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子育てにおいて大切なこと

まだまだ現役子育て世代の自身からこんな発言はどうかとも思うけれど。
自分自身のためにも書き記しておこうと思う。
現在10歳、4歳の6歳差の子育て真っ最中。

ちょっとゆっくり目の結婚で高齢出産ギリギリで第一子を出産。
二人目を迷っているうちにあっという間に6年の差が空き、2人目を授かることができた。

1人目の育児中、当初は一人っ子の予定で、
やれ早期教育だ、早期英語だと躍起になっていたことも懐かしい。

結婚前に派遣の仕事から個人事業主へ転職、産休育休も補償がないので、産前は出産の3週間前くらいまで結局働き、産後は2か月で復帰。待機児童全国ワースト2位という地域で民間の託児所やベビーシッターを併用しながら、保育園待ちをして、結局保育園を週2日から3日、民間託児所などを活用して、(食物アレルギーが発覚し預け先が見つからなかった)
4歳の幼稚園入園まで綱渡りをして、めでたく幼稚園に入園した。

幼稚園に入園したら仕事量を増やせるつもりでいたところ、登園拒否がはじまった。

泣いてわめいて行かない。
そのうちに頭が痛いとかおなかが痛いというと休めることに気が付く。

まず幼稚園に行けない。英語教室などの習い事もそれどころではなくなってしまった。
心因的なことから結局体の不調もあらわれる。

子どもをそだてることに自信などなかったが、まったくもって自分のスキルやノウハウがクソほどやくにたたず、
物事がすべてストップして、社会から取り残される感覚を味わった。

自分だけがうまくやれていないのではないか?
子どもが不調なのは私が母親として役目を果たせていないのではないか?

こうしたほうがいいとか、ああしたほうがいいとか、
仕事を辞めてついてあげていたらいいとか、
根拠もエビデンスもないアドバイスばかり降ってくる。

いい母親とは?良いお母さんとは?
調べたり、相談する場所にいけば、なんか違うという違和感ばかりが膨らむ。

結局のところ、
子どもと自分は違う人間だという認識ができるようになった瞬間に、
私の中の 「いいお母さんです」 という看板が崩壊した。

子どもは子どもで一人の人間であり、

私は私である。

いいお母さんというのは誰に対してなのか?
世間や社会に向ける看板はいらないのだ。

昨年遠方に嫁いだ妹に子どもが生まれた。
コロナ流行直前に運よく会いに行くことができ、
産後の様子や、赤ちゃんに会うことができた。
アドバイスなんてできないけれど。

大事なことなので伝えた。 「生きろ」(もののけ姫)と。

子育てで一番大事なことは 死なせないこと。

今日も無事に生きた。

特に食物アレルギーのある上の子は、命の危険と隣り合わせだ。
アレルギーの病院の定期健診で先日10年の記録と向き合った。
先生からも、いろいろあってお母さんも大変でしたね、
と声をかけていただいた。涙が出そうだった。

無事に生きている、それが大事。

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