月21日生まれ
◆京都大学 法学部中退
◆1971年 ケンブリッジ大学 経済学部卒
◆元外交官
◆ノンフィクション作家
■ 外交官マブチ
馬渕睦夫は1968年に外務省に入省して、イギリス、インド、ソ連、アメリカ、イスラエル、タイ、ウクライナなどで勤務。
2011年に定年退職した3年後の2014年、自身3作目の書籍で陰謀論作家としてデビュー。ここから馬渕は日本の大物陰謀論者として羽ばたく。
■ ディープステート
まずディープステートとは、存在しない『アメリカの影の政府』を指す陰謀論用語だ。
現存する日本語による最古の「ディープステート」関連Xポストは2013年のもの。▼▼
エジプトきな臭くなってきたね。ディープステートとの衝突は避けられないなかな。これでムスリム同胞団寄りのハマスなんて介入したら泥沼じゃん。
— H_Miyatake🦔 (@takezo12) July 3, 2013
まあ、外から見てるとドタバタだろうけど、少なくとも数十年ずうっと続いてきたディープステート（闇の官僚政府）の内部で繰広げられてきたCIAとFBI（その他）の主導権争いが表面化せざるをえないところまで国家機関が企業形態に乗っ取られ、国家の基軸が揺らいでる証なんじゃないかと思う。
— 宮前ゆかり (@MiyamaeYukari) November 6, 2016
▲▲ その後、2016年にも「ディープステート」という言葉が登場していた。
そして2017年以降は米山隆一氏や、経済陰謀論者の三橋貴明、陰謀論作家の藤井厳喜、エリート陰謀論者原口一博、極左陰謀論者の兵頭正俊、国際陰謀論者の佐藤優らがディープステートという言葉を口に出すようになった。
それらディープステートに言及していた著名人はいずれも偏った右翼か左翼思想の持ち主で、それぞれが反対側の立場からアメリカ極右大統領ドナルド・トランプの動向を注視していた。
その注視していた理由は、「トランプが正義を守るために影の政府・ディープステートと戦っている」という陰謀論がアメリカで流行り、インターネットを通じて日本にも情報が大量輸入されたからだ。
馬渕もその流行りの陰謀論に乗っかって、2018年にはネットメディアで堂々とディープステートという言葉を使うようになっていた。それを信じる陰謀論者もいれば、「ディープステート(笑)」とバカにする者もいた。
ディープステートについては下記動画を参照。▼▼
■ ロシア推し
ロシアがウクライナに侵攻すると、馬渕はことあるごとにロシア擁護を繰り返している。
その中で最も非難されているのが、「ロシアはブチャでの虐殺を行なっていない」と擁護したことだ。▼▼
2022年ロシアのウクライナ侵攻におけるブチャの虐殺に関しては、「ロシア軍が掌握していた間、暴力行為に遭った住民は一人もいない」と主張
また、馬渕は情勢判断ができないほどに年齢的にアレになったのか、2022年9月にロシアが既にウクライナに勝った、とまで言い出してもいた。▼▼
2022年9月末の時点で「ウクライナ軍はほぼ崩壊している」
「戦場ではすでに(ロシア軍の勝利で)決着がついている」
馬渕の支離滅裂さはこの戦争を通じてより知られるようになって行った。
■ 米大統領選 不正選挙
2020年、米大統領選挙でのトランプ落選を受けて「不正選挙だ」と訴える馬渕おじいちゃん。。▼▼
この陰謀論はディープステートの存在を信じる日本保守界隈の陰謀論者の間で大いに流行っていた。
なお、馬渕はその以前にはトランプ当選を確実視していて、しかもコロナ禍が起きたのはディープステートの仕業で、それはディープステートがトランプ政権を打倒するためのものであった、と荒唐無稽過ぎる陰謀論まで語っていた。▼▼
■ 反WHO
WHO(世界保健機関)はディープステートとズブズブの関係で、ワクチンビジネスの手先だと危険視する馬渕。
■ 反ワクチン
子宮頸がんワクチン反対キャンペーンに乗っかっていた馬渕。
馬渕は当然のようにコロナワクチンも悪者扱いしている。
反ワク陰謀論者の井上正康のYouTubeチャンネルにゲスト出演する馬渕。元学者と元外交官のエリートおじいちゃん2人が反ワクに。。。▼▼
■ 反財務省
財務省批判をする馬渕は、経済陰謀論者の藤井聡の語る財務省批判にも肯定的。
■ 反LGBT法
LGBT理解増進法を曲解して問題視する馬渕。
「この法が通れば誰もが自分の好きな性自認で振舞えるようになるから危険だ」と主張しているが、例えば男子高校生が「自分の心は女性だ」と自認すれば女子トイレや女子更衣室に入ることを認めることになる、といった趣旨の、あさって方向の間違いを語っている。▼▼
インフルエンサーがこういう誤ったことを解説して、それを信じてしまう人もいるから大問題発言なのである。
■ 名誉
2019年 南丹市名誉市民
2022年 京都府南丹市 文化観光大使任命
2020年 瑞宝中綬章受章
陰謀論者の馬渕でも表彰されたりする日本。なんと平和な国だろう。
■ オマケ
詳しい方にお訊きしたいのですが、
— みんなの陰謀論 (@inbouron66) December 1, 2023
この左のsayaさんという女性は馬渕睦夫氏の「ディープステート」云々という話しをどういう気持ちで受け止めているのでしょうか？
介護士感覚か、もしくは番組スタッフに家族か誰かを人質に取られてるから仕方無く、、ぐらいの陰謀論までつい湧いてしまいます。。 pic.twitter.com/esfeOy1ToP
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