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全国高校生MY PROJECT AWARD2022滋賀県プレSummit 開催報告

こんにちは。インパクトラボの中西です。
2023年2月4日(日)、オンラインにて「全国高校生 MY PROJECT AWARD2022 滋賀県プレSummit」が開催されました。

インパクトラボからは、3名の学生がファシリテーターとして運営に参加し、高校生のマイプロジェクトの発表からその後のフィードバックや意見交換の場を担いました。

全国高校生MY PROJECT AWARD 2022 滋賀県プレSummit」と題して、滋賀県で地域や社会の課題解決に向けて活動している高校生約18チームによる「活動報告・共有プレゼンテーション」を実施。滋賀県で活動している高校生の活動発表や高校生同士での交流、さらには、サポーターの皆様にコメント・フィードバックをもらう貴重な機会となりました。今回は、オンラインでの実施であるため、初開催となる長崎県と合同開催となった。

【AWARD2022】滋賀県・長崎県プレSummitが開催されました!

当日の様子

集合写真:滋賀県・長崎県合同で開催し、約130名の高校生が参加した

開会式

 開会式では、司会の武田真由子さん(青山学院大学4年)からマイプロ大会や地域サミットについての説明があり、参加した高校生からは「はじめての発表で緊張していますが頑張ります」と意気込みがありました。
アイスブレイクでは、ホームチームに分かれて参加理由や好きなことについて自己紹介しました。最初は緊張している様子でしたが、お互いについて知ることができ、徐々に笑顔が増え、場が綻んでいきました。
最後には、ファシリテーターから「発表と対話から、今までの活動を振り返り、今持っている問いについて考え、次の一歩(未来)を見つけよう!」という目標の共有もあり、発表に向けて気持ちの準備がしっかりできていました。

発表セッション

 改めて、ファシリテーターよりマイプロプレSummitでの発表の趣旨の説明があり、その後サポーターから応援メッセージをいただきました。高校生からの発表感は10分間の発表と5分間サポーターを交えた対話の時間を設け、マイプロジェクトをブラッシュアップしていくための機会となりました。発表されたプロジェクトには、構想している段階であったり、実践している段階であったり、様々なものがありました。ブラッシュアップでは、ファシリテーターやサポーターからそれぞれのプロジェクトに合わせた問いかけやアドバイスがあり、もう一度マイプロジェクトについて見つめ直すことができました。

振り返りワーク

 振り返りワークは発表に引き続き、ホームチームで行いました。対話の時間でもらった、嬉しかった意見、活かしたいと思ったアドバイスや改善点、新しい気づきや発見をグループでまとめて、共有しました。
 グループのメンバーで考えてきたマイプロジェクトについて客観的な意見をもらえたことが大きな刺激になったという感想が多くありました。また、新しい気づきがあっただけではなく、取り組んでいる社会課題に対して抱いていた初心を思い出すことができたという声もありました。

ランダムセッション

 ランダムセッションでは、滋賀県と長崎県の参加者が合同で行い、ランダムに分かれて1日の感想を共有する時間を設けました。違う地域で活動する高校生同士で意見交換できる貴重な機会となりました。
 全体共有では「自分たちのマイプロジェクトをもっと面白くしたい、続けていきたい」という感想がありました。また、活動の感想と今後の意気込みとともに活動を発信しているSNSの宣伝などがありました。

閉会式

 閉会式では、滋賀県と長崎県のファシリテーターから高校生に向けてコメントをいただきました。滋賀県のファシリテーターである藤枝樹亜さんから「プロジェクトを実践し、成功したことも失敗したことも等身大で話している様子が印象的でした。学校の先生ではない大人からアドバイスやコメントをいただけたことでいつもとは違う学びができたと思う」とコメントがありました。全国Summitに向けて、高校生が次の一歩を踏み出せるような1日となりました。

1日を通して(ファシリテーターからの感想)

ファシリテーターを務めた学生3名より、感想や気付き・学びをいただきました。

Aチームファシリテーター:畠 麻理奈 さん (立命館大学国際関係学部2回生)

畠 麻理奈 さん

今回参加していた高校生は、客観的な視点をうまく混ぜてマイプロジェクトを展開できていると感じました。サポーターの方や同じ高校生へどんな工夫をしたらいいのか積極的に質問していて、たくさん新しいことを吸収している様子でした。一方で、活動への不安をこぼす子もいましたが、そうした気持ちも共有できたのは彼らにとって良い機会になったと思います。大学生からプロジェクトを持つ人は多いですが、高校生から社会課題に目を向け活動していることは、高校生自身や社会にとって、本当に意味のあることです。自分が心から興味を持っていることや解決したい社会課題を再度洗い流すことでより良い探求になったり、自分に対する気づきがあったりしたと思います。これからも、高校生であることを最大限に活かしながら活動を続けてほしいです。

Bチームファシリテーター:藤枝 樹亜 さん (立命館大学経営学部2回生)

藤枝 樹亜 さん

チーム・個人によってプロジェクトの規模や進捗はそれぞれでしたが、全員が学び合う姿勢を持って参加していました。興味関心のある事象についてプロジェクトを起こし、仮説を立ててアクションを行い、振り返りを行うというプロセスを踏めている生徒が多かったように思います。サポーターの方や他の生徒からの質問やフィードバックを真剣に受け止め、これからどんなアクションを起こそうかワクワクしている様子が印象的でした。また、個人とチームではプロジェクトを行うのにそれぞれに違った難しさがあるなど、他のプロジェクトとの相違点を知ることで、自分達のプランの魅力を発見することもできていました。たくさんの発見から、これからのマイプロジェクト活動だけでなく、高校生たちの今後の学校生活や進路に活かせる力が得られたのではないかと思いました。

Cチームファシリテーター:戸簾 紗弥香 さん (龍谷大学社会学部4回生)

戸簾 紗弥香 さん

発表を聞いて、課題を解決するべくプロジェクトに真剣に取り組んでいる高校生が多いと感じました。それぞれの高校生が、プロジェクトに対して熱い思いを持っているのが伝わってきたからだと思います。さらに、失敗してもそれをバネに再挑戦したことや、専門知識を持っている方にインタビューを行い学びに繋げたことなど、さまざまなエピソードを聞くことがきました。このような、プロジェクトを実践してきたからこそできる話からは、生徒たちがモチベーションを高く持ちながら取り組んできたと想像することができました。発表後の振り返りの時間では、今回のイベントを通して生徒たちの気づきや発見を知ることができ、私自身も多くの学びを得ることができました。

さいごに

 今回は、マイプロアワードの滋賀県Summitの様子に加えて、学生ファシリテーターの感想もお届けしました。
 マイプロジェクトのような課題解決に取り組むために必要な場づくり・コミュニティづくりにおいて、アイデアを出したり、それを元に合意形成をしていくにはファシリテーションスキルが必要です。高校生と同じくマイプロジェクトに取り組んだり、進路に悩んだりしている大学生だからこそ、高校生の等身大の悩みや夢を話せるような場になっていたように感じました。

今回携わった「全国高校生MY PROJECT AWARD2022」については、下記のURLからご覧ください。2023年3月24日-26日には、地域SummitおよびオンラインSummitから招待された48プロジェクトが集い、発表と表彰が行われる「全国Summit」がオンラインで開催予定となっています。

https://myprojects.jp/?id=about

 



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