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人の魅力は、「人間力」と「能力」に分けられる。

「この人と仲良くなりたい!」
「この人、すごい!」
「この人の役に立ちたい!」

人にそう思わせるには、多かれ少なかれ、人としての魅力が必要になります。

その魅力は、大きく大別して、「人間力」と「能力」に分けられると思います。

ここでいう「人間力」というのは、必ずしも「自立した人間」「心優しい人間」といった意味ではなく、その人自身が持つ考え方や印象の「独自性全体」を指します。

結果的に、他人に良い変化を与えるかどうかは関係なく、自分自身の考え方や印象で、相手の心を惹きつけます。

それに対して、「能力」とは、何らかに対して良い変化を加える力のことをいいます。

誰かの要求に応えられたり、誰かの心を動かすことができたりと、その人が実力を発揮することによって、良い変化が生まれます。

結果的に、他人に良い影響を与え、その技術が称賛されます。

おそらく、人間力で他人の心を惹きつけ、能力で他人に認められれば、人間としての魅力は、最強に近づくでしょう。

しかし、人は、「人間力」が目立つ人と、「能力」が目立つ人がいます。

「人間力」で人を惹きつけられると、たとえ大したことを成し遂げていなくても、「あの人はすごい!」「あの人が好き!」と、好印象を持たれます。

「能力」で人を惹きつけられると、たとえ人間としての魅力が不十分でも、周りからは頼られます。

学生時代、こんな不思議なことがありませんでしたか?

「コイツ、こんなにつまんないのに、なんで人気があるんだろう…?」

「コイツ、こんなに面白いのに、なんで人気者になれないんだろう…?」

実際に僕は、頭の中で、何度もこんな疑問を浮かべていました。

おそらく、「人間力」が目立っていたか、「能力」が目立っていたかの違いで、差が出ていただけなのでしょう。

決して、人間力が高い人が無能なわけではないですし、能力が高い人が人間力が低いわけではありません。

ただ、人間力の方に目を奪われているうちに、能力の高さを忘れていて、能力の方に目を奪われているうちに、人間力の高さを忘れるんです。

みんながみんな、人のことをじっくり見ているわけではないし、そんな暇もないのです。

つまり、絶対に完璧な評価なんてありません。

しかし、それでも、あなたの「人間力」や「能力」を求めている人はいます。

だから、完璧な評価を受けていないことにいじけずに、その人たちのためにも、魅力を発信し続けるべきなのです。

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