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時間は限られている

スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業式の有名なスピーチで、彼は死が誰にでも訪れること、逃れられないことを述べ、時間は限られていることに目を向けさせる。

だから、誰か他の人の人の人生を生きることで時間を無駄にしないでほしい、と訴える。

「もうすぐ死ぬ」と覚悟することは、他人からの期待や、あらゆる種類のプライドは死の前では意味を無くすので、自分の心のままに行動しよう!と前途洋々な若者を応援する。

この有名なスピーチは、若者だけではなく、時間がより限られてきて死が近付いてきている中年にとっても心に響く。

「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、私は今日予定されていることをしたいと思うだろうか?」と日々自分に問いかけることは、自分の心に忠実に生きていくための重要な習慣になる。

勿論、今日が人生最後である確率は低く、明日以降もあることを前提として行動しないと刹那的過ぎても支障がある。

ただ、いつまでも明日以降のことばかり考え、今日という日を蔑ろにするのは勿体ない。
あくまで生きているのは今日だけなのだから。

だから、今日と明日以降のバランスを考えながらも、今この瞬間を楽しむこと、全力を尽くすことは意識していきたい。

どんなに失敗しようが、いずれ死が訪れれば全てがチャラになるのだから、限られている時間を自分の心になるべく忠実に生きていきたい。

全てを無にしてくれる死の存在は、ある意味救済でもありますよね。
いつか100%死ねることは、大胆なチャレンジも可能にし、ささいな幸せをも大切に感じさせる、素晴らしい未来の出来事でもある。

まだまだ死は訪れて欲しくはないけれど、人生を充実させる警句として毎日意識していきたい。

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