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陰陽五行を日めくりで。

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2018年12月の記事一覧

天中殺は毒にも薬にもなる。

天中殺は毒にも薬にもなる。

2018年12月1日の六十干支は「丁卯」(ひのとう)
春の夜に浮かぶ月の情景です。とても美しい方が多い、と言われています。直観力(霊感ではなく)に優れていて、あれこれと空想したり想像したりするのが大好き。一見ボーっとしているように見えるその時間にエネルギーチャージをしているので、あまり忙しくしすぎないことが大切です。

さて。今日の干支「丁卯」は六十干支の4番目。1番目「甲子」から10番目「癸

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自由がない宿命とは。

自由がない宿命とは。

2018年12月2日の六十干支は「戊辰」(つちのえたつ)
「戊辰」は六十干支の5番目。「戊辰」と35番目の「戊戌」は「参籠の業(さんごのごう)」という「三業干支」で、この業を持つ方は「制約が多くて自由のない生き方になる」と言われています。何だか辛そうな宿命のように感じてしまいますが、実はそうとも限りません。
辞書によると「参籠」とは神社仏閣に引き籠って祈願や修行すること、とあります。つまり、自由を

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「家」を守る。「家」から離れる。

「家」を守る。「家」から離れる。

2018年12月3日の六十干支は「己巳」(つちのとみ)

六十干支6番目の「己巳」と、36番目の「己亥」は「倒柱の業」という「三業干支」です。柱とは大黒柱のことで、一家の大黒柱を倒してしまう業。跡継ぎになるのを避け、早めに養子に出たり、お嫁に行ったりした方が良い、とされています。

繰り返しお話していることではありますが、陰陽五行思想の歴史は古く「家」「家系」に関しての基本的な考え方が、現在と

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「大ごと」になる人。

「大ごと」になる人。

2018年12月4日の六十干支は「庚午」(かのえうま)

何かにつけて波乱万丈でドラマチックになりやすい干支と、比較的平穏な干支、六十干支の中にも様々ありますが、今日の「庚午」日生まれの方は色々と「大ごと」になりやすいタイプです。

「庚」のエネルギーを持つ方は、真面目で一途で一生懸命。初志貫徹の強さを持ちますが、ゆえに、柔軟性のなさという裏面も持つことになります。何事にも正面からぶつかるので

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結婚とお金。

結婚とお金。

2018年12月5日の六十干支は「辛未」(かのとひつじ)

六十干支8番目の「辛未」と、38番目の「辛丑」は、「一人行の業」という「三業干支」です。
「三業干支」とは、前世や先祖のカルマを負っている干支という意味で「一人業行の業」の他、「不族の業」「参籠の業」「倒柱の業」など全部で10種類あります。

さて。
「一人行の業」とは、独身を通すと財運が上がり、結婚すると運気が下がると言われています

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全然信用できなかった占いのこと。

全然信用できなかった占いのこと。

2018年12月6日の六十干支は「壬申」(みずのえさる)

母は大の占い好きで、私は日々当たり前に占いとともにある環境で育ちました。が、一つだけ、長年、どうにも信用できない占いがあったのです。
それが、干支占い。
小・中・高と、クラスには基本的に同じ干支の子と、次の干支の子しかいない訳で。じゃあクラスのほぼみんなが同じ運勢なのかい?そんなハズないでしょ、となりますよね。

六十干支の占いは、生

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ポーカーフェイスと最強守護神。

ポーカーフェイスと最強守護神。

2018年12月7日の六十干支は「癸酉」(みずのととり)

ああ、今日は濃いめのネタが二つあってどちらにするかとても迷うのですが「三業干支」に決めました。
ちなみに迷ったもう一つは「戌戌天中殺」です。そちらは折をみてまたお話しますね。

さて。六十干支10番目の「癸酉」と、60番目の「癸亥」は「倒異の業」という「三業干支」です。
「倒異」の「異」を「異なるもの」とするのか「異性」とするのかは諸

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「枠の外」で生きる人。

「枠の外」で生きる人。

2018年12月8日の六十干支は「甲戌」(きのえいぬ)

六十干支11番目の「甲戌」と、12番目の「乙亥」は、「日座中殺」の干支です。「日座中殺」とは天中殺の一種。「不完全の美」と言われていますが、要するに「普通」にこだわると色々支障がでやすいので、自分らしさを大切に生きることが大切になります。

先日も少しお話しましたが「天中殺」とは悪いことが起きる時期、と勘違いされている方がとても多いので

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満足度の低い人。

満足度の低い人。

2018年12月9日の六十干支は「乙亥」(きのとい)

今日の「乙亥」と、昨日の「甲戌」は「日座中殺」という宿命持つ干支となりますので、引き続きそのお話を致します。

結果や満足感というのは、大切なものですよね。喜びがあったり、その後も動機やモチベーションの元になったりします。ところが「日座中殺」の方は、結果や満足感を得られない干支と言われていて、そのことを「不完全の美」と表現しています。

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天中殺を味方にする方法。

天中殺を味方にする方法。

2018年12月10日の六十干支は「丙子」(ひのえね)

今日の「丙子」は六十干支13番目。「丙子」を含め、10番目の「甲戌」から20番目の「癸未」は「申酉天中殺」を持つ干支となります。

天中殺は基本的に10種類あり、60干支全てがどれかの天中殺を持っていて、12日のうちの2日間、12ヶ月のうちの2カ月、12年のうちの2年間、誰でも「天中殺の時期」が巡ってきます。

繰り返しお伝えし

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モテる人の秘密。

モテる人の秘密。

2018年12月11日の六十干支は「丁丑」(ひのとうし)

「丁丑」は六十干支14番目の干支。、44番目の「丁未」と共に「徳攻の業」という「三業干支」で「人に好かれて一人になれない悩み」を持ちます。老若男女を問わずとにかくモテる。ちょっと羨ましいような気もしますね。

人は見た目が重要とも言いますし、人は見た目じゃないとも言います。果たして正しいのはどちらでしょうか。どちらも一理あるように

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才能やキャラを伸ばす秘訣。

才能やキャラを伸ばす秘訣。

2018年12月12日の六十干支は「戊寅」(つちのえとら)

何度も講座や鑑定ではお話しているので、聞いたことのある方もいらっしゃるかと思うのですが。

自分や家族や、特に子供の才能やキャラを伸ばしたいと思う方に、超!おすすめの方法があります。

それは、最大の欠点に寛大であること。

明るくて物静か、繊細で大胆、って共存しにくいですよね。明るくてお調子者、思慮深いけど声が小さい、細やかだけど傷つ

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「どっちでもいい」人。

「どっちでもいい」人。

2018年12月13日の六十干支は「己卯」(つちのとう)

今日の「己卯」を含め、六十干支のなかで「庚」と「己」それぞれ6ずつ12の干支は、占い的に「頑固」と解釈します。確かに「庚」の方は実際に頑固と言われたことが多々あったりして、心当たりがあると思うのです。ところが、「己」をお持ちの場合は「そんなつもりはない」と反論したくなる方が多いかもしれません。

「庚」と「己」は本質的に「自分の性

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陰陽五行の三大勘違い。

陰陽五行の三大勘違い。

2018年12月14日の六十干支は「庚辰」(かのえたつ)

陰陽五行思想の中には解釈の「三大勘違い」があります。
一つめは「天中殺は怖い」というもの。これは誤解、勘違いですと何度かこちらでもご紹介していますよね。
あと二つは「陰より陽の方がいい」「相剋だと相性が悪い」です。

今日はそのうち「相剋は相性が悪い」の誤解を解いてみようと思います。

陰陽五行の解釈の二本柱となるのは「五行の意味」

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