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向いていないことは、向いていないと認めよう。

僕はこれまで、基本的に何でも頑張る姿勢で生きていました。

なんだって頑張れば、それなりのレベルに達することができるだろうと思っていたので、そんなに好きでもないことを何年間も頑張り続けた経験は、割とたくさんあります。

まだ若い学生であるのなら、それでも大いに結構ですが、もう僕は大人になっています。

自分が取り組むと疲れやすくなるもの、取り組んでも疲れにくいものの区別は、ある程度ついてきました。

つまり、嫌でも、向き不向きが分かってくるのです。

今まではそれを見て見ぬふりしていましたが、これを認めてあげることで、自分が生きやすくなります。

例えば、僕は人と協力し合いながら、何かを成し遂げるのが苦手です。

たくさんの人の意見を聞きながら、時にぶつかり合い、チームワークを良くしながら仕事や遊びを実行するのは、面倒くさくて仕方がありません。

それぞれ自分の信じたやり方を曲げられなかったり、誰かのせいにして自分の落ち度を棚にあげたり、言いたいことも我慢しないと楽しくできなかったりするので、なるべく大人数で何かをするのは避けています。

そうやって、苦手なことを認めることで、人は生きやすくなります。

向いていないことに取り組むことは、向かい風に吹かれて走っているようで、自分の体への負担が大きく、それを得意としている人には絶対に敵いません。

逆に、自分の向いていることに取り組むのは、追い風に吹かれて走っているようで、勢いのまま進むのに、ケガすることなく完走することができます。

自分の得意なことはなんだろうと考えた挙句、僕が出した結論は、「自分のペースでできること」でした。

誰からもプレッシャーをかけられず、自分のペースで進めることなら、周りに迷惑をかけず、ストレスを感じずに成し遂げることができます。

自分で締め切りを決めて、そこに取り組んでいく分には、何の苦労もありませんし、達成できないことはほとんどありません。

なので最近は、自分のペースを乱されないようにして、何事にも取り組んでいます。

もちろん、チームワークを活かしてやらなきゃいけない場面は山ほどあるので、毎回拒否することはできません。そこに応用するには、ちょっとした工夫をしなくてはいけません。

例えば、どうしてもたくさんの人数で何かをしなくてはいけない場合、僕は自分のペースを崩さないように工夫します。

仕事の場合なら、相手の速度の遅さも考慮して、土壇場で焦らなくても良いように、早めに取りかかってゴールまで目指します。

遊びの場合なら、僕が行く場所とやりたいことを決めて、それに従うようにしてもらっています。

どうしても僕のペースに合わせられないなら、なるべく時間を短くしていくように工夫を施します。

そうすると、何事も苦しみながら取り組まなくていいので、とても気がラクです。「自分は自分、他人は他人」とちゃんと割り切りながら生きる姿勢を見せることで、周りも理解してくれます。

もしかしたら、自分の向き不向きを上手く利用していくことが、チームワークの最も大事な要素なのかもしれません。

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