見出し画像

【文具エッセイ】「マイルドライナーのもと」は沼の入り口

マイルドライナーのもと。
文具好きの人にはピンとくるはず、今年の5月に発売された噂のインク。今これにやられています。沼!沼!!沼!!!という感じ。どうして沼化するのか?という考察のため、出会い〜購入までのnoteです。沼ゆえに、また複数の記事を書いてしまう気がします……。

「マイルドライナーのもと」はマイルドライナー(ブラッシュ)という水性ペンにつけて楽しむインクのことで、グラデーションカラーを簡単に楽しめるところが最大の魅力。使い方などなどは専用サイトにあります。(このサイトデザイン好き)

購入まで


何気なく文具屋さんでリーフレットをみつけたのが春の発売前。

販売前からリーフレットまで大事に保管していたのだ……

発売されるな〜でも私がよく行く町の文具屋さんでは売っていないだろうな……なんて思いつつ、万が一売られていたとしても、インクなんて生活必需品ではないから買うべきではない!と自分に喝を入れつつ、だから迂闊に出会わないようにしよう……と思いつつ、発売日が過ぎていったのでありました。

そんな夏のある日。よく行く町の文具屋さんで出会ってしまいます。
しかもコンプリートセット。そして町では需要が少なめなのか?20%OFF
!!

ここからしばらく悩みに悩みます。ネットリサーチをかけ、どういう楽しみ方があるか実例を眺め、身に余る買い物ではないのか自問自答をくり返し、寝る前にもう一度考え……

そもそもインクとかガラスペンって必需品ではないから、存在自体が正気の沙汰ではないと思うんです。そんな立ち位置自体がそもそも沼の入り口。

まぁ買ってしまったんですけどね。決め手は、コンプリートセット(箱に入っている全9色セット)は数量限定であること、いずれズルズル買い揃えるであろうことを考えると、20%OFFはなかなかひきがあること、一般的な万年筆用インクに比べたら安価と言えば安価、その他自分への言い訳をてんこ盛り。買ってしまったからには使い倒そうと息巻いている自分がここに。

使い倒すためのアイディアは用意されている


インクを消費するために用意された「ぬりたくり絵」なる品が存在します。
これは、

絵を描こう! → インクを選ぼう 
というベクトルではなく、
インクがある → インクを使おう、絵にしよう

という逆のベクトルで存在する品。
一般的なベクトルって必要性が生じてからモノ探し……というのが多い気がするのですが。最近の文具の世界ってすごいな……とこういう逆のベクトルを見るたび思います。沼をうまく作り上げるアイディアと品が揃っているとでも言いますか。そこが沼化する要因のような……

買ってしまったマイルドライナーのもとも同じようなベクトルで楽しみ方を考える私がおります。

インクがある→どうしちゃおう。
まずは「色見本つくろう。」です。

まずはマイルドライナーブラッシュ単体の色見本

私はマイルドライナーブラッシュを8本持っています。渋マイルド+使いたい3色をバラで揃えた結果。バラ売りになると特に、私はあまり黄色を手にしないということに気づきます。そして寒色の方が好み。

マイルドライナーブラッシュ単体の色見本。見本モノには単語帳が便利

マイルドライナーブラッシュは全25色。マイルドライナーのもとは全9色。単純な掛け合わせで225パターン(そこから同じ色同士を引く必要はあるけれど)。ブラッシュではなく、マイルドライナーとの掛け合わせだと306種類が楽しめますというのがメーカー公式です。
私が持っているものだけでも72種類弱のグラデーションが楽しめるという計算です。

色見本の作成は奥深い……


手始めにマイルドダークブルーのインクで色見本を作ってみました。

色見本、「初稿」にしときましょうか。

思うようなグラデーションを出すのにもコツがいります。
そしてレイアウトどうしようか、あとあと見返したときにどうやったら魅力的に思えるか、楽しめるかという点にも課題ありです。この辺りを改善しつつ、色見本づくりだけでしばらく楽しめそうです。色見本すら、一発描きじゃないとすると、純粋な趣味として楽しみましょうか。

でも、この楽しさはどこからくるのだろうか……。

この色見本をもう少し素敵なものに仕上げていこうというのも小さな目標にしつつ、沼が深すぎるので今日はこの辺で。。。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?