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【読書感想文・非常識な成功法則(神田昌典 著)】その孤独は成長への第一歩です。

Audibleで「非常識な成功法則」を聴きました。


これは小説を読んでいるみたいで楽しかったです。文章がご本人のご説明通り「成金風口調」で書かれていて、非常にコミカル。なのに、本の引用などがあるので、思いつきでやったことではなく、本の引用、対談からウラが取れている情報であることが伺えて、情報の信頼度も高いと思いました。

一番驚いたのは、本書のオリジナルは2002年発刊ということ。最近は自分も本を読んで、成功、幸福に関する書物を複数読み、得た知識がありますが、本書の80%以上はそれらに通ずるものでした。しかし、驚嘆するのは「20年前にその内容が書かれた本がすでに発売されていたこと」です。

本書にもありましたが、今でこそある程度ですが「アンテナが立っている状態」の自分でも、今までいかにセンサーが鈍感だったかがわかる内容です。

やはり「なりたい状態への方向を向き」「そうなるための情報を集める」意識がないと欲しい情報は得られないんだな〜と改めて思いました。

前置きが長くなりましたが、本書をお奨めする方は

今現在「燻っている」「もっと成長したい」「もっと成功したい」と思っている人

です。ほとんど全員なんじゃないかな、と思います。本書に書いてあることが全てではないですが、確実に「行動の重要性」「環境の重要性」を説いています。

本書で自分が改めて学んだことは、

・周りの環境を整備せよ。その過程に生じる「孤独」は気にするな。
・インプットしてアウトプットし続けろ。
・それを加速するためにフォトリーディングは有用

です。

まず「孤独」についてですが、その質が焦点です。何も行動せずその結果として生じている孤独はここでは扱いません。なりたい自分に向かって行動している際に生じる「孤独」についてです。「なりたい自分」に集中していると、同じような意見を持った人たちといずれであるから大丈夫なのだそうです。確かにそれはそうだよな、と思います。社会的年齢などを気にして息苦しく生活するよりも、小さなコミュニティだけど自分の意見が堂々と共感し合える環境の方がいいよな、と思うし、そのほうが成長できると思います。

次に、インプット&アウトプットについてです。これは文字通り、人生の目標、実現したいこと、嫌いなこと、やりたくないこと、全部書きまくることで、自分の深層心理に達し、「本当の自分」を見つけることができます。また、それにより「自分にとって得るべき情報」が定まるので、それにアンテナを立てて情報をインプットしまくる、そしてフィードバックするサイクルを回すということです。100%同意します。

インプットのために、著者はフォトリーディングをとてもお奨めしていました。本書を読んで自分も興味が湧きました。本書を読む限りではアウトプットありきのインプットのようです。今は、本などで独学で身につけられるようなものではないような気がしたので、教材などを探してみましたが、5万円ほどすることがわかり、自分としては高コストで、まだリスクが高いと感じました。もう少し安くできる講座などはないかな、と調査中です。

自分としては本書にあった「毎日やりたいことを10個書く(重複OK)」というのを始めようかな、と思いました。自分の深層心理をもっと理解して、自分の進みたい方向に迷わないようにしたいな、と思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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