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【読書感想文・うちの子、このままで大丈夫?がスーッと消える 科学的に正しい子育ての新常識(メリンダ・ウェナー・モイヤー (著), 塩田香菜 (翻訳))】結局、どんな事象でも「子供は親の背中を見て育つ」

Audibleで「うちの子、このままで大丈夫?がスーッと消える 科学的に正しい子育ての新常識」を聴きました。

本書を読んで、

子供は親の背中を見て育つ

という言葉の重みを再認識しました。

日々の生活においても、スマホ、性教育などについても、結局親の影響力がものを言う、ということを本書は語っていると思います。

むしろ、親の影響力が良くも悪くも小さい場合は、環境の影響で子供が悪い意味で親の望む方向に育たない、ということもわかりました。これは「親が制限するべき」ということでえはなく、親は「親は子供の規範たるべき」ということ常に意識しながら行動しなければならない、ということだと認識しています。

特に気になったテーマは、

性による差別

についてです。

本書から、性差別については、大まかにいえば「区別する」環境が差別を作り出す、という印象を受けました。それが、色だろうが、性別だろうが、関係ないのです。本書の例でいえば子供を「子供たち」といわず「男の子たち」「女の子たち」と言っただけで、子供はその区別を意識して、自分がどちらかを判断し、そこから「こうあるべき」みたいな思想に繋がっていくのだとか。

正直なところ、このようなことが当たり前で育った自分には、全部を修正することはかなり困難です。ですが、これから性というのはLGBTQなど現代の方向性(すべての価値観を受け入れる?)を考えると非常に重要なことで、自分の孫の世代でそれが当たり前になるかもな、ということを考えると、子供たちにもある程度バリアが小さくなるようしていきたいな、と思いました。

この他にも、スマホ、性行為など、結構親が目を瞑りたい部分に対して効果的な助言をする内容でした。

本書の特徴としては、参考文献がめちゃくちゃ多く、それらの一つ一つを丁寧に組み入れて書かれた本だということがわかります。

著者は41歳という記述がありましたので、同世代だし、お子さんの年齢も同じ感じでした。そういうこともあり、ほぼ1対1対応で本書の知識が応用できるのかな、と感じ、今から一つ一つ本書に書かれていることを実践させてもらおうかと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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