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【祝】自分の「詩」が入選!

最近になって、賞レースにも積極的に参加している僕ですが、今回は第30回メトロ文学館において「詩」で選んで頂きました。

といっても入選なので、残念ながら優秀賞とはなりませんでしたが、誰かに評価されたということが、すごくうれしいことだとしみじみ感じました。

僕は普段、先輩作家の手伝いを中心にやらせてもらっていることが多いので、自分の作品が手放しで評価されたという経験が自分にとっては、とても大きいのです。

“稲福”という名義で作品を提出したのですが、来年1月中旬頃から約1週間に渡って、東京メトロ三越前駅銀座線・半蔵門線連絡通路(A1出口付近)にて掲出されるそうなので、良かったら目撃してみてください。

ということで、今回は『電車』のお話をします。

僕の出身地・沖縄県には、鉄道はありません。モノレールはありますが、大人になると車移動が基本となります。そのため、電車に乗るたびに小さく感動することが多いのです。

これだけたくさんの人の動きを同時に見れる瞬間というのは、沖縄では経験しないので、毎回どうしても周りの人をチラチラと見てしまいますし、電車内のアナウンス、駅に着いたときのメロディーなど、毎回欠かさずにチェックしてしまいます。

その中でも最も感動したのが、小田急線に乗っていた時の電車内アナウンス。そのアナウンスは、代々木上原駅に着く間際に流れたのですが、思わずアナウンスが流れている方向に目を向けてしまいました。

「次は終点・代々木上原ぁ~、代々木上原。本日は、小田急線をご利用いただきありがとうございます。皆さんにとって本日が、素敵な1日になりますように

これが流れてきたんです(笑)。それを聞いた人みんなが斜め上方向を見つめていました。これを小田急線でやってくれるっていうのが、粋だと思うんですよ。小田急線が代々木上原駅に着いたときって、ドアが開く前からみんなドアの前に立ちはだかるんです。なぜかというと、向かいのホームに、千代田線の始発電車があるので、みんないち早く自分の席を確保したいっていう気持ちが先行してしまうんです。

しかし、この一言があることによって、そんな余裕のない自分から解放されます。素敵な1日にすることを忘れていた自分を呼び戻してくれます。素敵な1日というのは、乗り換えで角の席をとることに固執することではないはずです。駅に降りた先に「素敵なこと」が待っていることが多いでしょう。それに意識が向かった上で、電車に乗っていれば、何が大事かが見えてくると思います。そうなると、電車移動の時間すらも「素敵な時間」に変わっていきます。

これからも、賞レースだけでなく、noteにもたくさんの「詩」を上げていきたいと思います。それ以外もあげていく予定なので、これからの記事もこれまでの記事もよろしくお願いいたします。

そして、この記事を読んでくれた方、フォロワーの方へ。

皆さんにとって本日が、素敵な1日になりますように。

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