田舎嫌いだった

田舎が嫌で都会へ出た

10代の頃は、街灯もない、電波もつながらない田舎が好きな反面、嫌で仕方がなかった。

何をするにも、1回山を下りなくてはならず、その時間のロスや、不便さにヘキヘキしていた。

けれど、住むところは

自然の多いところがいい

矛盾というのは、自分が認めない限り大丈夫!
都会(神戸)へ出たから、どこにいようとかまわないじゃないか(笑)という気分だったが、どう考えても神戸市内まで30分以上かかった。つまりは、家が変わっただけ。

自然の中で育ったら、自然に帰りたくなる

否定されるかもしれないが、自然の中で過ごし育った時間は、どんなにその後都会で住もうが、帰省などした際に、嫌でも思い出す懐かしい

『匂い』

と記憶に、心が癒される。
何も無い。本当に何も無いただの田舎だけれども、それが最高に大好きだと言える場所になる。そう、自分は感じた。

地元の事を知らない

留学などをするとよく聞くが、自分の国のことをあまり知らないことに気づく。愛国心がわく。

これと同じで、田舎から出ると、田舎のことを知らないことに気付かされる。

そして、知りたいと思うし、知ってもらいたいと思う。自分の見てきた場所や、育った環境、雰囲気など何故か嫌だったのに、勧めたくなる。やっぱり矛盾の生き物だ(認めた)。

田舎と都会は同じではない

よく耳にするのが、(田舎が)合わなかった。

物質的なことではなく、都会は「個」であり、田舎は「輪(和)」である。良くも悪くも、繋がりが重要な田舎は、『和』を乱す人を嫌う。郷に入れば郷に従え。その心(いい意味の謙虚さ)がないと、住みにくいと感じるだろう。

自分を客観視した視点が、環境を変えることによって発見出来たことで、田舎へ帰ろうと思えた。

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