見出し画像

居心地が良いのは、必死で準備してくれた人がいるおかげ。

カレンダー通りに休みが取れる職種なら、今日も明日も明後日も休日になりますが、逆にゴールデンウィークになると、忙しくなる職種もあります。

このご時世なので、例年よりも慌ただしくないかもしれませんが、それでも平日よりは身が引き締まります。

僕の職種は、平日休日関係なく働いているので、ゴールデンウィークでも大した変動はありませんが、それでも公休日になると、気合いが入ります。

これは、高校1年生の時に始めた、レストランでのアルバイトが影響しています。

高校に通いながらバイトをしていたので、基本的に夕方以降からの出勤が多かったのですが、土日に関しては、せっかく1日空いているので、昼から出勤していました。

ランチタイムだったら、ディナーよりも忙しくならないだろうと油断していたのですが、ランチタイムの方が想像以上に大変でした。

料理を作って提供するのはもちろんですが、それに加えて、ディナーに向けた仕込みをしなくちゃいけません。

ディナーの方が客数は多いですが、やること自体はランチタイムの方が圧倒的に多く、それが崩れてしまえば、ディナーにまで影響してしまいます。

客数が少ないからといって、ちょっとでもサボってしまうと、後に出勤する人や自分自身、店全体を苦しめてしまいます。

その大変さを身をもって痛感した僕は、それから休日になる度に、気を引き締めるようになりました。

学校や会社を休めるということは、いつもの行き先が一つなくなっているということです。

飲食店、観光施設、商業施設など、休む人たちを支える職種は、休む人に居場所を提供しています。

その居場所で、それぞれにとって良い時間を過ごしています。

居心地の良い時間を与えるためには、しっかりとした準備が必要で、イレギュラーなことにも対応できる応用力も必要で、創意工夫する力も必要です。

居心地が良い時間を過ごせるのは、誰かが必死で準備しているおかげなんです。

当時の僕は、人に居心地の良い時間を提供することが、ここまで奥が深いと思っていませんでした。

それから僕の中で、それらの職種への憧れや尊敬が、だんだん大きくなっていきました。僕も、その一員になりたいと強く思いました。

今の僕の職種は、店舗もないし、調理もしませんが、「人に居心地の良い時間を提供する」という意味では、共通しています。

テレビ番組も、noteの文章も、音声配信も、いずれも受け手が楽しんでくれるものを目指して作っています。

このご時世、人に居心地の良い時間を提供する職種が、力を発揮しにくい環境にあることは確かですが、何かしらの準備は、いつまでもできます。

限られた時間の中で、限られた資金の中で、準備できることを考えてやっていくしか、僕には道がありません。

これからも僕は、居心地の良い時間を与えられるように努力していきます。

なので、居心地が良いと思ったら、フォローしたり、スキを押したり、サポートしてもらえると、本当に嬉しいです。

面白いと感じてくれた方、よろしければサポートお願いします。純粋に僕が嬉しいだけでなく、もっと量が多く、もっと高品質な作家活動ができます。どうぞ、よろしくお願いします!