愛するということ。
あなたは一人でいます。
でも、一人きりということではないので、
寂しいとか怖いということはありません。
周りは暗くて見えにくいところにあなたはいます。
深呼吸を数回したら、
歩いてみようと思ったので、進むことにします。
すると、
小さな光が見えてきました。
その光のほうへ、歩むことにします。
光はどんどん大きくなり、近づいてきました。
明るく輝くドアがありました。
・それはどんな色合いですか?
・ドアはどんな形でどんな大きさでしたか?
ドアを開けました。
開けると、まばゆい光の中に、
誰かが待っています。
近づいてみると、
あぁ、あの人だ!
「お疲れさま、待ってたよ」と言ってくれました。
・この方は誰ですか?
・あなたにとってどんな方ですか?
手を取って、ハグをしてくれました。
肩をトントン優しくたたいてくれ、
背中をさすってくれました。
椅子に腰かけると、
飲み物を出してくれました。
一口、二口、飲んでみると
スーッと身体に浸透していき、
とても暖かい気持ちになりました。
ふわふわ気持ちよくなりました。
・それはどんな飲み物ですか?
いろんな話をしました。
わたしは言いたいことをすべて言いました。
普段なら、この方にそんなに言えるはずはないのだと
ちょっと不思議な感覚でしたが、
でも、言い過ぎたかなと思うくらい、
わたしは、いろんな話をして、
うんうんと頷いてくれながら、
話を聞いてもらいました。
時間がどのくらい経ったかわからなかったけど、
嫌な顔ひとつせず、話を聞いてくれました。
そして、
最後、わたしに一言、話してくれました。
その言葉をわたしはとても大事に抱えて、
「ありがとう」と告げ、
また再会することを約束しました。
・その方はどんな言葉をくれましたか?
入ってきたドアを閉めて、
わたしは帰りました。
帰り道は薄暗かったけれど、
やはり、怖いことはなくて、
とても楽しい気持ちで、おうちまで帰りました。
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