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チョコレートピエロに戻る

久しぶりの更新。
先日、心躍る、震える、そんな感動に出会ったからだ。

2021年も2月に突入し、百貨店の売り場やコンビニ、スーパーに様々なチョコレートが並び、バレンタインを感じるこの季節。
チョコレートピエロの血が騒ぎ「いいチョコレートないかな」なんて意気揚々と散策している。
年に一度、この時期だけ、僕はチョコレートピエロに戻るのだ。

USHIO CHOCOLATL の姉妹店 foo chocolaters が超ド級の新作を販売開始した。様々な日本の在来種である素材を取り入れたボンボンショコラだ。
ビターチョコベース、ホワイトチョコベースの2セットで展開されていて、各6種類のボンボンが楽しめる。

6種類のボンボンの中に詰まっている素材には寺田本家、ミコト屋、DADA Nuts BUTTER と、錚々たるメンバーが参加し、蜜香屋も種子島の安納芋で、このプロジェクトに参加した。

チョコレートピエロ時代の権力(つまりパワハラ)で「ボンボン出来上がったら取り扱いたい」と声を掛けていたのだが、出来上がったボンボンショコラを食べて、その物語を聞き、商品を手に取り、僕は「取り扱いたくない」と申し出た。

唯一無二、圧倒的な商品だった。

言葉にして伝えることが好きで、比較的その能力に長けていると自負する僕が、どう表現すればいいか分からないほど。
どう表現すれば、この魅力を表現ことが出来るのか苦悩するほど、衝撃を受け圧倒されてしまったのだ。

「僕には売れない」そう思った。

ひねくれて言っているわけではない。
売り子は、その商品の魅力を更にプラスして発信すべきだと思っている。
僕は、僕ですら、foo chocolaters が放つ新作のボンボンショコラの輝きにビビって「(現段階では)取り扱わない」と申し出たのだ。

味はもちろん、コンセプト、パッケージ、そのボンボンショコラを形成する全てが繊細かつ大胆、超越している。

チョコレートやバレンタインに限らずプレゼントが好きな僕は、日常から様々な商品に出会い、魅力を発見しては驚き、喜び、ハッピーな人生を共有したいと楽しんいるわけであるが、他に類を見ない感動を覚え、震えた。

よくぞこの領域まで高めて形にできたもんだ。
尊敬する、誇らしい、僕の自慢だ(僕はなんもしてないけど、いや、応援していたな、うん)。

その新作を引っ提げて東京の催事に向かうスタッフに会った。
その時の彼女らの表情が忘れられない。

「しんどかったー」
と言うものの、その瞳は自信に溢れ輝いていた。

「綺麗になったんじゃない」
「やつれただけかも」
なんて冗談交じりの会話、その、ひとつひとつが生きていて心地よく、愛おしく、元気が出た。

「ディズニーランド行くの楽しみー!」

催事が終わったらTDLに行くらしい。
いくつになってもディズニーランドは最上級のご褒美なんだな。
僕も頑張ろう、そう思った。

僕が売ることはできないが少しでもチカラになれればと思い、このような発信に至った(しかしながら、陳腐な自分の表現に、己の力不足を露呈する結果となってしまったのだが)。

ただただ、素晴らしいボンボンショコラに出会うことができて、幸せだ。

現在はUSHIO CHOCOLATL の店舗、通販サイト、東京のバレンタイン催事で購入可能かと思われる。
つまり直系の販売場所のみ(かな? ウシチョコに問い合わせてみてね)。

https://ushio-choco.com

まだまだ語りつくせないのだが、絶対に買った方がいい。
とにかく、そんなボンボンショコラ。

バレンタインに、こんなチョコを貰える人がいるかと思うと羨ましい。
「僕もチョコ欲しい」って言っているわけじゃないよ、いや、そりゃ欲しいけどさ、そーじゃないいんだよー、そうなんだけど

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