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「顧客の表記ルールとSEO的見地のすり合わせ」が大切。

キーワード競合性が「中」とそこそこ競合が強い「◯◯」のキーワードで顧客Webサイトが検索3位になりました。公開半年でこの結果は成果として評価してもよいと思っています。

戦略策定の段階で「◯◯」をターゲットキーワードとして定め、コンテンツ設計をし、Web制作と並行しながら顧客側のコンテンツ制作チームの立ち上げ支援をしました。「ピラー&クラスターコンテンツによるSEO対策」を基本指針に、そのための枠組みをWeb側と顧客リソース側で整えるイメージです。

サイト公開時は「◯◯について」のピラーページ3000字と、クラスターコンテンツ約20記事でリリースしました。

この案件では「クラスターコンテンツは全て顧客に書いてもらう」というテーマで進めましたので、公開時に20記事は個人的には及第点かなと思っています。当初は顧客執筆によるクラスターコンテンツ30記事を目標にしていたので、個人的には100点満点まではいかず、そこは今後の課題として残りました。


反省点と新たな知見

注意点として、「◯◯」は検索3位ですが、語尾を伸ばした「◯◯ー」は検索13位の状況です。 分かりづらいので、以降は「メモリ」「メモリー」と置き換えます。

顧客企業様の表記ルールが語尾を伸ばさない「メモリ」であるため、意図的に「メモリ」表記で統一したのでそれ自体は問題ないのですが、ユーザー的に日常ワードである「メモリー」では結果が出づらい結果になってしまいました。

「メモリー」のワードに「メモリ」が含まれるので、希望的観測としてそこまで差は出ないと思っていなかったのですが、Googleとしては別物として捉えているようです。反省点でもあり新たな知見となりました。

今後の知見として
・ピラー&クラスターコンテンツによるSEO対策は効果があるので、きちんとやる価値がある
・ターゲットワードは可能な限りユーザー側に寄せるよう、戦略策定時に顧客と協議する必要がある
・顧客側のコンテンツチームの立ち上げ支援能力は今後のWeb制作会社にとってかなり重要となる


まとめ

とても当たり前の指標になってしまいますが、コンテンツ設計でターゲットワードを検討する際は、「顧客の表記ルールとSEO的見地のすり合わせ」をWebディレクターは意識した方が良さそうです。当然じゃんと突っ込まれそうですが。見逃さないように気をつけた方がいいなあ…と今回改めて思いました。

ピラーページ、クラスターコンテンツは #トピッククラスターモデル と呼ばれるサイト構造の考え方です。 @seootakuさんの記事がとても分かりやすくまとまっているので興味のある方はご覧ください。

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