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「他人より優れている」と思った時点で成長は止まる。

周りの人と比べて自分が優れていると、ちょっとした安心感を得られます。

他人にできないことができると、自分のことを特別な存在だと思えるし、自分を肯定することもできます。

しかし、それをやりすぎるのは、ものすごく危険なことだと思います。

「他人より優れている」という安心感は、自分の成長を止めてしまうからです。

人は、ラクな方に流されてしまう生き物なので、努力する必要がないと思ったら、簡単にサボってしまいます。

そのうち、誰かに追い抜かれてしまったり、自分が大したことないことに気づかされたりして、最後は自分が傷つくことになります。

決してこれは、自信を持つのが悪いことだと言いたいわけではありません。

「自分は○○が得意だ」と考える場合、その分野に関してプライドを持つため、自然と努力するようになりますが、「自分はあの人より○○できる」と考えてしまうと、自分の努力に焦点を当てなくなります。

他人が劣っているところを見つけ出し、それを確認することで自分を安心させるため、成長が止まってしまうのです。

そして、「他人よりも優れている」という感覚は、人間関係にも悪影響を及ぼします。

自分の方が優れているからといって、偉そうな物言いをしてしまったり、他人をけなしていいと思ったりして、無意識にひどい言葉を浴びせることもあります。

そうなると、ますます生きにくくなっていくし、毎日イライラしながら生きることになるでしょう。

「他人よりも優れている」と自覚したところで、何も良いことはないのです。

だったら、「他人よりも優れていることなんてない」と思って、他人と接するのが一番良いです。

たとえ、自分が物事を教える立場にあったとしても、教えられる側の方が優れていることはあるでしょう。

「他人よりも優れている」と思いたい人ほど、そういう部分に目をつむってしまいがちですが、そこから学べることもあるはずです。

どんなに小さいことでも、それを自分にプラスすることができたら、自然と他人と比較することなく、自分のことを好きになれるはずです。

教え合って高め合うことが人間関係の理想だと僕は思います。

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