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【ライフハック】特異的IgE抗体検査【保険適用】

経営戦略コンサルタントのちょーすです。

元々、アレルギー性疾患を有していましたが、最近特に花粉症の症状が酷くなったこともあり、一度アレルギーの検査として、特異的IgE抗体検査を受けてみました。

アレルギー反応

そもそもアレルギー反応(過敏反応)とは、通常は無害な物質に対して免疫系が異常反応をすることです。

今回の検査名称にある「IgE抗体」とは、1型アレルギー反応を引き起こす免疫グロブリンです。

その中でも特定のアレルゲンに感作され反応するものを「特異的IgE抗体」といいます。

一般的に行われている血液検査では、この「IgE抗体」の総量や何に反応するかどうかの「特異的IgE抗体」を調べています。

アレルゲンが体に入ると、肥満細胞に付いている特異的IgE抗体にアレルゲンがくっつき、化学物質が放出(脱顆粒)が起こり、各種のアレルギー反応が起こります。

要はこの「特異的IgE抗体」が何のアレルゲンに反応しているかを調べることで、その人がアレルギー反応を起こしやすいアレルゲンが分かります。

特異的IgE半定量・定量検査

特異的IgE半定量・定量検査等のアレルギーの血液検査で測定しているのが、IgE抗体の量及び、特定のアレルゲンに対する特異IgE抗体を測定することができます。

測定値は、クラスという段階的に量をわかりやすく示す方法により、クラス0~6までの7段階で示されます。

クラス値が高い方がその特異IgEの量が多いこと、つまりアレルギー反応が起きやすいまた強い可能性があることを示しています。

しかし、この値が高いからと言って、必ずしも臨床症状と相関しないということは押さえておかないといけません。

花粉症等で通院している病医院で、何に反応しているか知りたい旨を伝え、アレルギーの検査が出来るか相談しました。

すると「保険適用は可能だが、自己負担分で5,000円くらい掛かるけどやりますか」と尋ねられました。

アレルギー検査は保険適用になった(だった?)んですね。

診療明細書を確認すると、「特異的IgE半定量・定量」「免疫学的検査判断料」「B-V」として、合計1,609点の診療報酬となっており、自己負担3割だと、行為区分の検査だけで4,827円となります。

「特異的IgE半定量・定量」の後ろに記載されている数字は39種類のアレルゲンの検査を指していると思います。

検査は処置室で採血を行うだけで、検体を検査センターへ送り、後日、検査結果が送られます。

検査結果

1週間程で検査結果が戻ってきたようたので、受取に行きます。

39項目のアレルゲンに対しての結果を1枚にまとめられたものを渡されました。

今回は非特異的IgEの総量の検査はなかったようです。

なんとスギは上限を振り切っていました。

ヒノキやヤケヒョウヒダニ・ハウスダスト・ハンノキ・シラカンバ等の反応もかなり出ていました。

狩猟で山に入りますが、杉林では勝手にグロッキー状態になっていたのは花粉が犯人だと確定しました。

自覚はなかったのですが、カニ等の甲殻類アレルギーも反応が少し出ているようです。

医師からは「生の蟹を食べた際に、喉が痒くなったりしたことはないですか?」と尋ねられましたが、いつも美味しく食べているので全く身に覚えがありません。

吸入系抗原では2月から5月までは注意が必要で、特に3月前後は厳重警戒すれば良いということが確認出来ました。

食餌系抗原は殆どなくて安心しました。

これで今後も美味しいものを食べることが出来ます。

まとめ

これまでは何の花粉に反応しているのかが素人では良く分からなかったので、症状が出始めて薬を飲む等の対応をするしか出来ませんでしたが、今回、明確にアレルゲンが分かったので、来年に向けて対応をしていこうと思います。

ただ、狩猟するのに「スギ花粉」に弱く、11月から3月までの短い猟期の中で後半はアレルゲンパラダイスとは参りました。

まずは興味がある「舌下免疫療法」をやってみようと思います。

この治療については別の記事で紹介したいと思いますが、花粉が飛んでいない時期から始めないといけないので、かなり長期戦になりそうです。