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「継続」の中に学びや発見がある。Web活用で成果を出すには。

「Web活用は継続が命」

ぼくはそう思っています。それはつまり、「継続」の中に学びや発見があるからなんですよね。Web活用で成果を出すためには「自社の勝ちパターン」を見出すことが肝だと思っています。定石を足がかりに、自社の最適化を進める必要があります。オーダーメイドで服を誂えるように。

自社の勝ちパターンの醸成は「答えのない領域に答えを作っていく作業」なので、自社ならではの学びや発見が重要な源泉になります。そして、継続の中にこそ学びや発見があります。スキルの成長も。
その点においても断続的・単発的な施策はあまり意味がありません。「やった」というアリバイにはなるかもですが。


Web活用で成果を出すには

Web活用で成果を出すには
・自社の勝ちパターンが必要
・勝ちパターン醸成には学びと成長が必要
・継続の中に学びと成長がある
・だから継続がすごく大切

学びと成長の「器」が継続だと思っています。
だから、Web活用支援では「顧客が継続できる環境作り&支援」が重要なんですよね。器を作ること。


不純物を取り除く

また、BtoB企業のWeb活用支援を続けていると、色々なものがどんどん不要になっていくのが分かります。「ユーザーは見たいことしか見ないし、知りたいことが知りたいのだ」と肌で分かってきます。

Web制作でよくある「もっとインパクトを!」「もっと目立たせたい」「なんかカッコいいキャッチコピー」などはユーザーにほぼ何ももたらせません。むしろノイズであったります。

「ユーザーの状況 ✕ ニーズ」の因数分解と理解が重要で、そこへの最短距離を考えるのがWebは大切です。不純物をなるべく取り除くこと。

でも、最初は気づけません。作り手のエゴのようなものからは中々自由になれないからです。だからこそ、Webリリース後の活用から学びと発見を得ることが重要になります。Web活用を通して、ユーザー理解を深めていくことがWebの本質的な役割ですし、Webはそのためのツールです。自分にとって満足いくものができたと発表する場ではありません。ユーザーが使う、ユーザーのための道具です。


Webはユーザー理解を深めるためのツール

その意味ではWebはリトマス試験紙とも似ています。pHを測って対象物を知るためのツールです。せっかく作ったのに神棚に飾っていてもほぼ意味がありません。何度も測りましょう。そして、ユーザーの理解を深めましょう。続けていれば不純物がわかってきて、貴社のWebサイトがどんどん最適化されてきます。

Webリリース時は「あるべき姿」の50%にも達していないと思った方がいいはずです。道具を使い続けることでどんどん自分に馴染んでくるように、Webサイトも自社に最適化させる過程が必要です。 「Webサイトはリリースしてからがスタート」はありふれたフレーズですが、その意味において正しいと思います。

地方BtoB企業のWeb担当者様は「Webサイトを育てる」という視点でぜひWeb活用と向き合っていただければと思います。そのためには「継続」が一番有効です。ユーザー理解につなばる学びと発見が日々ありますから。そこで得た顧客理解は御社の財産になるはずです。本当に。

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