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損益計算書とは

結論

損益計算書は、会社の一年間の成績表

財務諸表(おさらい)

財務諸表については貸借対照表の記事で述べているが、簡単におさらいすると、

財務諸表には、下記の種類がある。

・損益計算書
・貸借対照表
・キャッシュフロー計算書
・株主資本等変動計算書

財務諸表を作るためには、「何日時点の」数値か定める必要がある。

人間で例えると、毎年「身長」「体重」などを健康診断で測るが、その日がいつ時点の数値か分からなければ、比較できない。

この、財務諸表作成時点の日付を決算日と呼ぶ。

損益計算書の役割

損益計算書に記載される数値は、下記項目のいずれかに分類される。

・収益
・費用

損益計算書の最終ゴールは、利益を計算することだ。
利益は下記の式で計算される。

利益 = 収益 ー 費用

つまり、損益計算書に集約された収益・費用を使えばその会社の一年間の利益、すなわち成績を算出することができる。

今回も実際の損益計算書を見てみよう。

(以下の資料引用元:丸紅2018年度有価証券報告書

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上記の損益計算書で、

売上高・営業外収益→収益
売上原価・販売費及び一般管理費・営業外費用→費用

に該当する。

実は、収益・費用の中にも種類があり、下記のように分類されている。

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また、利益 = 収益 ー 費用 で計算される利益にも種類があり、下記の図のように名前がついている。
(それぞれの利益については後日記事にします)

・売上総利益

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・営業利益


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・経常利益

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・税引前当期純利益

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・税引後当期純利益

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・まとめ

・損益計算書は一年間の会社の成績表
・損益計算書の記載内容は、収益・費用・利益
・収益・費用・利益にはそれぞれ何種類かのジャンルがある


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