【SDGs全国フォーラム2022滋賀・びわ湖】学生実行委員会Vol.9 *エクスカーション-長浜編-
こんにちは!
SDGs全国フォーラム2022滋賀・びわ湖学生実行委員の豊田です。
SDGs全国フォーラムでは、学生実行委員会を発足し、エクスカーションとシンポジウムのプログラム企画・運営に関わっています。
エクスカーションチームでは、SDGs全国フォーラムをきっかけに滋賀県に来られた方をはじめ、多くの方に滋賀・琵琶湖の魅力やSDGsのつながりを感じてもらえる、エクスカーションプランを紹介しています。
この記事では、長浜編をお届けします。
長浜市では、黒壁に代表される住民自治による歴史あるまちづくりと、住民主体の心が受け継がれて生まれた新しいコミュニティによる現在のまちづくりを学ぶことができます。本編でご紹介するのは広い長浜市の中の”まちなか”と呼ばれるエリアですが、湖北・長浜の文化として市全域に根付いているお米と発酵に触れて豊かな自然と暮らしを感じることもできます。まちづくり・文化・コミュニティをテーマにした長浜市のコースをご紹介していきます。
まちなかまち歩きでまちづくりの歴史を感じる
長浜まちなかとは、JR長浜駅から2km四方のエリアのことで、黒壁スクエア、北国街道 安藤家、大手門通り商店街をはじめ、レトロな町並みは観光地としても有名です。とてもコンパクトに集まっているので歩いて回ることができます。
まち歩きの際にぜひ参考にしていただきたいのが、「長浜まち歩きマップ」です。これは、まちづくりをキーワードに民間で活動する団体として平成10年に立ち上げられた、NPO法人まちづくり役場が作成されたものです。
NPO法人まちづくり役場の場所は、大手門通り商店街の「土田金物店」という大きな看板が目印の旧商家の建物です。ここは気軽に集える場所として、情報を得られる場所として様々な人が訪れています。
マップを手にして散策する際に、ぜひ訪れていただきたいポイントをいくつかピックアップしてお伝えします。
黒壁ガラス館
民間と長浜市の出資で第三セクター株式会社黒壁を設立し、ガラス産業によるまちづくりが行われてきました。黒壁銀行の愛称で親しまれた古い銀行を改装した「黒壁ガラス館」にはたくさんのガラス製品が展示・販売されています。曳山博物館
長浜のまちなかで毎年開催される「長浜曳山祭」を紹介する博物館で、本物の曳山の展示や曳山を生んだ長浜の歴史や美術を紹介する企画展で、伝統を護り伝えていくことの大切さを伝えています。翼果楼
「焼鯖そうめん」が人気のお店。鯖そうめんは長浜の郷土料理で、手軽に食べる農繁期の定番として、客人をもてなすハレの日のご馳走として、根付いた食文化です。茂美志屋
長浜名物「のっぺいうどん」のお店。自家製のうどんと大きな椎茸に出汁の効いたあんかけが特徴です。
湖のスコーレで発酵の魅力に出会う
湖のスコーレは、2021年12月にオープンした商業文化施設です。施設には、醸造室、チーズ製造室、喫茶室、発酵スタンド、ストア、図書印刷室、体験教室、ギャラリーがあり、「発酵」をキーワードに学んだり体験したりできます。
「スコーレ」とは、ギリシャ語で学校という意味があり、買う人も、売る人も、つくる人も、誰もが小さな学びのきっかけを得られるような場所を目指されています。
喫茶室でランチをしたり、ストアで気になる商品を手に取ったりして、長浜の発酵文化をぜひ感じてください。
湖北の暮らし案内所「どんどん」で湖北をもっと知る
湖北の暮らし案内所「どんどん」は、新しいチャレンジをするまちの人や湖北の暮らしに興味のある人がここに集まるシェアスペースです。まちなかを流れる米川のそばの古民家を改装した建物は、細い路地を進んだ先にあります。目の前に架かる「どんどん橋」が名前の由来となっており、どんどん新しい人に出会う、どんどん新しいことが生まれるといったポジティブな広がりを感じさせます。
湖北の暮らし案内所という名前ではありますが、イメージするような案内所ではないことも特徴です。アイデアを交換したり、相談したり、何か実践したりする中で、湖北で暮らすひとたちに出会い、彼らの生き方・働き方をみることで湖北の暮らしを知ることができる、そんな場所なんです。
水曜日・木曜日以外は水辺の喫茶をされていますので、旅の最後にふらっと立ち寄ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
学生実行委員会のnoteでは、ほかにも、県内の魅力がたくさんつまったエクスカーションプランを公開しています。
また、今後もSDGs全国フォーラム2022 in 滋賀・びわ湖や学生実行委員会の活動について以下のマガジンにて随時お届けしますので、是非チェックしてください!