【ライフハック】シダキュアスギ花粉舌下錠【舌下免疫療法】
休日ハンターのちょーすです。
11月から3月までの猟期を迎える前に、昨季苦しんだ花粉症の治療を始めました。
舌下免疫療法
私が始めたのは「舌下免疫療法」という治療法で、「シダキュア」という医薬品を飲んでいます。
舌下免疫療法では、毎日1回舌の下に1個のタブレット状の薬剤を1分間保持し、飲み込むだけです。
最初の7日間は2,000JAUと薄めの薬剤で、大きく反応が出ていない様であれば、その後は5,000JAUという濃い薬剤に移行しました。
ちなみに、【JAU】とはアレルギー患者の皮膚試験に基づき、一般社団法人日本アレルギー学会により設定された国内独自のアレルゲン活性単位(Japanese Allergy Units)であり、スギ花粉エキスにおいてはCry j 1が7.3〜21μg/mL含まれるエキスを10,000JAU/mLと表示されるそうで、要は数字が大きいほどアレルギー成分の濃度が濃いということのようです。
この治療法はアレルギー反応が出ていない時期にのみ、治療開始することが出来る治療法です。
そのため、花粉症の症状が出てから医療機関に駆け込んだのでは遅いため、次の花粉の時期に向けて、まさに少なくとも半年掛かりで準備・対策を進めていきます。
また少なくとも3年以上は継続しないと、長期的な効果が得られない治療法です。
2~3カ月に1度は受診が必要なので、通院時間とトータルコストはある程度必要となります。
私はアレルギーIgE抗体検査を事前に行って、その検査結果を持参したため、検査料は必要ありませんでした。
この持参した検査結果を基に治療計画が立てられました。
投与開始前に皮膚反応テスト又は特異的IgE抗体検査を行い、スギ花粉症の確定診断が必要です。
治療費
現時点までの医療費・薬剤費は以下にまとめています。
使用開始時は様子を見ながら治療を進めていき、徐々に一度に処方される薬の量を増やすように進めています。
最初は喉に違和感の反応がありましたが、徐々に収まっていきました。
安定してくると3カ月分の処方を出してもらえるようになります。
徐々に花粉が飛散し始めていましたが、2月は大きな症状はなく、過ごすことが出来ました。
3月のピーク時には多少目や耳が痒くなったり、鼻水が多少出たりはしましたが、治療開始からおよそ半年程度でも実感することが出来るほどの効果がありました。
6回目の治療から院内調剤に変わり、安くなりました。
院内処方を辞められてしまい、また高くなってしまいました。
治療開始から半年間でも、花粉飛散量のピーク時には耳や喉がむず痒い時は稀にありましたが、涙や鼻水が止まらないようなことはありませんでした。
こちらは保険適用の治療でもあるので、3割負担というのがありがたいです。
効果
私の個人的な見解にはなりますが、8月から開始して、半年後のシーズンには一定の効果が得られているように感じています。
これから本格的なシーズン・ピークを迎えていきますが、また結果を共有したいと思います。
まとめ
狩猟で山に入った際に、目に見える程の花粉に涙と鼻水が止まらず、皮膚に付着した花粉により肌が荒れたりして、あまりにも辛い症状から「自ら花粉を摂取する」という禁じ手のような治療法を決意しました。
治療開始から僅か半年でも効果を感じられることが出来ました。
むしろこれまで場当たり的な対処しかして来なかった過去の自分をぶん殴ってやりたいです。
治療期間は3年以上にも亘るようですが、あの辛さをもう2度と味わわなくても良くなるという結果と、実際に効果が得られているという安心感があるので、継続していけるのではないかと思います。
また、花粉症の症状を和らげる薬もありますが、金額がそこそこかかる上、症状もあまり緩和されなかったので、根本から治療をした方が結果的に安く済んだのではないかと思います。
是非、これまでちゃんとした治療をされていない方で花粉症に真剣に悩まれている方がいましたら、一度試してみた方が良いかと思います。
また治療途中に院内調剤に変更となりましたが、それにより調剤基本料やその他の加算が無くなり、安くったのを実感しました。
調剤薬局のあり方については、患者の利便性も鑑みながら、制度検討をして欲しいなと思います。