歌の備忘録。2022年2月後半②




 久しぶりにスケジュールのハードなライブの日があった。

その日最後自分のライブでは、疲労感で体の重心や呼吸の数が下がり、気にしすぎる大量の情報を感知する力すら下がり、
ほど良い没入感と冷静さのバランスが保てたように思えた。
焦りと恐怖で一息でいってしまいそうになるところも、さして焦りを感じずにいられた。感情で見つめる余裕を持てた気がする。
ライブ上では、この気にせずにいられる、ある種ふてぶてしい感覚、メンタリティを常に構築し持っておきたいと感じた。
齋藤孝教授がどこかのコラムで綴っていらした『前頭葉にマスク』が思い返される。

感覚を忘れないように今この備忘録に残している。
忘れたくない感覚もどんどん薄れていっていたので、こうすることでまた何か成長に変われば、という願望を込めて。

技量の成長が人より何百倍も遅く劣った自分には、山下達郎さんの仰っていた『パッション』『表現』に何より重きを置きたいと考えている。

自身の技量に納得する事はどのみちこの先訪れないだろうが、感情づくり、
そして聴いてくれる人に対して、どういう思いであれたかを大切に見つめたい。



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