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Webコンテンツを書くのが苦手な人は「誰かに向けて手紙を書く」を意識してみるのがお薦めです。

Webコンテンツを書くのが苦手な人は「誰かに向けて手紙を書く」を意識してみると分かりやすい文章になります。



たとえば製造業コンテンツの場合

  • 専門用語を調べている社会人2年目ルーキー

  • 現場で製造しているベテランの方

  • 不良率を改善したい品質管理者

  • 生産性を向上したい工場長や経営層


まずは手紙形式で書いてみる

対象を決めたら、まずは手紙形式で書いてみてください。
言い回しや文体は気にしない。伝える対象を思い描いて、語りかけるように書いてみてください。対象者の知識レベルや経験値を思い描けば「省略できること」が何となくイメージできる筈です。「読み手に合わせて適切に省略する」それが分かりやい文章のコツです。


書き終わってからビジネス用に書き換える

書き終わってから言い回しや文体をビジネス用に書き換えてください。そこで変に装飾語を入れたり説明を追加したりしないこと。もう必要な文章はできています。
読み手は「知りたいことが知りたい」ので、余計な装飾や説明はノイズです。ビジネス風なテキストは邪魔なくらいです。微調整くらいでOK。


完全な文章なんて存在しない

やるべきことはそんなに難しくないのになぜ書けない人が多いのか。ふだん書かない人ほど「この記事で全ての事実を・全ての人に・全方位的に正しく伝えなければ」という呪いにかかっています。そんなの無理です。村上春樹もデビュー作の『風の歌を聴け』でいっています。

「完璧な文章などといったものは存在しない、完璧な絶望が存在しないようにね」

『風の歌を聴け』村上春樹


1つの記事で伝えられることは1つだけです。届けられる対象者も1人だけです。できない幻想に囚われるのはやめましょう。あの村上春樹も言っているんだから。「内容はほぼ同じだけど対象者は3種類ある」ということでしたら3記事書きましょう。横着しない。

伝わらない文章は「読み手に合わせて適切に省略する」ができていないからです。その理由は対象者を明確にイメージできていないから。解決策としては手紙形式が最適です。手紙こそが「誰かに向けた文章」ですから。お試しください。


関連note 1

同僚の佐藤さんがとても分かりやすいnoteを書いていました。

企業のブログ担当者のほとんどは、プロのライター経験者ではありません。
良い情報を、読みやすい形で届けたい、という気持ちはとても大切です。ですが、そこに縛られすぎると、書くことが大変になってしまったり、いつまでも満足できずに公開できない、という事態に陥りがちです。
世の中に溢れている、プロのような記事を目指すことは、一旦はもっと先の目標にしておいて、まずは完成度はほどほどに、定期的に公開できることを目指すと良いと思います。

本当にその通りだと思います。ぜひご覧ください。


関連note 2

地方BtoBのWeb活用では、ほとんどの企業が「コンテンツが書けない問題」に行く手を阻まれます。

  • 書き手がいない

  • 書く文化がない

  • 社内評価がない

上記3点がほぼ要因です。noteにまとめていますのでご覧ください。

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