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【GRIP】第7回くさつラウンドテーブル「市民スポーツ推進の新しい動き」

こんにちは。
滋賀大学大学院データサイエンス研究科の戸簾です。
*立命館大学生命科学部の卒業生です。

私は今年度、琵琶湖を自転車で一周する「ビワイチ」をモデルとして、データを活用したツアーへの応用や観光政策への応用を研究しています。

研究を実施した成果として、noteや論文としてまとめるだけでなく、今回、2024年2月9日(金)に実施された「第7回くさつラウンドテーブル」に参加し、研究結果やプログラム内での活動について共有し、市民の方々からフィードバックをいただきました。

■立命館大学グラスルーツ・イノベーションプログラム【GRIP】
R2030チャレンジ・デザインでは「次世代研究大学の実現」と「イノベーション・創発性人材の育成」を目標に掲げ、研究・教育を通じて社会課題を発見・解決し、社会と共有される知的価値である「社会共生価値」を創造していくことを目指しています。
グラスルーツ・イノベーションとは、社会共生価値の創造に向けてビジョンを共有する内外の関係者が、課題解決を必要とする地域・場所に赴き、その場で知の循環を図りながら研究成果を実装し、システムとして根付かせる「草の根型」の研究・地域連携の実践を意味しています。
本プログラムは、グラスルーツ・イノベーションの理念に共感し、地域の課題解決に取り組む草の根型の研究プロジェクトを支援することを目的としており、人文社会科学や自然科学といった研究分野を問わず、本大学の研究成果を利用した、地域での実証実験や、地域課題の発見・抽出のためのワークショップ・調査等により「総合知・実践知」の蓄積に資する活動を広く支援の対象としております。

出典:https://www.ritsumei.ac.jp/research/activities/activity/grip/

くさつラウンドテーブルとは

草津市まちづくり協働課、くさつラウンドテーブル世話人会が主催し、草津市立市民総合交流センター(通称:キラリエ草津)で開催される「くさつラウンドテーブル」は、参加者が特定のテーマに沿って意見交換をするイベントです。

2月9日(金)に滋賀県草津市で開催された第7回くさつラウンドテーブルでは、「市民スポーツ推進の新しい動き」というテーマで開催されました。

このワークショップでは、弊社代表の上田 隼也がファシリテーターとして登壇しました。

インパクトラボ 上田 隼也がイベント全体を統括

開会にあたり、しがNPOセンターの仲野優子さんより、今回で今年度最後を迎える、くさつラウンドテーブルについての説明をいただきました。

NPO法人 しがNPOセンター 専務理事 仲野 優子さん

続いて、草津市役所 まちづくり協働部の中波 りくさんより、今年度の取組についての成果と、今回のテーマである市民スポーツ推進について、立命館大学と草津市とで、なにか実現可能な事に繋がってほしいとのご意見を頂戴しました。

草津市役所 まちづくり協働部 中波 りくさん

最後に、公益財団法人 草津市コミュニティ事業団の事務局長である織田 泰行ささんより、今回の話題提供をいただく、立命館大学学生部スポーツ強化オフィスの古澤 秀晃さんについて、ご紹介いただきました。

話題の中で、古澤さんとの対話の中で、実際に地域との繋がりが生まれる可能性を感じたとのご意見をいただき、参加者の皆さんの意識の高まりが伝わってきました。

草津コミュニティ事業団 事務局長 織田 泰行さん

話題提供:びわこ・くさつWell-Beingコンソーシアム

話題提供の様子

参加者によるディスカッションに向けて、立命館大学 学生部スポーツ強化オフィスの職員である古澤さんより、立命館大学が主体となって進める地域のWell-being推進を目的としたコンソーシアムを通じた、大学・市民協働型でのスポーツ推進について、話題提供が行われました。

話題提供では、びわこ・くさつ Well-beingコンソーシアムで取り組む、「BKCウェルカムデー」「立命館Well-beingプログラム」「立命館スポーツアカデミー」の3つの主要なプロジェクトについて紹介しました。続いて、これらのプロジェクトを通じて、地域との連携、スポーツ共創活動、学生の取り組みを紹介し、草津市で大学とで協働して実施できることについて、お話頂きました。

https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=3351

ディスカッション&質疑応答

古澤さんに質問する参加者

話題提供を受けたディスカッションでは、「実際に大学でできることを考えたいが何処に問い合わせれば良いのか」「現在実施している事業の一覧をぜひとも知りたい」といった声だけでなく、「学生自身にメリットがあるのか」といったご意見も頂戴し、今後大学が地域とスポーツを通じて繋がる上での期待感だけでなく、地域側が抱く疑問についても意見交換がなされました。

ディスカッションの中で出た質問一覧

ディスカッション②

ディスカッションの様子

後半のグループワークでは、自身のスポーツの取組具合で別れて、それぞれの課題感や取組へのハードル、そして大学と共に行いたい事について、ディスカッションを実施しました。

その中で戸簾が、立命館大学 ・滋賀大学での研究内容に関連して、自身の活動内容や事業実施内容について、グループ内にて共有し、ウェルビーイングな社会の実現について、意見交換を行いました。

それぞれのグループの意見を共有する中で「男子学生がたくさんいるヨガ教室などがあってほしい」「大学アスリートの方々に自身のスポーツのコーチングをしてほしい」といった、積極的なご意見を頂くことができました。

ディスカッション②の結果

グループA(運動を続けたいけど、続けられない)
グループB(運動大好き)
グループC(運動したいけど、する時間が無い)

プログラム成果の取得

また本活動にて、ワークショップ中の参加者の活動状況を計測するため、簡易的な脳波計(EEG)と音声情報を用いた、精神分析も実施することができました。

被験者は私、戸簾です。自分の中で発話に困ったタイミングや、自分が話したい内容にさしかかったタイミングでの、脳波の変化から、ワークショップ時の感情変化などを実際に可視化して、その満足度などを計測することができる事が分かりました。

この検証をもとにして、これからの事業実施にて、定量的な効果検証に繋げて行きたいと考えています。

ElectroEncephaloGraphy(EEG)を用いて、ワークショップの情報の興味関心を計測

最後に

本イベントでは、市民の方々とのウェルビーイングな社会をスポーツで実現するために必要な事について、ディスカッションを行うと共に、ビワイチやスポーツバイクが貢献できる可能性について、事業での研究内容や調査内容を踏まえたディスカッションを実施することができました。

本イベントに関して、立命館大学からも記事が投稿されております。

https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=3556

引き続き様々な調査・研究を実施していきます。
応援よろしくお願いいたします。


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