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おもちゃの片づけを習慣化したい!今からでもできること 後編

こちらは後編です。
ぜひ前編からご覧ください。

さぁ収納しよう


おもちゃの整理が終わったら、
つぎに収納を考えます。

片づけをしよう!と思ったときに、
とりあえず先に
収納用品を選んでしまう方
収納用品を買うのは最後ですよ。

まずは、おもちゃを置く場所。
たいていのお宅は
リビングやリビング続きの
キッズスペースなのでは
ないでしょうか?それでOKです。

リビング続きの和室におもちゃ棚をおいていた時期もありました。模様替え大好き!

離れた場所に置くと、
大人も同じことが言えますが、
どうしてもあと片づけが
面倒になってしまいます。

収納する場所と
使う場所を
なるべく近づけることを
意識してみてください。

我が家ではおもちゃのみならず、
大人が使うモノもなるべく
収納する場所と使う場所が5歩以内
なるように意識しています。

収納のポイント①

定位置を決める

まずは、定位置を決める。
子どもの目線より下の高さが、
子どもが取り出しやすい高さです。

重たいものなどは
一番下の位置に
収納するといいでしょう。

子どもには、
おもちゃのお家を決めてあげようと、
一緒に考えても
いいかもしれません。

年齢にもよりますが、
大人だけで決めてしまうより、
子どもも巻き込んで
場所を決めると、
子どもにとっても
自分事になりますし、
把握もしやすいです。

定位置を決める
メリットとしては、
片づけが毎回同じことの
繰り返しになるので、
頭で考えなくても
手が動くようになることです。

おもちゃを増やしたいときも
どこを定位置にするか考えてから、
おもちゃを買うように 
するといいでしょう。

毎日遊ぶ積み木の定位置はソファの下。箱は重たいので、そのまま引きずって。リビングにはコルクマットを敷いて。積み木は「小さな大工さん」のもの。

収納のポイント②
ワンアクションでとれる

扉をあけたり、
ふたを閉めたり、
引き出しをあけたり…

正直子どもには
ハードルが高いです。

子どもには
目に見えているものが
すべて!だと思ってください。

なるべく棚に置くだけ、
ボックスに投げ入れるだけの
簡単な収納
がおすすめです。

1年前くらいのおもちゃ棚はこんな感じ。ボックスにはレゴ・おままごとセットなど

この収納のメリットは、
自分で出し入れしやすい=
主体的に遊ぶことに
つながりやすいこと
です。

そして自分のことは自分でするという
自主性も促せます。

公園に行くと
自分が遊びたい遊具が並んでいて、
自分で選んで遊びますよね?
それと同じ環境を家の中に作っておくのです。

これがいちいち大人に
頼まないと届かない場所だったり、
部屋がすっきりしないからといって
押し入れやクローゼットに
隠されていると、
さぁ遊ぼう!と思ったときに
すぐに自分のしたい遊びが
できないのです。

自分で選ぶことがしやすい環境
大人が整えてあげることを 
意識するといいかと思います。

収納のポイント③
細かいおもちゃはざっくり仕分ける

細かくてそのまま置くことの 
できないおもちゃ 
(我が家だったら、 
レゴ、おままごとの具材など)は、 
蓋なしのボックスに収納します。

ざっくり、
細かく分けすぎないのが
ポイント
です。

同じボックスを並べるのであれば、 
3つまでが選択しやすいです。
それ以上並べる場合は、
ラベリングをしてあげるのを
おすすめします。

ボックスを並べるときは、上の隙間をある程度確保して。
この隙間から何が入っているかわかるし、出し入れもしやすい。
目線の段だと上から中身がわかりにくいのでなるべく子どもの目線より下段に収納するのがおすすめです。

インテリアになじませたいなら、
シンプルな色のボックスを
選ぶといいでしょう。

おもちゃがカラフルなので、
中が透けないもののほうが
すっきりと見せてくれます。

あとはかごや木箱などの
天然素材のモノも
インテリアになじみやすいです。

上から見るとかなりカラフル。

そして、
持ち手の穴が開いている
ボックスだと
子どもが自分で
運びやすいと思います。

外側についてるものでも
いいのですが、
収納の時に邪魔になるので、
なるべく穴あきのものが
いいかもしれません。
好みですが。

どんな収納家具を選ぶ?

収納の最後になりましたが、
棚はおもちゃ専用のモノ
(検索するとすぐ出てくるイ○アのとか)
ではなく、
フレキシブルに使える
ロの字型のオープンボックスが
おすすめです。
最初から棚板が入って2
段になっているのもお
すすめです。

おもちゃ専用でない
シンプルな形は、
おもちゃ棚として
利用しなくなった後も、
ほかの用途にも使いやすいからです。

ちなみに実際
我が家で使っている棚は
ニトリで買ったものですが、
子どもが生まれる前は 
テレビ台として利用していました。  

おもちゃを収納するなんで、
買ったときは考えてもいませんでした。

ニトリの棚と木工作家さんにつくってもらったおままごとキッチン。


もしおもちゃ棚として
自分が今買うなら…
既製品ならourhomeさんのオープンボックス。

それか、木工作家さんにオーダーするかなぁ〜

インテリアの観点
見た目問題

子どもが自分で
出し入れしやすいを優先すると、
どうしてもリビングの見た目が
気になります。

我が家では視線を操って、
おもちゃ棚の正面が 
なるべく気にならない場所に
置いています。


実は、ごちゃごちゃが
気になるのって
大人だけだったりします。
(家族の中で私だけって場合もありますね。笑)

なのでリビングの入り口から見て、
パッと目に付く場所を避け、
あなたが長い時間を過ごす場所から
眺めたときに、
なるべく正面と向き合わない場所を
選べばいいのです。

模様替えが趣味なので、
また配置を変えるかもしれませんが、
現在の我が家です。

ダイニングの私の定位置からの眺め。キッチンはこの写真の手前左になります。

我が家の場合、
私自身が一番過ごす場所である
キッチン・ダイニングの
定位置からの景色はこんな感じ。

正面が見えないので、
棚の中のカラフルごちゃごちゃは
あまり気にならないです。

空間に入ると、人は一番遠くを見てその場を判断するといわれています。入口の対角になる場所にフォーカルポイントをもってくるとGOOD!

入り口からはこんな感じ。
おもちゃ棚は死角になっていて、
パッと目に入るのは、
お気に入りのソファーや照明です。

土台が整ったら
あとは毎日元の場所に
戻すだけ


さぁ、整理と収納で土台を整えました。
あとは毎日のお片づけを
習慣化するだけ!なのですが、

片づけを日常に
どう取り入れていくか?
お話ししようと思います。

子どもと一緒に片づけるのは
夜の1回だけ


おうちによって
ルールは違うと思いますが、
我が家は子どもと
一緒にするお片づけは
基本一日1回寝る前のみです。

一番よく遊ぶのは積み木。

朝、幼稚園送迎後に
散らかっているときは、
掃除しやすいよう、
また帰ってきてから
遊びの続きがしやすいように、 
簡単に私が片づけたり
することもあります。

休日などで1日中家にいるときは、
本当にすごいことになりますが
(夏休みの今がまさにそれですね)
あまり気にしていません。
きほん寝る前に
部屋をすっきりとリセットできること

分かっているので。

本当はこうしたいけど

ひとつの遊びが終わったら、
おもちゃを元に戻して、
次の遊びに移る、
これが思い描く
理想の形かもしれませんし、
そのように小さいころから
教えていたら
もしかしたら
できたのかもしれないですが…

お片づけって
本来人間に備わっている能力ではない

思うのです。

使ったら元に戻すという行為は、
人間の進化の過程で、
集団で暮らし、
外との境界として
家を持つようになり
道具を作り……

そんなころから考えれば、
たくさんのモノを
管理するようになったのは
直近100年くらいのことでは
ないでしょうか?

だから、
もともと
備わっているものではなく
後天的に意識して
身に着けていく技術なのだ

思っています。

子どもの発達や育児に関して
共感&尊敬してみますいる友人が、

子どもの遊びというのは、
外遊びや自然物が原型で、
外遊びでは
自然物の定位置
というものは存在せず、
子どもの興味の対象が移れば、
ポイっと手に持った
枝や石や木の実を放り投げて、
次の遊びに移っていく

と言っていたのを聞いて
とても納得しましたし、
その名残なのか?と思うと、
なんだか遊んだ跡が
愛おしくさえ
思えてくることも。笑

まぁ、それでいいか、
幼児期はスローでOKと
おおらかに
思えるようになりました。

とはいえ、家族という集団で
生活しているので
使ったものを
元に戻すということは
お互い気持ちよく
暮らしていくためには
欠かせないもの。


おもちゃの散らかった状態が
日常化してモノがない
すっきりとした状態を
知らないと、
おもちゃが常に
床に落ちているその状態が、
子どもにとっての
当たり前になります。

子どもが小さいときに
意識したいのは、
片づけ終わって
リセットされた部屋を見たときに
「すっきりして気持ちがいいね~」と
声掛けするということです。

こういう状態が
気持ちがいいのだなと
体感してもらえるようにです。
子どもの「当たり前」は
子どもの過ごす環境で
身に付くと思っています。

20時のリビング。おもちゃが元の場所に戻るとこんなにすっきりします。


片づけを習慣化するために一番有効なこと


それは、なるべく早い段階で、
歯磨きやお風呂に入る、
という生活習慣と
同じような位置づけで
片づけを取り入れていくことです。

今から始めるならば、
すでに習慣行動の前後に
片づけをくっつけてしまうのが、
一番効果的。

寝る前の歯磨きの前とか、
お風呂の後とか。

私は息子が1歳過ぎから、
寝る前にはリビングの
おもちゃを片づけることを
習慣に取り入れ、
夜の決まった流れを
なるべく崩さないように
生活してきました。

そのおかげか5歳の息子は、
歯磨き、寝る前のトイレ、と
同じ感覚で
おもちゃのお片づけを
当たり前にやるものだと
思っている感じです。

片づけられないで
寝ることだって、
私だけが片づけて
イライラする日も
もちろんありますが。

そして今
3歳の娘のほうは、
片づけの時間になると、
毎回しれっと先に布団にはいり、
ほぼ参加しません。笑

でも幼稚園では
ちゃんとお片づけを
しているみたいだし、
彼女は彼女で
食器洗いは率先して
やってくれるので(頼んでないけど)
それでいいかなと思っています。

なので結局のところ
子どもの資質によっても
うまくいく方法は
異なるのかもしれませんし、
子どもにお片づけをさせようと
あまりこちらが
願わないことも
大事なのかもしれません。


整理収納で
片づけやすい環境をととのえ、
習慣化するために
毎日取り入れてみるけど、
そこに執着しすぎない。

一時期、私自身も
執着してしまうことがありまし、
なんで片づけてくれないの?と
イライラ当たってしまうことも
ありました。

子育てってほんと
未知との遭遇、
試練、思い通りにはいきませんね。

でも、母一人でも
片づけやすい量&環境に
最初からしておけば、
子どもが片づけなくても
そこまでイライラ
しなくなるかもしれないし
ほかの家族も片づけてくれるかも?
(我が家の場合、
力尽きてそのままで
寝てしまうときは、
たいていその後帰宅し
たパートナーがリセットしています。)

だから、ぜひ、
整理収納の力で
土台を一度しっかりと整えてみて。

応援しています!

最後になりますが

私が一緒に
お手伝いすることもできます

リビング側からみたダイニングの様子。

暮らし土台を整えるパーソナルレッスンをしています。


あなたのおうちのお悩みに
マンツーマンで寄り添います。

子育て中で
なかなかまとまった時間がとれないけど、
自分のペースで家を整えたい方、
一緒に頑張ってみませんか?


マンツーマンなので、
あなたに合わせて、
あなたのペースで家を整えます。
期間中はあなたの
家のことを一緒に考えます。

片づけで暮らしを
変えたいと思っている方、
ぜひお待ちしています。

もしご興味ある方は
ぜひ一度お話しませんか?
公式LINEから「相談希望」と
お気軽にお問い合わせください。

長文になってしまいましたが、
もしここまで
読んでくださった方がいたら、
ありがとうございました。

これを書いている今、
子どもたちと夫は
イオンにお買い物に出かけています。
息子が欲しがっていた
二階建てバスのおもちゃを買いに。

棚にちゃーんと
駐車場を確保していたのが
わが子ながらしっかりしてるな~と
思ってしまいました。

トミカトラックの前がバスの駐車場。


ではまた!



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