見出し画像

不登校の今昔、義務教育に思うこと

いもあんです。
小・中学校の不登校はいまだ年々増えているようですね。
ただ、昔と今では、状況も随分違うと思います。

でも、はっきりと理由は伝えられないけど
行くのがしんどい… 行ってられないよ…
そんな感じの当事者の気持ちは
変わらないような気がします。

長男がいけなくなったころから約30年

フリースクールが特例として認められるようになり、適応指導教室も子どもたちの悩みに近づきつつあったり、学校の中に別室や校内フリースクールのある所もあるそうです。

それなのに、なぜ減らないのでしょう。

不登校の子どもにとても尽力してくれた先生が
年々、元気がなくなって行く姿を見ることがありました。

「学校」という、ある種特殊な社会の中の
「常識」が、新しい考え方や変化を嫌い
もともとのあるべき姿に戻るよう
大きな負荷をかけているような
そんな気がすることもあったりします。

もちろん、学校によって様々ですし
新しい取り組みをされているところも
たくさんあると思います。

私がどうのこうのいうことではないのですが
私自身も子どものころから
学校ってどうしてこうなんだろう
と思ってきたこともたくさんあるので
書いてみようと思いました。

~ 子どもも一人の人間です ~

 小学校1年生であっても
 一人の人として、その意見は
 尊重されるべきだと思います。
 子どもだから大人の言うとおりにしろ
 というのは横柄ではないでしょうか
 
 授業が始まって
 先生が教科書を開きなさいと言っているのに
 開かなかったとしても
 それが当たり前と思わずに
 なぜ、開かないんだろう
 と、子どもの立場になって
 考えてみてほしいなと思います。

 教科書を忘れてきたとして
 その生徒の家庭は
 両親ともに夜遅くまで働いていて
 家の中も片付いておらず
 見つけることができなかったの
 かもしれません。

 頭ごなしに怒られて
 その子は、素直に今後気をつけようと
 思えるでしょうか?
 怒られないように
 より気を配ろうと思うかもしれません。
 それって、本当に良い教育なのでしょうか。

 同じようなことが繰り返されると
 人の気持ちばかり気にして
 怒られないようにと先読みして
 神経をすり減らしてしまうかもしれません。
 そんな態度が他のお友達を
 いじめっ子にしてしまうかもしれません。
 もしくは、限界がきて大人になってから
 爆発するかもしれません。

 はたして、良い教育に
 なっているのでしょうか。

 すべてに背景があり、そこまで考えて
 教え、育てるには
 一人で何十人もみることはできません。

 しっかりみようとおもえば
 せいぜい10人、副担任と二人で20人

 これからどんどん少子化です。
 丁寧に育てていってほしいなと思います。

~ 先生も生まれたてです ~

 先生になって
 担任を持てば、いきなり一人で
 何もかもしないといけません。
 先輩がゆっくり教えてくれるわけでもなく
 環境によっても差はありますが
 授業中は誰に何を言われるわけでもなく
 好きにできるわけです。

 その方の個性が出ますよね。
 そういう意味でも
 せめてすべてのクラスに副担任をつけ
 教師全員がセルフ・キャリアドックを
 受けられるような仕組みを
 作ってもいいのにと思います。

 先生が、一人で頑張るのではなく
 みんなで協力して
 子どもたちを育てていくんだと

 先生自身が自分を含め
 一人一人を大切にするんだと
 意識を変えていければ
 学校も変わり、不登校も変わっていくのでは
 ないかと思ったりしています。 

辛い環境で頑張っている先生達
いつも本当にありがとうございます。
どうか変わらずに、子ども達と素敵な時間を
紡いでいって下さい。

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?