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社会学|日本における民族や外国人の捉えられ方の変化について

京都芸術大学 通信教育部 社会学のレポートです。自明のことと思われていながら、実際には社会的、歴史的に形成されているような事例について、具体例をひとつ挙げ、そうした考え方や見方を過去と現在で比較し、それらの共通点や相違点がいかに形成されたかを論じるという課題です。日本における民族や外国人の捉えられ方の変化について、歴史的、政治的背景をもとに書きました。(実際の提出物とは違い、スクリーンで読みやすいよう段落ごとに一行空けています)
評価:98点


 2020年、当時財務大臣であった麻生太郎の発言が世間を賑わせた。麻生は前年のラグビー日本代表の活躍に関連して「2000年の長きにわたって、一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝が続いているのはここしかない。いい国なんだなと。これに勝る証明があったら教えてほしい」と発言した。

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