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これから「町づくり」、「地域おこし」しようとしている若者たちへ

私と同じ経験はしないでほしい


※全部の地方がそうであるとは限りません。しっかりとリサーチをし経済的に、メンタルが安定している方などは大丈夫かと。勢いで、や明確な目標が無い方は絶対に読んでみて下さい。
もう一度言いますがすべての地方が当てはまる訳ではありません。そしてこの記事に使う写真は私が住んでいる場所とまったく関係のないフリー素材を使っております。
そして田舎が好きな人、住んでいる人はいい思いのする記事ではないので、バックしてもらえばいいと思います。田舎暮らしに不満を持ってる人などもぜひ読んでください。

昨今、「地域おこし協力隊」や町おこしなど、田舎等の地方に関心がある人が増えている(?)。
しかし「やる気」はあるけど「お金がない」、といった方はおすすめはしない。特に若い(20代から30代)に人はやめとけ。せっかくの若い、貴重な時間をどぶに捨てる事になる。
人も少ないうえ、素敵な空き家が多くチャンスが沢山あるように思える。
しかしそんな理想はすぐに打ち砕かれることになる。もし同じことを考えていたらほんとにやめとけ、そんな簡単に出来たらこんな町にはなっていない。
ただ例外はあって、明確な目標もありお金が沢山ある、社交性が鬼のようにあるなど、向いている人はいる。そんな人がわざわざ田舎に行くとは思えないが。


自己紹介と現状

私は去年、大学の研究でとある町の地域活性化テーマにした。趣味があり、それをしながらゲストハウスをしてみたかったからだ。というのも町の方と様々な縁があり、「田舎の人たちって閉鎖的で怖い」というイメージがあったが、縁があった方達は「ぜひ移住して盛り上げてほしい」、「あなたのような人がいてくれたらこの町はもっと盛り上がる」等沢山ほめてくれた。そして一人の親切な方が、住む場所や働く場所を提供してくれた。


今住んでいる所は人口3000人台に突破してしまった典型的な田舎である。高齢者の割合が50%を超え。去年生まれた子供の数は10人もいない。なんとか高校はあるが、来年21人を超えないと閉校になってしまう。
さらにタクシー会社も撤退、バスは朝と夕方に一回、勿論電車などもない。まさに「陸の孤島」というのにふさわしい。
もちろんこの町にも素晴らしいところがあり、詳しくは言えないが農産物を使った加工品はある程度有名である。


そこで本格的に移住することになり、公共施設の事務で働くことになった。

これが私にとって運命を大きく変える事になってしまった。毎年何人もやめるくらいのお局がいたのだ。こんな田舎じゃ直ぐにやめたところで、働き口などない。お金もなく引っ越すこともできない。もう田舎の洗礼を受けてしまった。これは私のリサーチ不足で、勢いで入ってしまったのが原因なので、全面的に私の非である。毎日この人と顔を合わせなくてはいけないと考えるだけでほんとに夜眠れなくなってしまう。そして移住して直ぐだったため、多面的に捉える事が出来ず、この町を少し嫌いになってしまった。ここにいる全員、見て見ぬふり。
あれだけ、サポートするとか、協力的だったのに。これは甘えだと思って何とか一年たった。次の就職先も見つける事が出来たのであと少し耐えれば。
ちなみにまた同じ町だ。これまた縁があってとある会社の社長の直々にスカウトしてもらえた。人間関係が怖いが、いろんな方に話を聞く限り大丈夫そうだ。
まだ学生なので、本分は勉強なんだが、移住してからすべてのお金は自分で払っているので、目をつぶってほしい。

「ボランティア」という単語が大好きな人たち

すべてのお祭り、イベントなど人手がほんとに足りない。しかも収支計算など全くせず、とりあえず自分だけもらえればいいと思う人が本当に多い。そしてこれ手伝ってもらえる?お金は出ないけどみたいなことが多い。そんなの断ればいいだろとか、勇気がないだけとか言われるのだが、移住してきたばかりで立場も弱く、そしてこの町で起業しようとしているなら町の人に嫌われるわけにはいかない。上手に断っても、じゃあこれだけやってもらえる?みたいなやりたくない小さい事だけ任せられる。「Aさんはみんなに顔覚えてもらう為にボランティアは積極的にやった方がいいよ」とか僕もいままでいっぱいボランティアやってきたよとか、最初はお金貰えないのは当然だよとか、、、普通の貨幣経済は通用しない。もちろん顔を覚えてもらう事は大事であり、地域のお祭りなどに積極的に参加するのは構わない。しかしなんでもかんでも「ボランティア」という言葉を使い、強要してくるのは如何なものか。そしてたちが悪いのが笑顔で「○○日空いてる?」から入ってくるやつだ。「○○があるんだけど、この日空いてる?」と少し足せばいいものを、それをしてこない、もしくはできないやつは見直した方がいい。
とりあえずボランティアというものは余裕がある人しかできない。自分のようなお金と時間が無い人は無理なのである。
※お祭りなどの伝統的な文化はボランティアが当然であるため、田舎に住んだらこれぐらいは出ないといけない。


どの町でも言われるだろう「若い人たち中心に」

最近はどの町の市民も行政も若い人を中心にやっていこうだの、ワークショップに若い人も参加させて意見を取り入れるだのやたら「若者」という言葉を乱用しているように思える。本当に取り入れて、中心にやっている地域もあるとは思う。そういう町は本当に大事にして行くべきだし、見習うべきである。しかし、そういう町はほんとに一握りだろう。限界集落、過疎地域のようなところはよっぽどのアイデアをもって実行して、更には持続的なものでなくてはいけない。毎月イベントなどもいいとは思うが、一時凌ぎの打ち上げ花火である。というか相当ユニークな物でないとお金は発生しない。
まあとりあえずボランティアという言葉に疑問を抱いた時点で、上手に断れるように準備しておくべきである。

書こうと思えばまだまだかけるが長くなりすぎてしまうのでこの辺にしておく。やっぱり自分は田舎暮らしは向いていない。そしてこの町が嫌いです、準備出来たらすぐに引っ越します。
とりあえず愚痴ばかり書いてしまいました。すっきりしました。ありがとうございました。

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