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まず何から始める?夏休みに「おもちゃの片づけをしたい」と思ったら 前編

暑い日が続きますね。
築33年2LDK賃貸に
家族4人で暮らしている
整理収納アドバイザーのいなです。

我が家は3歳と5歳の
幼稚園に通う子どもがいますが、
ついに長ーい長ーい夏休みが
始まってしまいました。

おもちゃの
お片づけに
悩んでない
家庭は存在するのか?

まだマシなときですが。普段こんな感じ。


さて、お子さんが
いらっしゃる方なら、
おもちゃの片づけに
悩まれることが
多いのではないでしょうか。

一度は、
いや何度も通る道ですよね。
私も何度も
試行錯誤してきました。
というか現在進行形ですが。

私は整理収納アドバイザーの
資格を取る前に、
整理収納教育士の
資格を取得しました。

子どもが生まれる前、
すこしだけ
家庭科の講師として
働いてたのですが
今って小学校の家庭科で
「おかたづけ」を習うんですよ。

私たちの時代には
習わなかったけれど、
もしかしたら
片づけの重要性が
見直されているのかも?
気づかれ始めたのかも?と
思っています。

今日はそんな視点からも、
おもちゃのお片づけについて
お話してみたいと思います。

片づけるって
どんなこと
でしょうか?


整理収納、
後片づけ、
断捨離、
整理整頓…

これらをまとめて
「お片づけ」と
私自身も使っていますが、
整理収納アドバイザー 
業界的には
ちょっと意味が異なります。

①整理➤要・不要を区別すること
②収納➤使いやすく収めること
③片づけ➤元に戻すこと

実は、暮らしを整えていくうえで
この順番がとても大事なのです。

要不要を判断する
整理をしてから
使いやすいように
モノを収める収納する 

土台の部分が
整っていれば

元に戻すという
毎日の片づけの作業が
ぐんとラクになるんです。

ここを頭に入れて、
さっそくおもちゃを例に
やってみましょう

おもちゃは
全部出して
おかなくてもいい


まずはおもちゃの量を
見直しましょう。
整理ですね。

極端な話、
100個を管理するのと、
10個を管理するのは、
どう考えても
後者を管理する方が
楽ですよね?

おもちゃも数が
限られていれば、
シンプルに考えて
そこまで片づけが
大変にはならないのです。

大人でも管理できない量を
子どもは管理できません。


要る・要らないで、
すぐに分けて手放せたら
それが一番早いのですが、
我が家では
まだ子どもたち自身で
手放すことが難しいので、
おもちゃを
1軍、2軍、3軍に
分ける作業
をしています。

1軍は
子どもがよく
遊んでいるおもちゃ

我が家のリビングの1軍おもちゃ棚(ニトリ)旬のおもちゃが並んでいます。
ここからは見えませんが、ソファ下の積み木も1軍のおもちゃです。

1軍のおもちゃは
子どもがタイムリーに
よく遊んでいるおもちゃ、
もしくは遊んでほしいおもちゃ。

こちらは収納編で
詳しくお伝えしますが、
遊びやすいリビングなどの
棚に置くおもちゃになります。

0~3歳くらいであれば、
親御さんが子どもの様子を
よく観察して
1軍のおもちゃを
選んであげたらいいと思います。

4・5歳くらいで
一緒に選ぶことができそうなら、
ぜひお子さんと
1軍のおもちゃを選んでください。

この時に
今遊びたいおもちゃを選んでね」
「お気に入りベスト5を順に選ぼう」
「今使っているおもちゃは?」
などポジティブな選択肢

選ばせてください。

要らないのどれ?と聞くと
「全部要る」になりがちです。

2軍は
最近出番が少ないおもちゃ

2軍は、最近遊んでいない
おもちゃになります。
こちらはいったん
別の場所で保管します。

我が家は別室のクローゼットへ、
子どもの目につきにくい場所に
保管しています。

子どもに聞かれたら、
お休みさせておく
おもちゃだよと
教えてあげてください。

そして、2軍のおもちゃは
1軍のおもちゃと
たまに入れ替えます。
するとまた
新鮮な気分で
遊ぶことができます。

2軍のおもちゃ。クローゼットを開けると、引き出しに入っています。(無印良品)

3軍は
手放し予定のおもちゃ


3軍は、長いこと2軍にいて
忘れられている
または年齢に合っていなくて
もう使う予定のない
おもちゃになります。

子どもが自分自身で
手放す判断ができるのが
一番いいですが、
我が家はまだそれが難しいので、
見せてしまうと
「これ全部遊ぶ!」に
なってしまいます。

なので、私が頃合いを見計らって、
3軍の手放しボックスに
入れています。

ここはクローゼットの上で
子どもの手が届かない秘密の場所。

子どもがそのおもちゃを
思い出さないようであれば、
半年~1年くらい寝かせてから
手放します。

左側が手放し予定の3軍入れ。(フリマなどに出す服も入っています)右側はこどものおもいでBOX.赤ちゃんの頃の思い出の品(服・おもちゃなど2人分をひとまとめに)

ちなみに、
おまけでもらうような
小さなおもちゃで、
壊れているものや
完全に忘れているものは
しれっとその都度
間引いて捨ててます。

おもちゃって
整理だけでも
かなり大変なんですよね。

なぜかというと
自分のモノではなく、
子どものモノだから
です。

自分のモノであれば、
要らないものは
すぐ手放すことが  
できるのですが、
子どもは
性格にもよると思いますが、
モノを手放すのは
なかなか難しいのです。

だから、そもそもの話に
なっちゃうんですが
我が家ではおもちゃを
家に迎え入れるとき
かなり慎重です。
(また別の機会に話しますね)

自分で
取捨選択をしていくこと


ただ、自分で取捨選択を
していくのは
とても大事なことで、

整理の部分は、
私が片づけのなかで
一番大事だと
思っていることです。

子どもには単に
片づけができる子に
なってほしいのではなく、
自分で取捨選択が
できるように
なってほしいと
思っています。

おもちゃの手放しは
今はまだ難しいですが、
我が家では、
家で作った工作物などが
(一見すると、これは・・・?!
という感じのモノ。
ありますよね?どのお宅にも。
これもなかなか手放せない。笑)

一定量たまったら
箱から全部出して、
要不要の判断をして
いらないものは捨てる
ということを
子どもと一緒に
やっています。

このように
段階を踏んでいくと
いいかもしれません。

日々の生活の中で、
自分の好きな
モノや大事なモノを知る、
モノゴトの
優先順位を
つけることを学べる

実は、整理の段階って
自分の好きなモノや
大事なモノを知ったり
物事の優先順位をつけるのに
とても大事な練習になるんです。

幼いころから
このことを身に着けていくと、

大人になったときに
自分の人生を
取捨選択して
切り拓いていくことが
できるようになるのでは
ないでしょうか?

自分の選択に
自信が持てるように
なるのではないでしょうか?

我が家の一軍の乗り物たち。ボックスいっぱいにあって、まずは全部ひっくり返してから(もちろんそのまま)遊んでいたのですが、車庫を作ってから、お気に入りを選べるように。ほかの車たちは2軍でおやすみ中。息子がたまに入れ替えています。(無印良品のアクリル板)

これはいきなり
できるようになることでは
ありません。
小さな頃から、
繰り返し繰り返しの
積み重ねが  
大切だと思っています。

このことを
知っているか知らないかでも、
子どもの片づけに対する
向き合い方って
だいぶ違ってくると
思っています。

ぜひ頭の片隅に
入れて置いていただけたら。

さてさて次回は、
収納の話に移ります!
後編はこちらから


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