うつ病。「母の日がしんどい」あなたへ伝えたい、たった1つのこと。
あなたは、あなたの人生を生きていい。
どーも、うつぬけマンです。
▪️「はじめまして」のあなたへ
昨年、私はうつ状態でした。
きっかけは母の介護。
もともと心臓が悪かった母は、何度も入院を繰り返していた。
退院してくるたびに体が小さくなり、みるみる弱っていった。
同時に、いつもと違う母になっていった。
ほかにも、急に怒りだしたり、「財布の中のお金がない」と言うようになった。
88歳になった母と今までのように一緒に暮らすのは難しい、と私たち夫婦は考えた。
ケアマネさんに相談した結果、やむを得ず老人ホームに入ってもらうことに。
最後に我が家の玄関を母と出るときの、やりきれない気持ちは今も忘れない。
老人ホームに入った母のお見舞いへ行く度に「早く死にたい」という話を聞かされた。
ただでさえ、“母を施設に入れてしまった”という罪悪感でいっぱいなのに、「死にたい」と言われると私まで死にたくなる。
父が亡くなったとき、私はうつ病真っ只中で何もしてあげられなかった。
「せめて母だけは…」という思いがあり、できることなら最後まで一緒に暮らしたかったのだ。
誤嚥性肺炎になった母は食事ができなくなり、脳梗塞の後遺症で会話も、ままらならなくなった。
「死」へ向かう母との時間を余儀なくされるなか、迎えた母の日。
夫婦で選んだカーネーションの切花を母の枕元にそっと置いた。
「明日は母の日だから、これプレゼントね。」
母は顔を横にして穏やかな表情でコックリとうなずいた。
穏やかな母の顔をみるのは久しぶりだった。
それから10日後、私たち夫婦に見守られながら母は静かに息をひきとった…
私と同じように、親のことで苦しんでいる人は多いと思う。
そんなあなたへ伝えたい、たった1つのこと。
あなたは、あなたの人生を生きていい。
たとえ親子だろうと、あなたと、お母さんは同じ人間ではないから。
なので親と同じ価値観で生きようとしなくてもいい。
あなたは、“あなたの幸せ”を求めてもいいんです。
「親が苦しんでいる、だから私も苦しまなきゃ」なんて考えなくていい。
あなたは、あなたの人生を生きていいんです。
明日は母の日。
どうか、このことを忘れないでくださいね。
最後に。
お母さん、うんでくれて、ありがとう。
天国で見守っていてね。
今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。
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うつぬけマン
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