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IMPUT 《インプット》 団体紹介

こんにちは!

インプロインカレサークル、『IMPUT』のnoteをご覧いただきありがとうございます! 

「一体何をするサークルなの?」「演劇に興味はあるけれどインプロって一体なんなの?」と疑問に思う方も多いのではないかと思います。
今回のnoteでは、私たち『IMPUT』の活動方針や活動内容、結成に至った経緯など、団体概要を中心に紹介していきます。

興味のある項目から読んでいただいて構いません。
ぜひ、このページから、私たち『IMPUT』のことをたくさん知っていただけると幸いです!
(2021年12月5日最終更新)



①IMPUT とは?

『IMPUT』は、東京大学の学生を中心に結成されたインプロ(即興演劇)インカレサークルです。橋本竜一郎と佐竹謙伸が2021年1月に結成しました。団体名の由来はIMProvisation from the University of Tokyo(東京大学からインプロを)の頭文字から来ています。

私たちのミッションは「学生の力でインプロを拡め、演劇をより元気に」。
現在、インプロを中心に活動に取り組む学生によるサークルは殆ど存在しません。学生がインプロと出会う機会は、限りなく閉じられているのです。
通常の演劇サークルと同じように、気軽に大学生がインプロを始められて、そして自分のペースで探求を深めていけるコミュニティがあればいいのに。インプロを始めてから、私たち二人はそんなことを長らく語らってきました。
……ならば、私たちから作ってしまえばよいのでは? 先のことはわからないけど、とにかく作って、これからコミュニティとして形を整えていけばいい! そんな無鉄砲な提案から、私たちは「大学生のための」「インプロを中心に稽古する」サークルを、とにかく立ち上げることにしました。

かくいう私たち二人も、2020年4月にインプロを始めたばかりで、歴でいえば一年にも満たない「初心者」です。しかし、インプロをこれからも続け、さらに面白いインプロバイザーになりたいという強い気持ちは確かです。
私たちは、この気持ちをより多くの大学生と共有したいと強く望みます。インプロ熱を拡め、インプロ界隈をひいては演劇界隈をより活性化していきたいと願っています。

その実現のために、インプロにまつわる様々な稽古・探求活動に真摯に取り組むのが、私たち『IMPUT』です。



②「インプロ」について

◉そもそもインプロって何?
インプロは、improvisatiponの略称です。即興演劇にかぎらず即興の音楽やダンスを表すときにも使われている言葉ですが、インプロ(Impro/Improv)と言うときは主に即興演劇を表しています。im-(…でない)+pro-(前に)+visation(見る)で「先を見ない」。つまり、あらかじめ準備されたものを演じるのではなく、即興で身体を動かしそしてことばを発し、「今ここ」において即座に物語を作っていく営みです。

インプロとは即興演劇のことです。台本も設定も役も決まっていないところから、プレイヤーたちはお互いを受け入れあいインスパイアしあいながらシーンを生み出していきます。
ショーとしてインプロをする時には、お客さんからアイデアをもらうこともあります。例えば「夏休みに行きたい場所は?」と聞いて「ハワイ」という答えがあがったら、「ハワイ」を舞台としたシーンを始める、といった具合です。
現在世界中には大小さまざまなインプロチームがあり、その数は数千に及ぶと思われます。欧米では毎日のようにインプロショーが行われており、ここ日本でも急速にインプロチームやインプロショーの数は増えています。
出典:インプロアカデミー

インプロは、そもそも俳優のトレーニングとして行われていました(演劇に関わったことのある方なら、「エチュード」という形で即興演劇を経験したことがあるかもしれません)。台本による準備された演技ではなく、キャラクターが「今ここ」にいきいきと生きているかのような演技を実現するためです。現在では、演劇といったフレームを超えてその価値が改めて見直されています。

そして今ではインプロは創造性・コミュニケーション・チームビルディングといった観点から教育においても活用されています。アメリカではApple、Pixarといった企業も研修として取り入れています。近年日本においてもその教育的な価値が注目されています。
出典:インプロアカデミー

インプロは、深めれば深めるほど学びの尽きない領域です。私たちもまだ未踏の領域が数えきれないほどあります。海外では、インプロチームにも流派が存在したりと、インプロの全てを知るには一筋縄ではいかない面もあります。

私たち(橋本、佐竹)も仰々しく「インプロサークル」を立ち上げましたが、まだ本当に知らないことだらけです。どうせこれからたくさん勉強していくなら、仲間が多い方がいい。出会いに満ちていた方がいい。そんな思いも、IMPUTを立ち上げた理由の一つです。


どんないいことがあるの?
即興で演技するというのは、いってしまえば大変恐ろしい行為です。

シーンに飛び込んで行った時に、自分の演技が見られ聞かれ評価されるということには、いつまでたっても拭えない恐怖感が伴います。自分が吐く言葉によって、進行しているシーンを台無しにしたらどうしよう。仲間から嫌われたらどうしよう。そんな恐怖が否応なく去来します。

しかしそれらを乗り越えると確実に新しい自分に出会えます。恐怖感にさらされることで、いわば裸の自分に出会えます。「なにもない」状態から苦し紛れに出てきた、「自分だけ」の言葉や身振りと向きあう経験をしているからです。

最初はとても恥ずかしい。けど、そんな自分を晒した時に現れるのは、吹っ切れた爽やかさと、さらけ出した仲間への信頼と、自分に対する自信です。装えない自分でいること、それが認められること、それは果てしない苦しみと快感の反復であり、同時に掛け替えのない自分や他者との「出会い」の場なのです。

装えない自分に出会うことは、自分にとって必要なものを理解し、次に進むための成長の鍵になります。

そしてなにより、自分と同じように装えない他人を見ることは面白い。チャーミングなのです。人間を見る目が、優しく広く思慮深くなります。



③活動について


私たちが強調したいのは、「ショーを前提としない」をモットーに「稽古」に取り組むことです。通常、劇団やチームであれば、上演(ショー)という形で、人前で成果を発表することを前提にして稽古がなされています。目指すべき「ゴール」があって、そこに追随する形で、質を高めていくための「プロセス」をたどる、という基本的な形です。

しかし、私たちは、「稽古場」という場所に、
①人が集まり 
②各人が探求したい課題を持ち 
③その解決に向け、さまざまな実践に取り組み 
④それらを振り返る 
というこれらの「プロセス」自体を、活動の基盤に据えたいと考えています。

実際に集まってオフラインで活動することもあれば、ZOOMを用いてオンラインで活動することもあります。
毎回の稽古では、「ファシリテーター」が一人決められ、「ファシリテーター」の指示に従って、シーン造りやインプロゲームに取り組みます。インプロの実験として、脚本読みや読書会などが催されることもあります。

主に以下のような活動を行なっています。

・様々なインプロ企画
早朝に集まってWhat comes next? と呼ばれるゲームを行う「朝ワッカム」や、「海外のインプロを観る会」など、外部向けにさまざまな稽古、企画を行っています。
回数制限、年齢制限などはもちろんありません!毎度「稽古」の開催前には、Twitterやnoteで活動の予告をしますので、興味のある方は、その都度IMPUTまで申し込みの上、自由にご参加ください。

・WSの共有、勉強会
劇団員が個別に参加したWSの経験や知見を内部で共有できます。メンバーが持ち寄ったワークで内部向けの勉強会や稽古を行うことがあります。

・稽古の主催・ファシリテーション
自分の探求したいテーマを自由に決め、IMPUT内から人を集め、稽古を主催できます。
時間、内容、方法、などを自分で全て決めWSを運営します。 
扱うテーマはインプロや演劇に関わるものであれば、なんでも(読書会、脚本読み)構いません。
 

※過去の活動を劇団ツイッターにてご覧になれます!(@imput2020


⑤劇団員募集!

現在IMPUTは劇団員を募集してします。

どんな方でも加入できます。年中申し込み可能です。演劇経験、インプロ経験などは一切問いません。

・単に「稽古に参加」するだけではなく自ら稽古を運営したい
・「インプロ」や「エチュード」に明確な目的意識を持って取り組みたい
・将来的にインプロチームの一員としてインプロショー(発表会)に出てみたい

などお考えの方は、以下のフォームより申し込みください!!



⑥主宰紹介


◉橋本竜一郎 

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《ひとこと》
演劇が立ち上がる時「演じる人間」「観る人間」の間に生じる乖離、そのうち特に”ことば”のもたらす意味や、ことばと身体の相互作用によるものなどに興味を持っています。インプロを通して、物語のもつ意味、ないし、物語の経験が人を変える面白さを解明したく思っています。
となんだか難しく書いてしまいましたが笑、思うに、インプロは、演劇的実験の道具でもエンターテインメントでも訓練でもありません。もうそれは単純に遊びです! たくさんの遊びを通して、自分にも、自分と一緒に演じる人にも、楽しいをたくさん与えたいと思っています! たくさん遊びましょう!! よろしくお願いします!


◉佐竹謙伸

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《ひとこと》
オールピーポーイズ大歓迎なので、少しでも興味持った人は是非一度稽古場に来ていただきたいです! コールミーボーイズ!アンドガールズ!




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[連絡先]  
Twitter:@imput2020
メールアドレス:imput0101@gmail.com

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