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スケッチノートに出会い「どうでもいい」を視覚化してみたくなりました

「スケッチノート」にまつわる本、文房具の話、考えたこと、描いてみた結果までを記すnoteです。

決められた枠内にギュギュッと世界が詰まっているようなものが好きです。
ジオラマ、ドールハウス、スノードームなどなど。そこからできればファンシー的な要素を抜いてゴテゴテし過ぎていないものが好み。

世の中の流行から遅れてグラレコを知ったときも、おそらくこのギュギュッと世界が詰まっている感じにやられたのだと思います。

私がグラレコという言葉を持ち出す時、いつもグラレコ的なもの…といつも「的な」という言葉をつけてしまいます。これは、私が好きな「絵と文で表現されている世界」は正式には「グラレコ」ではないよな……と気づいているから。現在進行形で書きながら進めることはなく(だからレコーディングではない)、ファシリテーションの要素はほぼなく、らくがき以上作文未満のコンテンツが好き。あ、でもコンテンツに仕上がってから人と繋がるツールとして使うのは大いにアリだな……なんて欲張りなことは思ってしまいます。

だからたまたまこの本を手にして、ああ私が好きなのは「スケッチノート」だ!と気づいたことが嬉しかったわけです。『たのしいスケッチノート』櫻田潤 著 ビー・エヌ・エヌ新社。

そもそもインフォグラフィックという言葉も初めて知りました……。この本が出されたのが2019年だから随分と乗り遅れておりますが、でもそういう言葉たちに出会えてよかったです。

別にノート術を鍛えたいわけではないんです。これで何かを成し遂げたいわけでもなくて、とるに足らないどうでもいいことをいちいちジオラマ的な何かに作り上げてニヤニヤ笑っていたい……ということをやりたいんですよね。これぞ無駄の極み。強いていうならば、全てを合理的判断で無駄を切り捨てて邁進していくような”何か”に抵抗していたいという思いも若干あります。これを人生のゆるいプロジェクトにしようかな。

そんなことが書いてあるわけじゃないのだけど(むしろ関連性はほぼない)ちょうどこちらの本を読み終わったところで、おそらくちょっとした影響を受けております。

『くらしのアナキズム』松村圭一郎 著 ミシマ社

どうでもいいことを、え?そうだっけ?といちいち考えていたいんでしょうね、権威的なもの・合理的なものに盲目的に従うわけでもなく、だからと言って嫌悪するわけでもなく。暮らしの中でいちいち納得感がほしいわけです。だからnoteも書いてしまうし、スケッチノート!となってしまうわけです。(蛇足ながら……『くらしのなかのアナキズム』を読んでみて、次はオードリー・タンに関連する書籍を読んでみたくなっております。)

さて、気を取り直してスケッチノート的なものに話を戻します。
垂れ流し的に描いている絵日記があります。ゆるく続けてまる3年。

これはこれで気に入っているのだけど……

マルマンのスケッチブック(172mm×250mm)。
画用紙だけあって色鉛筆でも絵の具でも水性ペンでもなんでも描けちゃうところが気に入っています。まさに私にとっては自由帳という感じ。けれど、画材にこだわらず「情報」に特化したコンテンツをつくるなら方眼用紙で鍛えるのもありかなぁと思い始めました。そう、練習を兼ねて絵も描きたいし暮らしのログもつけたいし、場合によっては広報活動も兼ねたいし……なんてちょっと盛り込みすぎなんですよね、こちらのスケッチブック。レイアウトのことは気にせず、思ったことを好きなタイミングで随時書き加えていきます。だから情報の精査は基本的にほぼ行われておりません。
別にノート術を鍛えたいわけではないなんて言いながら、「情報×レイアウト」の技術を磨くことにもやっぱり魅力を感じております。人に伝えるのなら「わかりやすい」「見やすい」はきっと大事。

手帳好きな人が何冊もの手帳を携えているように、アウトプット手段もいろいろあっていいのかもしれません。

文章@note
自由帳@スケッチブック
スケッチノート@方眼ノート

みたいに。

そんなことを考えてワクワクし張り切って方眼ノートを買ってきたのでありました。最初はロルバーン?なんて思っていたのですが、実際に手にしてみると、ロルバーンの良さでもあるはずの黄いろっぽい紙があまり好みではありませんでした。
MDなどとも見比べ子ども用の方眼ノートなども候補に入れたものの最終的には「紳士なノート」に落ち着きました。

5mm方眼。開いた時にストレスを感じない作り、万年筆などでもスルスル書けそうな紙質。で、ちゃっかり下敷きも買い足します。共栄プラスチックA5サイズのライティングマット「kiwami」。

道具が揃ったところでいざ実践!となるわけですが、これが難しいんですよね……。例えば先ほどの垂れ流し絵日記から「我が家の5歳さん」というテーマを切り出すとして、描きたい要素をまずはピックアップ。その後精査して並べ替えて……と始めるととてつもなく時間がかかってしまいます。

本当は「我が家の5歳さん」のスケッチノートを仕上げてこのnoteを締めたかったのですが仕上げられず今に至ります。「我が家の5歳さん」は練習テーマとして書いてみているのですが、それよりもとりあえずnoteを仕上げてしまおう……と思った結果。1つ前のnoteの「スケッチノート」の使い回しでお茶を濁すことにします。

スケッチノートとして情報を精査し配置しイラストを描くのにはやっぱり練習が必要なこともわかりました。まだまだ時間がかかります。こちらもゆるく練習を開始して、「とるに足らないどうでもいいことをいちいちジオラマ的な何かに作り上げてニヤニヤ笑っていたい」人生のプロジェクトの1つに組み込みたいと思います。

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お読みいただきありがとうございます。このnoteはアラフォー農業専従者・2児の子育て中の私、imoえんぴつが農業以外で自分の看板を立てようとして始めました。ですが最近のnoteは日々の暮らしの中で「考えてしまったこと」が中心になっています。イラストは時々描いています。複業のこと、デザインの勉強は歩みはのろくとも続けてはいるんですけどね……。

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