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「還暦不行届」

安野モヨコ先生のエッセイ、「監督不行届」の続編。20年後版である。
ようやく手に入れた!

本屋から戻り、わーいわーいとページを捲った。
冒頭、アニソンしか聞かない庵野監督がレッチリをお経扱いするトコロでそっと本を閉じた。

ううぅ……オモシロイ!
やはり、仕事から帰って来て、ゆっくり読みたい。
帰ってからのお楽しみがあると、死んでも残業なんかするものかと思う。

しかし何故か、仕事はすればする程増殖する傾向にある。
なんでだろ~なんでだろ。
と、猫好き上司と歌いながらやっつけた。
そのうち、赤と青のお揃いジャージが支給されそうである。
当方は、青がいい。

基本的なテイストは、20年前の「監督不行届」と変わらない。
穏やかにボケをかます監督と、ツッコミながら温かく包み込む安野先生。
お互いを尊重している素敵な関係が、笑いの間から溢れ出ている。

監督のインタビューのページで、
人に強く見せても、弱さを見せても、
叩いていい対象だと思われてしまうものだ(意訳)とあった。
今年一番、刺さった言葉だ。
SNSの怖さを再認識する思いだ。
中くらいに見せるのは、至難の業だ。

次に20年後だと、傘寿不行届?
お二人にはずーっと、素敵な不行届でいて欲しい。



そう言えば、推しは写真集ばかりでエッセイは出版していない(と思う)。
noteの記事をまとめて、自分のイラスト載せて出版してくれないだろうか。

やっぱりね、紙の本が好きなのよ!
で、ある。


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