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【びわ湖キャリアチャレンジ2022】DAY5/びわ湖ピッチ 開催レポート

こんにちは、インパクトラボの藤枝です。

2022年8月26日(日)、びわ湖キャリアチャレンジの成果報告会として「びわ湖ピッチ2022」を開催しました!

今回は「びわ湖キャリアチャレンジ2022」のこれまでの歩みを振り返りつつ、「びわ湖ピッチ2022」当日の様子を実施レポートとしてお伝えします。

びわ湖ピッチの当日の模様はアーカイブ映像をご覧ください!

また、2分半に凝縮したショートダイジェストも公開予定です。
ぜひご覧ください!
※動画が完成次第URLを添付いたします。

びわ湖キャリアチャレンジ2022とは

起業家育成プログラム「びわ湖キャリアチャレンジ」は、地域の魅力・問題発見を行いながら、ビジネスプランを作り、ピッチイベントで発表を行うプログラムです。

今年度で3年目となるプログラムで、大学生・社会人による丁寧なフォローアップを受けながら、「起業家の集まるまち守山」を実感し、起業家精神の育成を図り、若い世代の起業家を目指すチャレンジャーを増やすことを目的としています。

さらにチャレンジャーたちがこのプログラムを通して、起業家に必要な資質である「自分が解決したい課題を発見し、その解決方法を検討し、提案、実践する力」を身につけることを目指しています。

プログラムの実施の様子はレポートよりお読みいだだけます。

今年度で3年目となる「びわ湖キャリアチャレンジ2022」は、滋賀県の3校から17名の高校生がチャレンジャー《挑戦者》として参加し、2ヶ月間フィールドワークやインタビューを行いピッチへの準備を進めてきました。

守山市内のコワーキングスペースFuture Lab.を拠点に、企業の方などのサポートを受け3度に渡るワークショップを実施しました。

アイディアのブラッシュアップを図るための中間発表会や、魅力的なスライドを作るためのデザイン講習会はオンラインで行いました。

また、オンラインでのミーティングや事務局との連絡・チーム内のデータ共有をするためにzoomやslackなどのオンラインツールも積極的に活用していました。

びわ湖ピッチ2022とは

「びわ湖キャリアチャレンジ2022」の成果報告会として実施する「びわ湖ピッチ2022」では、ビジネスプランを社会で活躍する起業家・投資家・専門家にショートプレゼンを行います。発表したプランに対してフィードバックを受け、キャリア作りのきっかけとします。

ピッチを行う高校生たちは、地域の魅力・問題発見を行い、ビジネスプランを作り、試行錯誤をしながら、びわ湖ピッチ当日を迎えました。

そんな若きチャレンジャーたちがピッチを行うのは、昨年度同様滋賀県守山市・琵琶湖大橋の畔にある琵琶湖マリオットホテルです。

参加人数の制限を行うなど新型コロナウイルス感染対策に万全を期した上で、ピッチを実施しました。

審査・ピッチルール

ピッチセッションでは、びわ湖キャリアチャレンジに参加した6チームが出場します。各チームは審査され、審査の結果、優れたピッチを行ったと評価されたチームには表彰を行います。

出場チームのピッチは審査員の皆様に審査いただき、優れたピッチを行ったと評価されたチームには「最優秀賞」、および企業協賛により「旭化成賞」「コカ・コーラ賞」「平和堂賞」「村田製作所賞」「ファイナンス優秀賞」の計6つの賞が贈られます。

ピッチの審査は「インパクト」「着眼点」「マネタイズ」「説得力」「表現力」の項目を重視して行われました。

ピッチセッション

びわ湖キャリアチャレンジに参加した高校生6チームは、ブラッシュアップを重ねてきたビジネスプランを5分間でピッチしました。

1チームのピッチが終わるごとに審査員の皆様からの質疑応答の時間を5分間設けました。

■No.1|NeiPia

メンバー:東 紘世・笠浪 佳乃・木村 美琴(立命館守山高等学校)
プラン名:LC for Social ~社会貢献の為の地域コミュニティ~
概  要:学生と大人が繋がりにくい現状で、個別最適自立分散型教育を軸に、地域の高校生・大学生がオンラインで集い社会問題を多様的に解決するプラットフォームを通じて<学生と企業>が社会・地域課題を解決します。

■No.2|dawn

メンバー:久徳 大貴・橋本 将・小松 樹季・深澤 剛大(立命館守山高等学校)
プラン名:産業と自然の持続的な共存を S bottles
概  要:持ち運び、洗い作業などが面倒なマイボトルをいつでも、安全にシェアできるという、全く新しいシェアリングサービスを提供し、環境問題をペッボトルゴミの使用量削減という観点から解決へ導く。

■No.3|link

メンバー:能登 優佳(立命館守山高等学校)
プラン名:LinkBallで気軽に繋がり、気軽に体験の共有を
概  要:コロナ禍で人とのつながりが薄れてきている問題をバスケットボールに興味がある人同士が繋がれるコミュニティアプリ「LinkBall」で解決する。

■No.4|ずんどう屋

メンバー:角江 勇稀・今岡 遥仁(立命館守山高等学校)
プラン名:種類豊富な炭酸サブスクでストレスフリーな人間生活を実現する
概  要:様々なジャンルの仕事が存在する現代の社会で、個人が持つそれぞれ違うストレスを種類豊かな私たちオリジナルのエナジードリンクを含んだ炭酸サブスクをリーズナブルな価格で提供し、飲み物でそのストレスを解消する。

■No.5|FSF

メンバー:柏木 優二・荒島 楓花・冨江 日和・高山 桃(滋賀県立守山高等学校)
プラン名:学生の「学びたい」を引き出し、叶える科学村
概  要:学生には受験のための勉強が求められており、学びたいことを学ぶことが難しくなっている。特に理系学問は敬遠されがちで、理系人口も減少している。この現状を改善するため、体験型学習施設「科学村」を設置する。

■No.6|おひるねし隊

メンバー:田之上 純奈・辻 結梨奈・李 美棋(滋賀県立水口高等学校)
プラン名:『With do』で友達と一緒に勉強を
概  要:コロナ流行により場所が制限され、友人と勉強する場を失った次世代の高校生に向けて、AR学習アプリ『With do』で自宅からでも友人を近くに感じながら学習できる空間を提供する。

6チームのピッチに対しては、審査員・協賛企業の皆様が質疑を行い、社会実装・事業展開を見据えた鋭い質問が飛び交いました。

審査結果・表彰

びわ湖ピッチでは、審査員の皆様による審査を行い、優れたピッチを行ったと評価されたチームには表彰を行いました。

優れたピッチを行ったと評価されたチームには「最優秀賞」、およびびわ湖ピッチ協賛企業企業協賛各社により「旭化成賞」「コカ・コーラ賞」「平和堂賞」「村田製作所賞」「ファイナンス優秀賞」の計6の賞が贈られます。

■旭化成賞

旭化成賞:dawn「産業と自然の持続的な共存を S bottles」
[副賞:旭化成関連製品の詰め合わせセット]

旭化成賞は、守山市に工場を置く旭化成株式会社さまより贈られました。
dawnの提案したサステナブルな社会をつくるための提案や、自分達ができるところから環境問題に取り組む姿勢が評価されました。

■コカ・コーラ賞

コカ・コーラ賞:おひるねし隊「『With do』で友達と一緒に勉強を」
[副賞:コカ・コーラ製品1ケース+目覚まし時計]

コカ・コーラ賞は、守山市に工場を置く日本コカ・コーラ株式会社さまより贈られました。
おひるねし隊が提案したプランの原動力となった「学びたい、みんなと繋がりたい」という熱意からビジネスプランという形にまで作り上げた点が評価されました。

■平和堂賞

コカ・コーラ賞:ずんどう屋「種類豊富な炭酸サブスクでストレスフリーな人間生活を実現する」
[副賞:はとっぴー人形と平和堂E-WA!商品詰め合わせセット]

平和堂賞は、滋賀県内でスーパーマーケットなどを展開する株式会社平和堂さまより、ずんどう屋の「炭酸サブスクでストレスフリーな社会をつくる」という熱意に共感して贈られました。

■村田製作所賞

村田製作所賞:FSF「学生の「学びたい」を引き出し、叶える科学村」
[副賞:電気抗菌繊維PIECLEX使用高機能マスク+味覚等とPIECLEXコラボ製品DoMac組のセット]

村田製作所賞は、滋賀県にも拠点を置く株式会社村田製作所さまより贈られました。
FSFの世界と地域の両方の視点から問題を捉えている点、同社も大切にする科学技術に着目したプランであった点が評価されました。

■ファイナンス優秀賞

ファイナンス優秀賞:FSF「学生の「学びたい」を引き出し、叶える科学村」
[副賞:創業関連図書5冊と図書カード5,000円分]

ファイナンス優秀賞は、事業に取組む方々等を支援する政策金融機関である株式会社日本政策金融公庫さまより贈られました。FSFは村田製作所賞と合わせてW受賞です。
本当にやりたいことや好きなことをプランにしている点や、ニーズの高さが期待できる点が評価されました。

■最優秀賞

最優秀賞:link「LinkBallで気軽に繋がり、気軽に体験の共有を」
[副賞:国内スタートアップ拠点視察]

最優秀賞は、審査員の上原仁氏による審査で、最も優れたピッチを行ったと評価されたチームに守山市より贈られます。
linkが提案したバスケットボールのファン同士が気軽に繋がり、体験を共有できるプランは、「スポーツを軸とした人と人との繋がりをつくる」という現在のスポーツ界でも課題になっていることへの解決の糸口になるプランであり、それをビジネスモデルとして示せている点が評価されました。

総評

審査員を務めた上原仁氏は「3度目の開催となり、どんどんレベルアップしている。今回はどのチームからも情熱を感じられ、WHY YOUの部分が尖っているプランだった。これからプランに対しても、自分自身としてもさらに『ここでなら負けない』という部分を磨き上げてほしい。」とメッセージを送りました。

挨拶

オンラインで参加された宮本和宏 守山市長は「高校生ならではの実体験を通じた提案が多くありよかった。これからプランを突き詰め、具現化に向け取り組んでほしい。今日はあくまでスタートライン。今日をきっかけに、日本を背負っていく気持ちを持ってこれからもチャレンジ精神を持って突き進んでもらいたい。」とエールを送り、締めくくりました。

おわりに

以上、びわ湖キャリアチャレンジ「びわ湖ピッチ2022」の実施レポートをお伝えしました。

改めて、この舞台で素晴らしいピッチを行った6チームの皆様、ありがとうございました!また各賞を受賞したチームの皆様、おめでとうございます。そして、高校生たちの挑戦を見届けていただいたご来場の皆様、ありがとうございました。

今後もびわ湖ピッチに挑んだ高校生たちへの、ご支援・応援をお願いいたします!

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