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【田舎暮らし】 “ 空き家 ” を選ぶ超デカいメリット解説

田舎暮らしを始めるとき、多くの方は空き家を探しますが、心のどこかで「やっぱり空き家って不安だなぁ」って思っていませんか?

多少お金に余裕がある方なら新築にするか、空き家にするか迷ってしまいますよね。


ですが、私としては断然、空き家をお勧めします。


確かに空き家は新築よりも欠陥が生じている可能性が高まります。

とはいえ、購入前にきちんと確認すればそれほど怖いものではありません。

むしろ、空き家を購入するメリットの方が大きいと考えています。

今回は「あえて空き家を選択するメリット」について紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください。


こんな人は
空き家に向いています!


  • 新築を購入するほどのお金はないが、持ち家が欲しい!

  • できることならローンを組みたくない!(低額に抑えたい!)

  • 自分で色々直したり作ったりしたい!

  • 田舎暮らしを楽しみたい!


「空き家」
を購入するメリット


ここでは「空き家」の購入を選択するメリットを5つ紹介します。

  1. ローンを組まなくても “ 家 ” が手に入る

  2. 出費を減らせる

  3. 古民家ほど自然を生かした作りをしている

  4. 戦前の家は使っている材料の質がいい

  5. 自分でイジる楽しみがある


1. ローンを組まなくても “ 家 ” が手に入る


住宅に限らず、スマホや自動車など、日本ではローンを組んで購入するのが当たり前になっています。


ですが、よく考えてください。

自分の手元に来た時点で「自分のもの」と勘違いしがちですが、
ローンが返せなくなったら、そのモノは自分の手から離れていきます。

つまり、ローンが完済するまでは “ 自分のものではない ” ということです。

スマホや自動車のように数年で完済するものならまだしも、住宅は多くの人が「35年」でローンを組みます。

支払いが終わるまで、収入の増減や景気の浮き沈みを常に怯えないといけません。


最近では戦争や病気、災害、流行、口コミによって一瞬で今の仕事が用済みになることもあります。

新築に住み始めることで「自分の住処が手に入った」と安堵する人もいますが、
本当は完済するまで、毎日心のどこかで収入について怯える日々を送ることになる。という方が正しいのです。


ちなみに、日本が先進国にもかかわらず、国民が裕福ではないのは住宅ローンの支払いが大きな負担になっているからです。

この負担を減らせるのは空き家購入の最大のメリットとも言えます。


2. 出費を減らせる


新築住宅の高額な固定資産税や住宅ローンは裕福な暮らしを阻害します。


給料が高いから裕福になるわけではありません。

出費が少なければ、収入が少なくても余裕を持って生活できます。


住宅ローンや家賃の支払いは収入の1/3~1/2が相場です。

空き家を一括購入できれば、毎月かかるこれらの出費がゼロになります。

単純に考えて、移住前より給料が少なくても
今と同じ生活水準で生活することができます。

だから移住すると、今より贅沢に、今より時間にゆとりを持って生活できる人も多いのです。

我が家は現金一括で空き家を購入したので、
今がすごく楽です。

収入が減ったり、ボーナスがなくなったりしても
生活を脅かすような事態にはなりません。


3. 古民家ほど自然を生かした作りをしている


今の新築はどちらかと言うと、自然からかけ離れた ” シェルター ” のような設計をされています。

外気温の影響を受けないように窓を小さくしたり、
建築費を抑えるために軒先や庇を短くしたり。


古民家は「田の字型」と言って、仕切りのふすまを開け放てば大きな一部屋となる間取りが採用されています。

壁が少ない分、窓を開ければ風がよく通ります。


窓は壁と比べて熱の出入りが激しいので、夏は熱い日差しが入り、冬は室内の熱を逃す原因になります。

なので、今の新築では窓を少なく、小さくしているのです。


ですが、本来の窓の役割は「景観」と「換気」です。

自然と共生するために、窓は必要不可欠です。

シェルターのような家で自然と断絶して、わざわざ換気を換気扇でおこなう家よりは、今ある自然を生かしている家の方が気持ちよく生活できます。


また、今の家は建築費を抑えるために、当たり前のように軒や庇を短くします。

最近の家は窓が小さく、屋根の出幅(軒先)も短い。
昔の家はみんな軒先が長い。

軒も庇もデザイン的に何となく付けているわけではありません。
ちゃんと目的がありあます。

家に限らず、車でも子供のおもちゃでも “ 雨ざらし ” は一番劣化を早めます。

軒先や庇は家の外壁に雨が当たるのを防いでいます。

昔の家より今の家の方が劣化が早かったり、塗装やコーキングを頻繁に直さないといけないのも軒先や庇が大きく影響します。

庇が長ければ、多少の雨が降っていても窓を開けて換気することができます。


4. 戦前の家は使っている材料の質がいい


私としては中途半端な古い家を買うより、戦前に建てられた古民家をおすすめしています。


戦後は復興のために「どんどん新築を建てろ!!」という政策がとられました。

諸外国では “ 今ある建物を直しながら長く住み続ける ” というのが建築の常識ですが、
今の日本では “ 一世代に一軒は新築を建てる ” ことが一般的になっています。

これも戦後復興の政策の名残です。

せっかく家を建てても、一世代住んだら取り壊して、建て替えてしまうので、低品質の材料で家を建てても事を成してしまうようになりました。

そのため、修繕してまでは住み続けるほどでないような家が乱立しました。


昔の着物は「仕立て直し」と言って、
全て縫い目を解いて、洗って、着る人に合わせて縫い直して、
親から子へと着物を受け継いでいました。

このように後世への引き継ぎができたのも、着物が上質な生地で作られていたからです。

最近のポリエステルでできた格安の着物を、わざわざ仕立て直してまで引き継ぐか?
と言われると、そこまでする必要はないように思います。

今の住宅でもこれと同じことが言えるのです。


なので、私としては戦後の大量生産・大量消費の時代に建てられた家よりも、戦前に建てられた、後世に引き継ぐ事を前提としている家を選ぶ方がいいと思います。


5. 自分でイジる楽しみがある


新築であろうと、古民家であろうと、長く住み続けるためにはメンテナンスが必須です。

数億円で建てた豪邸であろうとこれは変わりません。

家のリフォームや工事はプロでないとできない、と思っているかもしれませんが、やり方がわかれば意外と簡単です。
(もちろんプロの大工さんのように早く綺麗に作るためには鍛錬が必要です。)

数十年のローンが残っている新築を自分でイジるのは勇気がいりますが、
ローンもなく、お手頃の価格で購入している空き家なら、気兼ねなく自分で手を加えることができます。

多少見た目が悪くても自分で作ったり直したりしたものには愛着が湧きますし、自分でできるようになるとより一層田舎暮らしを楽しめます。

万が一、自分が手直したことで事態が悪化してしまったとしても、車1台買い換える程度の金額で他の家に移り変わることもできます。

数千万円のローンを組んで買った家では、とてもそんなことはできません。


「ローン」という縛りが暮らしを束縛する


田舎暮らしに関わらず、“ ローンを組まずに住処を手に入れる ” ということにはメリットがたくさんあります。

「ローンを組むこと」が当たり前になっている日本人はローンによって「自分の首を絞めて自由を手放している」ことをもっと自覚しないといけません。


古い空き家ほどリスクがあるのも確かです。

ですが、ちゃんと知識を身につけて確認をすれば、空き家購入のリスクも回避できます。


もし不安なら、リフォーム業者に空き家見学を同行してもらいましょう。

面倒に思うかもしれませんが、そこまでしてでも「空き家」を選択することには価値があるのです。


空き家を選びたくても、空き家の何を見て良否を判断すればいいかわからないという方は、ぜひこちら↓↓の記事をご覧ください。

空き家のチェックポイントを細かく丁寧に解説しています。



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