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目標達成は、他人の力が9割。

「お前、人生どうするの?何がしたいの?」

28歳にもなると、人生設計がきちんとできていないように見える人は、周りからこんな説教を受けてしまいます。

高校の同級生の代々木くんは、昔の友達や会社の同僚からこういった説教を受けているそうで、代々木くんはその度に「俺、どうしたいのかな・・・」とはっきりしないことを言って、その場を凌いでいます。

もちろん、周りの人は心配して言ってくれているのだろうし、愛情を持って言ってくれているのですが、僕はその説教に少し違和感を覚えますし、説教すべき論点が違うなと思ってしまいます。

人生設計ができない理由は、継続することができないから。

人生設計ができないことよりも、努力を継続できないことが問題だからです。

代々木くんにだって、「こうなりたい」とか「ああなりたい」とか、そういった願望はあるし、そのために頑張ってきたこともあるでしょう。

ただ、ずっと継続することができない。

おそらく、それを自分で分かっているから、人生を設計できないのでしょう。

もちろん、これは代々木くんに限った話ではありません。

というか、ほとんどの人は継続力がなくて目標を達成できなかった経験があるでしょう。

すべての原因は継続力なので、人生をどうしたいか考えても解決することではないのです。

それよりも考えるべきことは、どうやって継続するシステムを作るか、どんな努力をするか。

ただ、継続が苦手な人はそのことが分かっていても、かなり意志が弱いのでそのシステムからすぐに逃げるし、どんな努力をしたらいいか考える段階で躓くでしょう。

そういう人は、絶対に自分の力だけで頑張ってはいけません。

本気で目標を達成したいなら、他人の力が9割だと思って頑張るべきです。

どれだけ継続が苦手な人でも、受験勉強や部活は頑張ってきたという人が多いです。

受験勉強や部活は、特に他人の力に大きく左右されます。

勉強や練習に打ち込める環境を整えてくれる家庭環境、塾の月謝代や部費を払ってくれる親の経済力、指導してくれる先生や顧問、ともに頑張ってくれる受験生やチームメイト・・・。

それがあるのとないのとでは、結果は雲泥の差だと思います。

もちろん、周りの環境がどうであれ、努力を続けられる人もいますが、それは相当意志が強いほんの一握りの人だけです。

おそらく、代々木くんを説教してる人だって、他人の力で努力してきたことがあるはずですし、今でもそうかもしれません。

継続できない人は、他人の力を存分に使いましょう。

お金で他人の力を買ってもいいし、自分で頼み込んでもいいし、頑張っている人のそばに行ってもいい。

継続というのは、まずはそこから始まるのです。

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